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最強剣士の俺が、異世界で精霊たちと好き勝手する  作者: 止流うず
前章《俺とサラ子さんの幸せな日々》
3/13

四百日目~

 四百二日目

 神聖? よくわからんけどそんな感じの神殿がちょっとだけ賑わいました。

 連れ帰ったあぱらぱーな状態の人は、高位神官だし大丈夫でしょうってことで浄化の魔法で邪っぽい自然じゃない状態をぶっ飛ばしたら高位神官復活しました。血を吐いたけど自分に回復魔法かけてたんで大丈夫でしょう。そんな感じで見てたらすげぇ目で見られた。あと吹っ飛んだときにたゆん、て揺れた。どことは正確には言いませんよ。ええ、賢明な俺ですから。



 四百三日目

 やることやってるとやることなくなるときってない?

 うん。俺はないんだ。やることありすぎとかちょっと俺涙目。

 召喚召喚。

 だって俺以外になぜか精霊さんたちやらせないんです。

 俺、過労死すんじゃね?



 四百四日目

 かゆ……うま……

 ごめん一度やってみたかっただけ。

 今日も召喚召喚。



 四百五日目

 人口比変わらずー。精霊多いよね。あとこっちでも生まれてる人もいるから俺が召喚した以上の人がいるんだ。

 あとメッキガード連日大盛況。

 なんか幼女に勇者系の精霊石集めて来いって言われてリスト渡されたんで風男君に右から左です。



 四百六日目

 双子ちゃんに久しぶりに会う。元気かーって感じでにこにこしとったら魔力注入ねだられたんで魔石と交換で魔石分魔力を注入しましたー。

 いや、手で頭なでまくっただけですよ。



 四百十日目

 今日は王女さんとチェスです。ついでに将棋も作ったんで半日遊びました。

 たまにはこんな日があってもいいでしょって思った。

 でもサラ子さんにバレたからか。午後はちょっと政務と召喚で地獄見た。



 四百二十日目

 改装終了。砦が城にランクアップしました。

 堀とか天守?とか。つか俺、普段は行政府だから使うんだろうかとか思ったら行政府は王城内に移転だそうです。ついでに行政府は公民館扱いになるんだとか。

 つかさ。王権と行政は切り放すんじゃねぇとか思ってたら、俺が存命中は一緒だそうだ。てゆうか、どこの独裁だよって突っ込みたかったけど誰も王権手放すの許してくれなかった。

 ちょっと休みたい。



 四百二十二日目

 流浪の民の中にネームガードしてない精霊さんを拘束してたアホがいたそうな。幸いにも真の名前を吐く前だったそうで、安心安心。

 晒し首にした後。一族根絶やしにしようとしたら当の精霊さんに止められてしまった。

 仕方ないんで妻と子供と祖父母で止めておくことに。

 いや、これでも甘いんですよーって思ってたら国民に怯えられてしまった。

 やりすぎたんだろうか? と、思いつつ、精霊さんに見捨てられたら怖いし。国民に舐められてもいけないんでちゃんと法律読める人を増やすために教育に力を入れることに決める。



 四百三十三日目

 流浪の人とか出ていかなかったっぽい。ちょっと意外だ。これって圧制だよなぁ、とか首傾げてるけど王女様とか騎士君とかは当然だと思ってる様子。精霊さんは、精霊さんですね。誰も雇用契約解除しなかったんで安心安心。あ、サラ子さんとか岩本さんとかの契約もきちんと今年度行なっております。安心です。というか彼らいないとこの国回らないからなぁ。

 厨さん達にお詫びの挨拶と慰謝料(魔石)も渡し終わったんでほっと一息。



 四百三十四日目

 勇者の盾を入手しました。風男君がわざわざ持ってきてくれました。つーか。風男君。いますごく偉いです。この国の貿易関係の総元締めですよ。俺の首キュッて〆られる人のうちの一人です。

 というわけでこれついてる宝石っぽい精霊石で召喚召喚。今回は幼女がサポートです。つかこいつらは人の歴史の精霊なんですっげー若いの。サラ子さんの年齢よりかは歳喰ってるけどね。

 と、いうわけで新たに国民となってくれた幼女と雇用契約交わしました。

 幼女がやっと休めるとか言ってたけど高級取りなんだから働けって思ってる俺は鬼だろうか。いやいや、そういうことーもアルカポネっと。



 四百三十五日目

 ちょっとびっくり。角娘がエリート組である秘書課まで昇進してた。

 まぁ人材少ないから今の所は簡単に昇進できるけどね。厳しくしたはずなんだけどなぁとか思ってたら俺が書いた書類、角娘に手直しされてやんの。ザマァ。

 ちょっと泣いた。



 四百三十六日目

 今日はお祭り。やっと教会の方の人材が揃ったからだってさ。

 でも精霊さんたちもはしゃいでやんの。異教だぜ。こいつらおかしーんでねーのとか思っとったら隣で王女様が、他宗教すら寛容に受け入れられるのは俺の政治の成果ですよーって感慨深い表情で言ってた。

 うむむ。素直に喜んでおくべきなんだろうか。



 四百四十日目

 知識が足りーんってことで今日は読書。

 いや、風男君が珍しいもの(春画)くれたからじゃありませんよ。

 あ、三ページ目でサラ子さんに没収されました。

 風男君は城の天辺につるされたそうな。

 俺? 俺はあれです。いつも以上の地獄だそうで。

 超連続召喚タイムらしいです。

 生きて……生きて明日の朝日を眺められるのだろうかとか思った。



 四百五十日目

 繁殖力の大きい人間が増えるより繁殖力の低い精霊が増える方が早いってちょっとおかしいよね。

 あとうちの国民所得ちょっとおかしいんだ。というか精霊さんたちって欲がないからか。職で得た利益を国に100%還元しちゃうんだよね。で、不満言わないんです。その分給料一杯あげてるけどね。

 いつも黒字な国家です。



 四百五十六日目

 ジークフリート計画らしいです。

 城(洞窟)の拡張工事が終わったあたりから岩本一家の一部以外暇になったんで城の後ろにある山脈を百年単位で改造しちゃおう計画らしいんですわ。あと魔物がいるからゴーレム超配備。

 暇らしいし許可出しとく(出す前に始まってるらしいけど。岩爺さんあたりから……)。あと双子ちゃんとかも仲間増えて暇らしいんでゴーレム工場の増設に許可出しといた。

 暇っていけないよね。あと精霊さん超勤勉。

 ……だから俺が堕落できないんだよ。あと暇なんだったら精霊石の供出をストップして欲しい。すごくして欲しい。

 つーか、この国って魔王が存命してるうちは森が障壁になってるんで存在がバレないんだよね。ある意味国内で完結しかけてるし。貿易はしてるけどそんなに他国の通貨喰わない(通貨の流出?)で貴重品(種とか馬とかそういうの)喰うように注意してるし。

 とりあえずこれ以上、精霊石が出てこないように祈っておく。

 つか、あの書物の著者はうそつきだ。天文学的確立とか、絶対嘘だ。

 どーして毎日三十以上出てくんだよ……。



 四百六十日目

 ジークフリート化の余波(山脈開発)で温泉が出たそうな。というわけで風呂いただいてきます。

 サラ子さんはついてこないでいいんだよ?



 四百六十二日目

 城下町の火と岩の精霊の一部を温泉出たほうに移住。そっちに温泉街を作ってもらう予定。



 四百六十三日目

 温泉の精霊とかいたんだ。

 あ、火と岩と水の混合? よくわからんけどそういう人らしいです。



 四百六十四日目

 どうして、(転移したのは)俺だったのだろうか。

 少しだけ疑問に思ったことを棚上げして政務を行なう。

 女々しくはないよなぁ。

 サラ子さんに久しぶりにご飯つくってもらった。

 ちょっとだけ泣けた。



 四百六十五日目

 そういえば、精霊信仰も神聖教会も大元は一緒らしいから別に異教徒じゃないんだって。アパラパーな高位神官が俺の前でそんなこと言ってた。だから信仰を統合してくれって言ってうるさいんだ。

 仕方ないんで皆で話し合うように指示しといた。今更だけどこの国、国教ないんだよね。ちゃんと法律にも布教とか信仰の自由は認めてるけど政教分離はするって書いてあるし。

 でも国民は精霊信仰とか多いからなぁ。国教化してしまうんだろうか、とか思いつつ相変わらず予算に入ってくる神殿寄付にペケしといた。

 神殿はお家だから造るけど寄付はいらんよなぁってことで。



 四百七十日目

 騎士の子弟だった子の一部がクーデター(と呼ぶにはチンケでお粗末だったが)? 企ててた。 

 とりあえず首斬って並べておきました。

 うーん。やっぱり教育に力を入れておこう(ちゃんとした教師を増やそう)。

 ついでに今日は不貞寝。ちょっとだけ胃が痛いです。

 とか思ってたらサラ子さんに叩き起こされて関係各所に連れて行かれた。



 四百七十一日目

 孔明の授業を見てみる。特に問題はないっぽい。

 ホウ統の演習を見てみる。特に問題はないっぽい。

 あ、人間が増えないのでちょっとだけ幼い奴隷を輸入することにしました。もちろん労働力ではなく国民として。

 ちゃんと道徳から育てればなんとかなるのかもね。



 四百七十二日目

 勇者の兜が届いたので今日も召喚召喚。

 勇者武具って各地にあるらしいんだけど勇者回収してないっぽいね。



 四百七十五日目

 国民が、二千五百人を突破しました。ゴーレム配備数(一体で人間の達人三人分ぐらいの力を持ってるんだって)が二百を突破しました。

 軍の士官三人ほど使えるようになったそうです。

 科挙っぽいのを実施することにしました。



 四百八十日目

 双子ちゃんとマッチョ兄さん(火精霊)とかから報告。車っぽいナニかができたそうです。

 前に俺がゴーレム研究所見学の際に言った発案を形にしたらしい。

 蒸気機関(知性のない低位精霊を機関の一部に用いてる)だけど燃料は魔力で動くんだとか。

 でも特に車って必要じゃないなぁって呟いたら怖い目で見られた。

 仕方ないので温泉街行きのバスを作ってもらうことに。

 あ、電車? の整備計画と信号やらなんやらの計画書を渡されました。

 仕方ないので免許の制度を今のうちに考えておくことに。



 四百八十一日目

 研究所の増設案が出た。

 研究員とか、そろそろ魔術師とか魔法使いが必要だと思われる。ネームガードを全国民(精霊さん)にやり終わったので呼んでもいいかなって思い始めた。

 一応、幼女組に相談に行ったり厨さんとかにも聞いてみることに。



 四百八十五日目

 あれです。風子さんは俺の指示を覚えていたらしく。なんか、また王女様(幼)がうちに来ました。

 精霊王国? あれ、滅んだの?

 勝気な幼女さんです。威厳あるなぁって感心しながら見てたらすごい勢いで噛み付かれた。え? 凌辱? どこのエロゲですか?

 わくわくしたけどサラ子さんが後ろで見たんで自重することに。

 えーっとどうしようか。

 あ、他の王女様たちは年齢高い(精霊を奴隷化するのが当たり前思想が染み付いてた)ので購入は控えたそうですって。あー、ご愁傷様です。



 四百八十六日目

 王女様(幼)と一緒に街を回ることに。建国の理念(そんな偉そうなのないけど適当に俺が思ってること)を説明しながら言う。ゆくゆくは民主主義にして、俺は裏でごろごろしたい。

 あと、あんまり(よこしま)なものは入り込んで欲しくないなぁ、とか思うけどそれは言わないことにした。いや、あんまり考え込んでも無駄だもんねー。

 民に力を持たせてどうするんだとか難しいことを言われた。とりあえず、法律と教育で締め付けますよ、と言っておくことにする。政治家なんてやりたい奴がやればいいんだしねぇ。



 四百八十七日目

 王女様(武)と王女様(幼)話すことに。

 何ができるかって聞いたら魔術師適正があるから魔術師(見習い)としてなら活動できるそうな。

 俺を見極める? とか偉そうなこと言われた。とりあえず研究所に放り込んでおいた。



 四百九十日目

 城壁に不審者がいる、とのことで警備の人と行ってみる。

 かわいそうな胸(貧乳)の背の高い美人さんが行き倒れてた。

 持ち物が怪しい(魔導書・杖とかそういうの)ので回収して牢屋にぶち込んでおく。



 四百九十一日目

 美人さん(貧乳)に凄い勢いで怒鳴られた。なんか、結界? があって転移魔法の途中で引っかかって落ちた? とか怒られた。

 拷問吏兼牢番の火精霊さん(マッチョ)に聞いてみるとなんかそんなのがうちの王国にはできてるっぽい。神殿の配置と厨様達がいるからとか言われてやべー、そういうの考えなきゃいかんのって今更ながらに青くなる。

 結界のおかげで住み心地いいですよーってマッチョ兄さんに言われてとりあえず安心。

 とりあえずこの美人さんはどうしようかって拷問の方針を二人で話してたら、牢の隅でぶるぶる震えてた。

 え、っと、変なこと言ったんかな。



 四百九十二日目

 美人さん(貧乳)はとりあえず放置の方向で政務に励む。

 ほら、俺も考える時間欲しいしね。尋問(拷問じゃないよ)で得られた情報から敵じゃないことだけは理解できました。

 なんでも魔王と戦う勇者の増援に行けって魔導王国に言われてしぶしぶ転移魔法で駆けつける途中だったとか。

 あ、精霊王国滅んだんで人材(ちっちゃい子供・教育前)が流入しています。孔明が大人を増やせって行ってたんで精霊さんに子守を頼むことに。そうだよね。教育なら精霊さんにもできるし。無理に人間を使うことをやめました。



 四百九十三日目

 美人さん(貧乳)は知識量が豊富な様子。

 そういえばこの世界って魔術師を国の重鎮に据えることが多いんだって。王女様(武)が教えてくれました。

 というわけで牢屋から出して、良い部屋と食事を与えて、荷物を返してから勧誘してみます。

 街とか、国とか見たら考えてくれるんだそうで今日は彼女の相手をすることに。


 なぜかサラ子さんが不機嫌だった。



 四百九十四日目

 美人さん(貧乳)を勧誘できました。

 うん。面白そうだってさ。いや好奇心旺盛な方でよかったです。でも何が面白そうなんだろうか。一応、彼女にもうちの根幹であるネームガードをして貰う。いや、精霊さんにちょっかい出しても無駄ですよーって意味で見せ付けておくんだけどね。

 幸い、精霊の使役に特化してる人じゃなかったんでそういう考えはなさそうだったけど、なんか、凄く呆然としてた。

 ちょっとだけ誇らしく思ったけど、幼女の技能だって気づいてからがっくりした。あ、幼女たちも数が増えたんでお互いでネームガードしたっぽいです。



 四百九十五日目

 角少女と将棋を指す。

 負けた。泣けた。

 あとサラ子さんが不機嫌になった。



 四百九十六日目

 王女様(幼)に精霊召喚を見せる。

 王女様(武)と訓練を行なう。

 サラ子さんの機嫌がなぜか悪いままです。



 四百九十七日目

 美人さん(貧乳)が研究所の職員になりました。時々法律とかにも口を出してくれるそうで、大変助かります。

 そんな感じでいろいろ話し込んだ後。久しぶりに風子さんに会いました。

 んで、俺が疲れてるって話したらマッサージしてくれた。御礼に魔力注入をしてあげる。


 サラ子さんが口をきいてくれなくなりました。



 四百九十八日目

 ジークフリート計画が進んでるそうなので岩本さんとこに顔を出す。

 サラ子さんは相変わらず不機嫌です。



 四百九十九日目

 温泉街に行ってみよう、ということだったんだけど悪路でずっこけて膝擦ったら不機嫌なはずのサラ子さんが慌てて治療してくれた。

 やっぱりサラ子さんは優しいなぁとか思って労う意味でも魔力注入したらちゃんと話してくれるようになった。

 悪路万歳



 五百日目

 隣の国が神聖帝国に喧嘩を売ってるらしいです。

 すげぇよお隣、世界宗教の総本山たる神聖帝国相手に互角に戦ってる。

 戦況はお互いの国境付近でずーっとにらみ合いだとか。

 でも時々名前縛りで隣の国の人の一部が離反したりするから神聖帝国有利っぽいね。



 五百十日目

 美人さん(貧乳)が魔術師の勧誘を始めてくれた。

 仕事を通して、人を見る目があって、仕事のできる人ってのはわかったので、野心が低くてなるべく優秀な魔術師をリストアップしてもらった。

 ついでに在野の魔術師勧誘についてきてもらうことに。

 サラ子さんがまた不機嫌になった。なんでさ?



 五百十一日目

 折角だから精霊車で出かけることに。魔術師探索だからサラ子さんはお留守番中です。

 途中で運転代わったら美人さん(貧乳)が走り屋になってしまった。

 吐きそう……。



 五百十二日目

 美人さん(貧乳)に感謝された。

 魔王戦に参加しても使い潰される? 勇者の行動理念が理解できない? 魔導王国での政争に負けた?

 よくわからないけど感謝されたので偉そうに頷いておいた。

 あ、魔術師勧誘中です。美人さん(貧乳)は説得スキルも豊富みたいでした。



 五百十三日目

 魔術師勧誘中

 あと折角なので色町行ってくる。



 五百十六日目

 魔術師勧誘中

 娼館っていいよね。



 五百二十一日目

 とりあえず二十人ばっかし勧誘できたので帰る事に。あ、魔術師の人は風男君が各地に出店してる店で送ってもらうように頼んでおきました。



 五百二十五日目

 吐きかけた。あとちょっと漏らした。

 あと美人さん(貧乳)に色町行ってことがバレて散々からかわれる。

 どうでもいいから運転を……もっと俺に優しくして……。



 五百二十六日目

 教習所(精霊車)を開校。美人さんに早速入学してもらうように頼んできた。

 現在生徒数一名。

 あと、帰って早々、精霊石が大量に執務室に積んであったのでちょっと泣けた。

 厨様一名様召喚できました。



 五百二十七日目

 なぜか帰ってきてからのサラ子さんが機嫌悪かったので今日は一日相手することに。

 でもサラ子さんといると和むよねー。

 ぽろっと言ったら機嫌が直ったのでその後はちょっとだけまったり過ごすことに。



 五百二十八日目

 国で娼館を経営して欲しいと騎士君(精霊信仰ヤダーの子)に言われる。王女様(武)もついてきてたのでちょっと意外。こういうの潔癖だと思ったら必要悪? みたいなことを言われる。

 考えてみるけど、性病とか管理できるって聞いたことがあるので流浪の民の人たちからそういったことを生業としてきた人たちに相談して、個人でやってたことを一括管理することに。

 あんまり拡大してもしょうがないけど人間の人口が増えてきたので必要なのだと割り切る。

 お忍びで行こうと思ってたらサラ子さんに釘を刺されてちょっと泣けた。

 あ、諜報の人を噛ませておきました。



 五百二十九日目

 召喚召喚とかやってたら娼館って聞こえたらしくサラ子さんに誤解された。

 理不尽だ。



 五百三十五日目

 そういえば、魔術師勧誘に自国の騎士崩れを推薦してこなかったんで王女様(幼)に聞いてみると、この国にはいらない人材らしい。なんでー、とか思ったけど王女様(幼)が頑なだったんで聞くのは諦めて、二人でオセロして遊んだ。



 五百三十六日目

 大陸の各地で隣の国に対してテロが起こってるらしい。

 あと、勇者が魔王の側近の暗殺に成功したとか。

 風男君から勇者のブーツが届いたので幼女を召喚しました。



 五百三十七日目

 封名殿以外に幼女組に神殿が欲しいって言われた。美人さん(貧乳)が神官っぽいのやってくれるんだって。

 あー、そういや勇者の仲間予定の人だったもんなー。って思ったんで神殿を建ててあげることに。



 五百三十八日目

 芸術? よくわからんけど、絵とか壷とかは文化だと王女様(幼)に言われる。芸術はよくわからんなぁ。詳しい人が必要らしいのでその辺を王女様組にくわしくピックアップしてもらうことに。



 五百三十九日目

 温泉街が軌道に乗っているらしいのでサラ子さんと行って来る。



 五百四十日目

 今日も……地味に召喚してます。



 五百四十一日目

 角少女がまた昇進したんだって。サラ子さん(秘書筆頭)の補佐だとか。たまに執務室に来るのでいろいろとサポートしてもらった。

 サラ子さん並に気が利いてちょっとびっくりした。



 五百四十二日目

 隣の国。神聖帝国との会戦で負けたんだって。

 ちょっと将来が怖いのでゴーレム一機一機にネームガードをしてもらう。発案したんだけど本当にできるとは思わなくてびっくりした。

 幼女組も熱心に頼んで魔力注入してあげたら働いてくれました。

 つかおまえら結構暇っぽくねって思ったけど俺が毎日召喚して、その度にネームガードしてるからそんなことはないんだって。

 あ、闇精霊の厨様はちゃんと側近っぽい年寄り三人の補助でネームガード終了してます。最後の厨様だからねぇ。労わってやらんと。



 五百四十三日目

 そろそろ王国祭が近いってんで街が楽しげです。

 俺も参加したいなぁってうらやましそうに見てたらサラ子さんがお昼ご飯作ってくれた。

 久しぶりだったんでちょっとだけ和んだ。



 五百四十七日目

 ゴーレムが戦闘したらしい。ちょっとおっきな騒ぎだったんで俺も見に行くことに。

 うわぁ。すばらしいミートペーストと惨状を見てびっくりした。つか人間っぽいわ。

 というわけで現場検証。騎士崩れの夜盗だったっぽい。そも森を越えられたことにびっくりした。

 というわけで辺りを捜索させてみると犯されたり殺されたりした複数の人間を発見。あれ、こいつらも森越えてますよ?

 とりあえずどうしよう。放っておこうとか思ったけど哀れっぽく生き残った子供たちが見てたんでご飯とお金を与えて放逐することにした。



 五百四十八日目

 城門に哀れっぽい子供たちの集団とやつれた女の人たちが来てるらしい。

 うげぇ、とか思ったけど俺善人だから迎え入れることに。

 子供達と女の人に住居を与えて、学校に入れさせました。

 (追記:女の人たちは数ヵ月後になんか死んじゃったぽい。性病? らしいよ。伝染病じゃなくて安心しました。というか、神殿結界あるから伝染病は流行りにくいらしいです。この国)



 五百五十日目

 点滴あったら俺も、なんか頑張って政務してるっぽくね(周りが遠慮して仕事持ってこなくなるんじゃね?)って思ったんで病院を作ろうと決意。

 小規模な薬局はあったんでそれらを統合するように指示出して、医者っぽい人材を探索するように命じる。あ、流浪の人の中に医者みたいな呪術師っぽい人がいたんで纏まって働いてくれるように頼んできた。



 五百五十一日目

 王の座には孤独と毒しかないのだ。ってな感じでたそがれてみるごっこ。いや、欲しけりゃくれてやりますよーって感じでやさぐれっぽく仕事してたらサラ子さんに哀れっぽく見られて、精霊石渡された。

 召喚召喚です。

 あ、厨様召喚できました。



 五百五十二日目

 勇者の鎧が届く。立派だったけど、やる気なさげに召喚召喚。

 あ、あんまりやる気なかったからか幼女にどつかれた。

 召喚には成功したよ?



 五百五十三日目

 明らかにオーバーワーク気味です。というより精霊さんたちが勤勉すぎて俺に仕事が回りまくってしょうがない。

 だから温泉行ってくるって書置きしてまったりしてたら王様専用の温泉館にサラ子さんが書類と精霊石用意して待ってた時はちょっとだけちびった。



 五百五十四日目

 そもそもさ。なんで王国作ろうとしたんだっけとか思った。そういや俺、なんもすることなかったんだよね、って感じて政務に励んでたら落ち込んでる俺を見たサラ子さんが肩もんでくれた。ちょっとだけ和んだ。

 午後の政務に力を入れてみる。



 五百五十五日目

 活気があるなぁって街見てた。

 活気がありすぎて乱闘があったらしいです。ちょっと落ち込んだ。



 五百五十六日目

 発魔所? ができたらしい。

 なにそれって思ってたら美人さん(貧乳)が頑張って説明してくれた。俺、よくわからんからかわいそうな目で貧乳見てたらぶったたかれた。

 えっと、無限回廊? 加速させてエネルギーを抽出? わけわからんけど永久機関が云々とか言われた。とりあえず頭の中でうっそだーって言ってたらまたぶったたかれた。えっと、考え漏れてる?

 逃げ出そうとしたら去り際に人工魔石も開発中だから安心して召喚しろって言われた。

 そうですね。地獄ですね。わかります。



 五百五十七日目

 逃避するように魔物退治に出かけた。

 これでも世界最強の剣士ですよって思って幻獣と戦ったらすっげー苦戦してやんの。え、俺、レベル下がった?

 そりゃ訓練してねーしなー、って感じで死体放置しようと思ったらついてきた騎士の人が精霊石を幻獣解体して取り出してやんの。

 陛下。陛下とか言われて仕方ないんでその場で召喚。


 おじいちゃんを召喚できました。


 あっれー、って思ったら、電気? 雷? よくわからんけどそういう精霊らしいです。とりあえずその場で書類契約しました。

 そういや、幻獣の周りでパチパチ電撃あったから雷の幻獣だったのかもわからんね。



 五百五十八日目

 おじいちゃんがすっげー働いてるらしいです。なんか、(俺の)仕事が増えてるみたいです。

 発魔所を増やしたり、新兵器開発とかが進むらしいです。戦争の予定ないんだから、もっとゆっくりやろうよって思ったけど言ったら白い目で見られるんで黙ってました。



 五百五十九日目

 おじいちゃんが大量に精霊石を持ってくる。

 どっからとってきたのって聞いたらおじいちゃんも厨だったらしくてさ。気合入れれば自分で作れるんだって。

 ナニソレ? おいしいの?

 あと流浪の民(雷のは超少ないんだって)を連れてきたから住居と神殿作れって言われてちょっとへこんだ。順応しすぎじゃね?

 あ、祭りの日程が一日増えました。

 

 誰か……王位簒奪して……


 本気で思った。



 五百六十日目

 祭りまで一週間だって。城の中も盛況です。

 あ、森から魔物が消えたっぽい。たぶん魔王の側近殺した勇者のせいだってさ。

 仕方ないんで小型のゴーレムを大量生産して森の中に放ちまくるんだって。

 とりあえず金も資源もあるんで許可出しておいた。



 五百六十一日目

 今日はサラ子さんと一緒に昼寝した。

 起きたらサラ子さんの顔が目の前にあってびっくりしたけど、いつのまにか膝枕してくれてたっぽい。

 和んだ。



 五百六十二日目

 森に夜盗が拠点を作ってたんだと。

 小型ゴーレム(達人一人分の戦力相当)集団が即行滅ぼしたらしいので捕虜を見てきます。

 あー、捕まってた人たちは犯されたり殺されたり大変ですねー。とか思ってたら夜盗の長って精霊王国の王子だったらしいよ(ミンチになってたけど)。

 場違いにも勇者の篭手と紋章が転がってたので帰ってから召喚召喚しました。

 捕虜? 夜盗の人たちはミンチにして森にばら撒いて。捕まってた人は興味ないんで放逐しました。



 五百六十三日目

 城壁で行き倒れだってさ。誰だーって思って聞いてみたら昨日の人たちでやんの。

 仕方ないんで支度金と住居を用意してから、子供たちは学校に放り込んで、大人(女の人しかいなかった。男? 殺されたか夜盗の下働きになったらしいぜ)は工場(縫製とかの奴。作ったんだ)に送った。



 五百六十四日目

 名医(おファンタジックっぽく神医?)が見つかったらしいので即行勧誘に行ってきます。

 王様が行った方が心象いいっしょ? たぶん。



 五百六十五日目

 勧誘を実行。というより神聖帝国の圏内で活動してたから異教かなんかで迫害(異教徒?)っぽいのされてたからお金あげますよー、うちにきてくださいー、って土下座説得してみた。

 いや、祭に遅れるとサラ子さんが怖いんで。



 五百六十六日目

 国立病院が活動を開始しました。初代院長は神医の人。なんか流浪の人たちの中では有名な人っぽかったんで特に問題はないっぽいです。

 あ、なんか薬の材料とか、ここぞとばかりにいろいろ高価な奴が要求されてて仕事が増えてた。

 あれ? 自業自得?



 五百六十七日目

 王国祭(光)が始まったっぽい。国民の前で挨拶しましたー。あ、あと国民が一万人(精霊比1:2。人も増やしてるけどやっぱり精霊多いね)突破してました。戸籍も管理してますよー。

 城外に街を作る計画もできてるっぽいね。あ、結界増大させてそっちも取り込むとかなんとか。



 五百六十八日目

 王国祭(闇)中です。

 厨様一人しかいないんだよなー。闇は。

 俺ですか? 相も変わらず挨拶の後は政務ですよ。

 王様に休日はないんだろうかって思ったら。サラ子さんが祭りで出てる料理買って来てくれた。

 あ、なんか祭りの催しで作った(闇の精霊全員で作ったらしい)特大の精霊石を貰ったんで夜祭でみんなの前で召喚をすることに。

 光の厨様が悔しげに見てた。

 で、なんか、ダークドラゴンと共に滅ぼされたはずの厨様を召喚できた。

 あれ? 精霊石の生産速度(闇だけ少なかった)増えるんじゃねって思ってがっくりきたけど空気読んで皆と一緒に喜ぶふりしてた。



 五百六十九日目

 王国祭(岩)中です。

 あいもかわらず俺、政務してます。関係各所もちゃんと動いてるっぽいねー。

 俺以外も仕事してるらしいんで少しホッとしてる。

 あ、今日も特大精霊石で召喚やりました。なんかどっと疲れた。あと光の厨様がすごい悔しげだった。来年が怖ひ。



 五百七十日目

 王国祭(風)中です。

 風男君は王国の財布っぽい人だから一際祭りが豪華です。すげぇ楽しそうだったから外に行こうとしたらサラ子さんに笑顔で書類渡された。

 なんか祭りの間は一際厳しいよね。サラ子さん。



 五百七十一日目

 王国祭(水)中です。

 双子ちゃんはなんか最近アイドルっぽくなってる。窓から外見たらくるくる踊って歌ってた。で、みんなワーワーやってんの。王様より人気あるよなぁって思ってあいつらに王様やってもらおうっかってサラ子さんに言ったら凄い勢いで怒られた。

 ちゃんと特大の精霊石で厨様召喚したよ。



 五百七十二日目

 王国祭(木)中です。

 そろそろ外出ても大丈夫かなって思ったけどサラ子さんが許してくれないので今日も政務中です。なんか関係ないのも俺やってね? とか思ったけど書類が増えるだけなんで黙々と仕事中です。

 あ、召喚の時にお祝いのお酒が奉納されたので幹夫君と久しぶりにお酒飲みました。



 五百七十三日目

 王国祭(土)中です。

 岩とどーちがうんだろーって今も思ってますが空気読んでますよー。何も言いませんでした。



 五百七十四日目

 えー、今年初の王国祭(聖)です。

 一応、勇者信仰とかあるっぽいんで王女様(武)(幼)とか参加してますよー。あと美人さん(貧乳)とか。

 で、幼女たちがくるくる回ってなんかしてます。あれって廃棄したはずの勇者武具じゃね? とか思ったら勇者武具になんか付与してたっぽい。

 夜祭りで隠匿してたっぽい勇者のマントを渡された。

 ええ、召喚しましたがなにか?



 五百七十五日目

 王国祭(雷)です。

 あの厨爺が頑張って働いてたのはこれのせいっぽいね。なんか精霊界でも有名っぽいよ。王国祭。

 あと神殿と信者と精霊さんたちが来てから爺働かなくなった。でも精霊石は毎日出してくる。

 くそ、俺もそんな生活してー、とか思いつつ厨様召喚して今日は不貞寝した。

 祭りですか? サラ子さんが書類攻めしてたんで挨拶と召喚以外参加してませんが何か?



 五百七十六日目

 王国祭(火)です。

 今日で最後だなぁとか思いつつ挨拶して執務室言ったらサラ子さんがお疲れ様ですって、外に連れ出してくれた。

 え、参加していいのって涙目で聞いたら祭りの間中、頑張ってたから参加してもいいってさ。

 やっぱサラ子さんやさしいなって二人で祭りに参加しました。え、お忍びじゃなくていいのかって? ほら、うちの国って結構曖昧っぽいし、諜報とかしっかりしてるからまだまだ気軽に外に出れますよー。

 とはいっても国民は畏まるから精霊さんたちとのほうが気軽に交流できます。

 あと「お、やっと顔見せたなー」みたいなことを岩本さんとかに言われたからサラ子さんがどれだけ優しいのかを力説しといた。なんか蜘蛛の巣に囚われた蝶を見るような目で見られたけど、なんでそんな目で見るかわからんからマッチョ祭見て己の無知を誤魔化しといた。

 というか、今年もやるんやね。

 あ、厨様召喚しましたよ。



 五百七十七日目

 後片付けぇー、ってことで書類処理中。あと関係各所も後片付けで機能停止中。



 五百七十八日目

 隣の国が盛り返してます。神聖帝国の主力が罠に嵌められて壊滅したそうです。

 うち? ゴーレム増産してからネームガードしてます。ホウ統が頑張ってるそうで、騎士頭脳と戦士頭脳の人たちに戦略とか戦術とか教え込んでるっぽいです。

 俺? 召喚と書類に格闘中です。というか、精霊さんたちはもっと休んでいいと思う。なんでいつも全力なんだろう。

 あ、発魔所三号が建設されて、人工魔石工場も建設されたって。安心して召喚一杯していいってさ。

 泣いていい?



 五百七十九日目

 温泉行ってきた。ついでに国民の定期健診を義務化させてみた。学舎に医学部を造れってせっつかれたので予算を出しておく。人? 神医が暇じゃないらしいので風男君に人材探索してもらうことに。

 精霊さんに頼もうと思ったけど、怪我は治せても病気は無理なんだってさ。



 五百八十日目

 森で神聖帝国の騎士部隊をゴーレムが殲滅したんだって。一人部隊長が生き残ってたっぽいのでマッチョでドSな火精霊さんと二人で拷問することに。

 えっと? 女騎士? 拷問はいいけど凌辱は駄目? なんでって聞いたけど目を逸らされた。

 よくわからんけどプロの言うことなので言うこと聞きながら情報取得のために頑張ります。

 寸刻みした後治療。寸刻みした後再生治療。寸刻みした後治療。寸刻みした後再生治療。あれぇ吐かないよって二人で首傾げた後に名前で縛られてるんじゃないかと思って美人さん(貧乳)に頼んで解除してもらいました。

 つか、美人さん(貧乳)がすごいヒいてた。心外な。俺はこれでも善人です。国家のために絶賛奉仕中ですよーって言い張っておく。

 あ、名前支配解除したらすごい勢いでいろいろ喋ってくれました。

 なんか、この山脈にすごい精霊の異常が発生したっぽいから探索してこいって命令されたんだって。

 はぁーと全部情報はかせたので女騎士はミンチにして森に捨てておきました。

 今日はちょっと殺伐としたんで毛布に包まって不貞寝しようと思ったらサラ子さんに叩き起こされたんで政務した後、精霊召喚。こき使われてるなぁ、俺。

 つか、結界って外から見ると異常に感じられるっぽいね。とりあえず美人さん(貧乳)に対策を立ててもらうことに。



 五百八十一日目

 城門に攻撃加えてる馬鹿がいたっぽい。魔導王国の魔導騎士団? よくわからないけど口上を全部聞く前にゴーレム部隊が殲滅してしまった。ペーストを見てちょっとだけ哀れに思った。



 五百八十六日目

 風男君から報告あった。魔導王国に王国の存在がバレました。そういや自分の国に名前付けてなかったけどめんどいよ。つか、王国? 大日本? 山脈? どうしよって思ってたらサラ子さんが俺の名前をつけたらどうかって言ってきた。恥ずかしいのでやめです。

 そういやサラ子さんの精霊石は火竜からとったんだなぁ、と急に思い出したので火竜王国になったよって布告しといた。

 王女様(武)(幼)、民の族長とか厨様がなんで、って聞いてきたけど思いつかなかったからっていうわけにもいかんかったんでもごもご言ってたらサラ子さんが自分の媒介が火竜から取れたからってばらしてしまった。

 なぜかみんな納得してた。特に文句も言われなかったんで偉そうな顔してたら王女様(武)にからかわれてしまった。

 でもみんなのモチベーションがなぜかあがったっぽいので良しとしとく。



 五百八十七日目

 ゴーレム増産中。あ、風の精霊さんが手伝ったら航空兵器ができたんだってさ。

 火の下級精霊(思考無し・力の塊?)を使った爆撃ができるんだって。よくわからんので武器の扱いはホウ統に任せるッ!!



 五百九十日目

 風男君から連絡が来たよ。精霊力の集中は国家のパワーバランスを崩すってことで魔導王国と神聖帝国がすごい慌ててるんだとさ。なんか二国が同盟組んでここを攻めるっていうから風男君に二国に出店してる店を畳むように言っておく。あ、ちなみに神聖帝国って風男君の店から最近は小麦を買ってたんだってさ。



 五百九十一日目

 そういや、うちって水と木と土の精霊さんたちが頑張ってるから食料の供給とか特に問題ないんだって。サラ子さんに聞いたらそんなこと言われた。というか知らないのかって怒られた。

 というわけで一年以上前に任せた畑を見に行ったら大農場が出来ててちょっとだけ呆然。というか、俺。気づけよ。って思ったら最近、温泉街と執務室と神殿ぐらいしか行ってないことに気づいてへこんだ。



 五百九十二日目

 画家が見つかったっぽいので勧誘してくるわ。

 建築は岩爺さんとか岩本さんがすごいけど絵画に興味のある人は少ないんだって。

 文化ぁ、文化ぁと叫びながら美人さん(貧乳)に運転してもらって外出してきます。

 暇じゃないって怒られたけど、俺が息抜きしたかったんで縋りついて頼んだら哀れっぽい表情でしょうがないなぁって言われた。

 帰ったらサラ子さんに怒られそうだなァとか思いつつ久しぶりの外出がすげぇ楽しみです。

 美人さん(貧乳)用の精霊車はすげーハイスペックだった。


 神聖魔導連合との戦争? なんかホウ統と王女様(武)があの程度の国相手なら三日で終わるから気にしなくていいって言ってた。



 五百九十四日目

 すげぇ怖かった。

 火の海? 魔導王国方向、空が真っ赤でやんの。

 勧誘した芸術家なんて車の後部座席で狂ったように筆をとってるし。

 うげぇ、とか思ってみてたら美人さん(貧乳)にあんたの国の兵器でしょって突っ込まれた。

 そっかぁ。航空兵器できてるって言ってたよなぁ。

 とりあえず真っ赤な空を見てました。



 五百九十五日目

 魔導王国と神聖帝国の首都が滅んだけど、特に戦後処理なし。歩兵使ってないから占領できてないしね。

 あ、ホウ統が作戦考えた人になんかやれって言ってたから岩爺さんの工房を久しぶりに訪ねて頑丈な宝剣を人数分、経費で買ってくる。

 サラ子さんには無言で書類突きつけられた。

 そんで航空兵器ってやたら低燃費だなぁって思った。戦果の割りに燃料代はゴーレムと同じでやんの。



 五百九十六日目

 風男君達が滅ぶ寸前に魔導王国と神聖帝国に潜入してたらしくて、混乱に乗じて勇者武具とか高レベルの祭器とかぱくってきたんだって。

 え? 何これって聞いたら幼女どもがさっさと召喚しろって言ってきた。

 なんか悲しくなったけど涙を飲んで召喚召喚。


 あ、うちの国民戦争があったことすら知りませんです。


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