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最強剣士の俺が、異世界で精霊たちと好き勝手する  作者: 止流うず
前章《俺とサラ子さんの幸せな日々》
2/13

百日目~

 百日目

 とりあえず会ったのは夜中だったので改めて翌日会いなおしました。

 武者修行はもういいのか、とか聞いてくるけど。首を傾げかけて、ああ、そういえばそういう話でしたねー、とか思いながら俺もいろいろと誤魔化します。うん、別に嘘ついてないよね。幻獣とかぶっ殺してるし。

 勇者さんはそろそろ俺に魔王退治に参加して欲しいそうです。閃光のアレード? なにそれどこのアホって聞き返しかけたけど俺の名前なそうな。はー、必殺剣? 最強の剣士? え、なにそれ? おいしいの? とか言いかけたけどバレたらあかんのでゴホゴホいいながらヤバイ病気にかかっちまったんだ、とか誤魔化しておく。だってねぇ魔王とか。というか俺、身体の持ち主が主人格だったころよりかなり弱体化してるよ。

 あ、ちなみに勇者は女の子。おっさんかと思ったら可憐な女の子っぽい。赤髪でー、胸も美乳で、凛々しいの。

 最初はなんか俺のことちょっと赤い顔で睨みつけてきたからちょっとびくびくしてたんで、不誠実だったかなぁとか思いつつ、もう参戦できませんよーって感じで咳きこんだらなんか一転して優しくなったんよ。でもあれだ。流石にどんな病気だ、とか治るのか、とか超至近で言われたらうざ、じゃなくて罪悪感が湧いたんで言っちゃったんだ。

 ダークドラゴンの瘴気が……みたいなことをさ。


 あとちょっと厨二っぽすぎかなとか自己嫌悪で顔そらしちゃった。で、勇者はなんか、いつのまにかどっか行ってた。なんか待ってろ、とかすぐ、とか言ってたけど気まずいんで俺はさっさと学者めぐりに出かけましたー。



 百二日目

 なんか孔明っぽいのいないかねぇとか思いつつ路地裏で餓死し掛けてる伊達めがねの姉ちゃんを拾ったら文字が読めて一般常識が理解できて王都(この街ね)の学校も卒業したんだけど女の身で学者をやってても儲からなくて家も書物も売っ払ってしまった、ということなので、もうこれでいいかと街に連れて帰ることにしました。



 百三日目

 帰ってきたらなぜかサラ子さんが不機嫌だったので丸一日謝り倒すことに。

 とりあえず一緒に傍の森を散策したり、飯食ったりしましたー。

 あ、眠かったんでちょっと寝ちゃったらサラ子さん膝枕してくれた。

 優しいよね。



 百四日目

 サラ子さん、拗ねながらも仕事(買った奴隷ちゃん・くんたち、あ、奴隷扱いしないように言付けしときましたよ。ええ、買ったときから彼らはうちの市民になったんでー。というわけで衣食住の配備とかそういうの)をきっちりしてくれてたんで今日は彼らに顔見せすることに。一応買ったときにいろいろと自己紹介はしたけどそれから風男君とかサラ子さん任せだったので改めてやって欲しいことをお願いすることに。

 えー、一昨日拾った孔明(女)は喜んで雇われてくれたから、彼女を筆頭にして、騎士の子弟とか子女とかに寺子屋っぽいことをしてもらうことに。

 岩本さんが男女別の寮とかすげーでっかい学舎とかを都市計画書に則って建ててくれたので、そこでちっちゃい子供たちとかに教育をして、ゆくゆくはこの街をそこそこでかいとこにしてやろーと思うのです。

 あ、今人間と精霊比は1:2で人間負けてます。でもまぁそういうの関係なく暮らせるようには努力するけどなー。



 百五日目

 孔明に泣きつかれる。教師が足りないとか。大人が足りないらしい。えー、とか思いつつ。大人を持ってきたらここ乗っ取られるんじゃね? とか俺の死亡フラグ云々を考えてると孔明とか子供たちが信頼できる人間をリストアップしてくれることに。

 でも捨てたけどねー。というかこいつらって子供やん。俺も子供だけどさ。だから大人の別の面見てねぇし。孔明とか人間見る目ないから餓死しかけたんやんとか突っ込みそうになったけどね。

 あ、ちなみにうちって紙とか幹夫くんと双子ちゃんに岩本さんの家族がいるから既に大量生産に成功してますよ。だから容赦なくびりびり破いたけど(いや、さすがに目の前ではやらんかったが)大人が足りないのは確かだからちょっと岩本さんに聞いてみることにする。

 うん。岩本さんに頼んで正解。

 裏切られる(あくまでも可能性の低い人な。子供たちの紹介状にあった騎士崩れとかここに招きいれたら即行で子供教育して私兵に仕立てあげられちゃいますよ? あ、孔明? あいつの紹介するのはもっと駄目。片っ端から精霊さんを強制徴収されてしまいます)心配のない人たちを紹介してもらうことに。

 流浪の民? はぁー、難民じゃなくて民族で虐げられてる? 各地に点在? 精霊信仰? 居住地とか低税率だったら喜んで食いついてくる? 昔っから虐げられてるから保護してくれるなら問題ない?

 と、いうわけで決定しました。

 人間増えるけど、そうだよなー、騎士の子女とか子弟とか彼らの方が少数派になれば自然と溶け込んでくれるよね? くれるかなッ。



 百十日目

 毎日のように差し出される精霊石はもうお腹いっぱい。

 あ、精霊比1:3になりました。岩本さんは調子乗ってると思う俺はおかしいのでしょうか。



 百二十日目

 サラ子さんは、癒されるわぁ。

 マッサージしてもらったらなんか城門?(まだ壁というか城ないけど城門だよなぁ。壁の周りに堀在るし)に人が十人ぐらい来たんだって。

 あ、来たの? 精霊信仰の人?

 ちょっと挨拶いってきます。



 百三十日目

 ぞくぞく来ております。あ、街もね。なんか続々と増設っぽい。

 買った子たちにも最初のうちに、後から人いっぱい来るから今のうちに仲良くしとくようにって言ったんで問題ないっぽい。というかみんな短い間だけど元奴隷なんでちゃんと仲良くしてくれるっぽい。

 あと孔明はびくついてたけど流石は学者さん。あんまり偏見はないっぽい。

 流浪の民もまだまだ一杯くるらしいし。

 あ、最初の洞窟が砦にランクアップしました。なんか岩口さん(七男)が双子ちゃんと掘とか作ってたんで城になるんかなぁとか思う。


 あと精霊石はもう、お腹いっぱい。



 百三十四日目

 魔力溜まりがまた見つかったんだって。

 へー(棒読み)。

 だから精霊石は(ry



 百三十六日目

 元騎士の子が精霊信仰は嫌だーって言うので強制じゃないよ。って言ったらびっくりしてた。

 ああ、まだ奴隷気分だったんだ。とか呆れた目で見てやってから仕方ないんでちゃんと彼の信仰する神殿を作ってやることにした。あ、他の信仰を攻撃したらだめですよーって明文化しといた。

 んー、聞くかなぁ。聞くよなぁ。あんまり排除とかしたくないよねー。



 百三十七日目

 そういえば、ここってどこの国の領域になるんだろうかと思いつつ。いろいろと調べてみると特にどこの国でもないっぽい。なんか途中に魔王関係の森があるから流通が完全に途絶えてるんだそうだ。あ、うちは完全に風男君便りだから彼がいないと孤立します。死にます。ちなみに流浪の民は風男君とこが発見次第、交渉後運んでます。

 と、いうわけで神殿はまだおっけーっぽいね。王国勢力とか流入してほしくないなぁ。まだ。



 百三十八日目

 いろいろと人材関係を探してくるように風男君に頼む。ついでに流浪の民の人たちや岩本さん、騎士の子たちと相談しながら法律を作ることに。あ、今は俺が判断してます。毎日頑張ってます。暇が欲しいです。

 サラ子さんが最近完全秘書化してるんで契約更新しました。


 

 百三十九日目

 行政府がやっとできました。なんかこれだけ近代っぽいよね。ちゃんと法律も作ったけどちょっと穴が多いのでやっぱり俺頼りの部分が大きい。

 各流浪の民の中でそこそこ知識のある人に俺の考えとか説明して、法律を全部覚えてもらってからちょっとずつ対応してもらうことに。

 あ、市場が出来てきたっぽいんで岩爺さんたちに頼んで作ってもらった貨幣を流すことに。


 だから精霊石は(ry



 百四十日目

 風男君からの報告で神聖騎士とかいう人が城門の隅でちまちまやってたんで捕まえて拷問することに。

 いや、しないといけないんですよ。ここのことどうやって知ったかとかそういうの聞かないとヤバイので。森あるけど、絶対の壁ってわけじゃないし。王国勢力に攻められたらあっという間に滅んじゃうからね。

 と、いうわけで人任せにするわけにもいかんので俺が拷問中です。

 というか、拷問って何すりゃいいんだろ。

 寸刻み? 蟻風呂? 焼印とかなぁ。駄目なんだろうか? よくわからないので一時間置きに熱湯風呂と蟻風呂と蛭風呂をローテーションすることに。

 あ、情報吐いてくれました。

 異端がいないかランダムにあちこちまわってる巡回騎士さんだそうで、特に問題があるわけじゃなかったっぽい。

 ちょっとあがあが言ってるけど鎧とか着せて境界代わりの森に放置することにしました。

 南無。



 百四十一日目

 ちょっと心が荒んだんで久しぶりに不貞寝。

 政務が滞ってるとか言われて即行起こされたけどね。

 休ませてください。



 百四十二日目

 流浪の人たちの中に諜報適正のある方たちがいたので頭を下げたり、一族の保護とか報酬を保障して一族ぐるみで諜報機関をやってもらうことに。

 幸い、風男君の眷属の方だったみたいで、そんなに難しい説得ではなかったっぽいです。

 一応、風の神殿? 精霊殿って言えばいいんかな。それを風男君の家がある場所の傍に建てる約束したんで建ててきました。



 百四十三日目

 大陸中のダークドラゴンが駆逐されてるらしい。で、流入してきた闇の精霊信仰の方に請われて精霊を召喚をすることに。なんかダークドラゴンが自衛のために召喚するから数がどんどん減ってるのだそうで、こっちで召喚して拘束しとけとか云々。

 えー、というか役に立つのか? とか、拘束って乱暴な、とか言っといたけど。聞いてくれません。あ、ちなみに拘束っていっても現界させるって意味らしいね。ちょっと誤解した。書面契約でいいらしいから。殲滅されないようにしろってことらしい。

 なんか古の闇精霊の一柱まで殺されたとか。

 闇がなくならん限りいなくならんだろう、とは思うのだが天変地異とか起こったらどうするって流浪の人に怒られた。

 あ、そうそう。別に闇って言っても血とか生贄とか必要ないっぽいね。暗いとこが好きー、みたいな感じ。あとよく夜中に活動するんだって。

 まぁせっかく精霊石を大量に貰ったんで今日からスーパー召喚タイムに入りますよー(棒読み)。


 あ、サラ子さんは岩本さんがなぜか拘束中です。

 なんでだろねー。



 百四十四日目

 はいはい。精霊石精霊石。

 召喚した闇子さん(九百八十歳)をサポートに大量召喚中です。



 百四十五日目

 ちょっと、休ませて……



 百四十六日目

 なんかね。光の精霊あがめてる人が押しかけてきた。

 闇の精霊ばっか贔屓すんなってさ。

 俺にどうしろっていうのって言ったら神殿作れーってなんかでっかい宝石の原石渡されて、ついでに大量に精霊石押し付けられた。

 ちょっと泣けてきた。



 百四十七日目

 精霊と人口の比がね。1:4だよ1:4。

 人口は着々と増えてるのになんでだろね……。



 百四十八日目

 サラ子さんと一緒に街を見回ってます。

 ちっちゃい子とか走っててちょっと和むわ。

 ははは。かわいいなぁとか思ってたら指さされてなんか言われてる。ロリコンとか思われたんかね。

 ん、王様? 誰が? とか思ったらわらわらやってきた各流浪の民の族長に王が云々とか言われた。

 ちょッ、なにそれってサラ子さん見たら満足そうに微笑んでやんの。

 なにそれ? ねぇ、なにそれ? 俺聞いてないよ?



 百四十九日目

 ちょっと油断してたかも。

 中世ってそういえばそんなもんだなぁとか思ったかも。

 そうだよね。税金(周辺と比べたら超低税率。だって岩本一家と風男一家が超稼いで来るんだもん。あ、販路やたら増えてます。いろんな国で交易してるらしいよ。俺よく知らんけど)とって。法律作ってたら王様だよね。

 というか、ですね。なんかいろんな国の貨幣がごちゃごちゃしててめんどいのでここの貨幣作ったのがピンポイントだったらしいです。

 そっか。そうだよねぇ。

 ちょっと不貞寝してきますって言ったらサラ子さんに笑顔で書類押し付けられた。

 あ、あと火の精霊石を大量に積まれてついでに神殿作れってさ。

 今日は、徹夜かな。



 百五十日目

 どうして火の精霊はマッチョしか召喚できないんですかってサラ子さんに聞いたら凄い勢いで目を逸らされた。

 マッチョ好きなのかな……。



 百五十一日目

 サラ子さんに内緒で火の精霊を召喚する。

 ちゃんと女の子(六百六十歳)が召喚できました。サラ子さんには適当に用事を押し付けて隠れて召喚を続行。

 いや、だって信者? 眷属? の人たちから大ブーイング喰らったんだもん。しょうがないじゃん。

 あ、あれです。一部では大人気でした。マッチョ集団。



 百五十二日目

 サラ子さん大炎上中。

 建物燃えてないのに俺だけ燃えた。

 理不尽だ。



 百五十三日目

 サラ子さん炎上中。

 政務の一部が止まって岩本さんに怒られた。

 理不尽だ。



 百五十四日目

 秘書から外しませんからぁって叫んで俺にサラ子さんが如何に必要か叫びまくった。

 とりあえず鎮火してくれたようで何よりです。

 あ、給金はそのままですよ。なんか、そこに手をつける前に鎮火できたのでちょっと安心ですわ。



 百八十日目

 あ、ダークドラゴンの祖? 一番古い奴が死んだんだって。エンシェント某って超厨二っぽい奴。闇の精霊の人たちが騒いでた。なんか六厨ほど古い闇精霊も死んじゃったんだそうだ。あ、うちの神殿に一人引きこもってる奴がいるんで八厨の闇精霊も残り一厨なんだって。

 盛者必滅だよねってサラ子さんに言ったけど、よくわかんないって顔されたんで曖昧に笑っておいた。



 百八十一日目

 そういえば、魔王ってまだいるんかね、とか思ってサラ子さんに聞いたら風男君に聞いて来てくれた。

 まだいるらしいね。あとまた戦争やってるらしいね。隣の国。



 百八十二日目

 フィーーッシュ。

 あ、奴隷とかでちょっと夢っぽいことやってみた。

 あれです。王女様です。流れてたんです。

 風子さんに頼んでおいたらちゃんと買ってくれたらしいです。

 え、外道? いや、金持っててちょっと中世っぽい世界に来たらやってみたいべさぁとか内心で思いつつも顔に出さない俺十九歳。あ、この前誕生日迎えました。



 百八十三日目

 王女様ならなんでもいいって思われてたらしい。

 超武闘派(あ、でも綺麗です。流石に王族だねぇ)でやんの。あ、あと三人ぐらい可憐なのがついてきた。

 一人でよかったんに……。

 呆然と見てたらサラ子さんに脇つねられました。

 俺って王様扱いされてないよね。

 あ、可憐なのは全員学舎に放り込んでおきました。偽装かもしれないので諜報の人たちも紛れ込ませてます。注意しておきましょう。

 武闘派はなぁ。ちょっと扱いに困ったんで夕食に呼んでいろいろとお話することにしました。



 百八十四日目

 なんか勘違いされてます。ここはどこだー、とかいつのまにこんな国があるー、とか言われて困る。

 つか、そうか。国、だよなぁ。王様っぽくないから勘違いしてたんかねぇ。

 国民もちゃくちゃくと増えてるし。そうなんかねぇ。

 とか思いつつも政治力というか。人を纏める力があるっぽいので説得説得。



 百八十五日目

 説得しつつ。政務をちょっとだけやらせてます。素養はあるのでちょっとずつ仕事の量を増やそうと思ったらサラ子さんに怖い目で見られた。なんでだろ?

 とりあえず政務政務。



 百九十日目

 王女さんとはちょっとだけ仲良くなれました。サラ子さんは相変わらず怖いです。

 あ、あと王女さんにちゃんと支出とか収入とか把握しとけって怒られた。商人というか会計が必要かなぁ。でも俺、簿記の資格もってないからよくわからんのよね。

 孔明にやらせてみようか。いや、やめとこ。あいつ孔明(偽)だし。

 流浪の民出身の算学者を探してくるように風男君に命じておく。



 二百日目

 国境(正確には境界代わりの森と壁の間)配備用のゴーレムが完成したんだって。

 なにそれって聞いたら岩本さんちの岩太郎くん(十六男)が楽しそうに教えてくれた。

 魔石を中心に岩(身体)とか水(筋肉)でできた人造(精造)生物なんだと。

 というか俺、開発するように命じたっけとか思ったら思いっきり趣味だっていわれたんでドロップキックをしておいた。



 二百一日目

 精霊てさ。結構自分勝手だよね。縛る魔術師の気持ちがちょっとだけわかった気がする。

 なんかね。勝手に王国祭とかやってるっぽい。朝起きたら準備とか告知してないのにわーわーやっててちょっとだけ泣けた。

 あと最近は王女様も勝手に政務やってるっぽい。国境配備用ゴーレム開発予算、俺が知らんうちに勝手に組んでるの。なんでーとか思ったけど他の人(岩本さんとか流浪の人とか騎士の子弟)とかみんな納得してやんの。わけわかんねぇ。

 あ、祭の元凶は光の精霊のでっかい一柱が原因っぽかった。

 だってなんか街の中心で踊り狂ってるんだもんよー。



 二百二日目

 魔力溜まりがまた見つかったそうです。

 魔石の鉱脈が見つかってしまったそうです。

 幹夫君と双子ちゃんがでっかい精霊石を持ってきました。

 柱ですね厨ですね わかります。

 あ、王国祭(闇)が対抗してはじまってるっぽい。

 俺、最初に演説してから顔だしてねぇよ。



 二百三日目

 王国祭(岩)開催中。

 俺、召喚中。

 あ、岩爺さんって一柱に入ってるんだって。

 今日知ったよ……



 二百四日目

 王国祭(風)開催中。

 俺も、参加させて、お願いだから……



 二百五日目

 王国祭(水)開催中。

 うん。精霊石はもういらないと思うんだ。



 二百六日目

 王国祭(木)開催中。

 まだあんの!? 精霊石!! っていうかここぞとばかりに収めんな!!



 二百七日目

 王国祭(土)開催中。

 岩といっしょにやれって思ったけど一緒にするなって怒られそうだったので黙っておくことにする。

 あ、今日も召喚中です。



 二百八日目

 王国祭(火)開催中。

 一部マッチョ祭りだったり云々。

 あ、今日はサラ子さんが案内してくれたんで無事に参加できましたー。

 うんうん。まだ俺が参加できるんだよなぁ。

 王国っつぅか国ってこんぐらいの規模が一番安心できるよね。

 あんまり不純なものもないしなぁ。



 二百九日目

 祭日が欲しいってことだったらしい。

 そういえば俺もよく考えないで事前に判子押してたわ。

 というわけで通常業務に戻ります。あ、王女さんが学舎から騎士見習いを取り立てたいんだそうだ。

 そうだよねぇ。小間使いぐらいほしいよねぇ、ってことで許可。ついでに教育のある程度終わってる子女も王女様付きのメイドとして引き上げることにする。同郷の人間も欲しいだろうしね。

 あ、きちんと思想はチェックしてますよー。

 あと、なんか俺感謝されてるらしい。実感湧かんけどなぁ。王女様にはほとんど毎日怒られてるし。



 三百二十日目

 しょんべんって思って夜中にふらふら歩いてたら王女様に出会った。

 ちょっとしょんべんしたいからまた後でとか思ったけど王女様がなんか言いたいらしい。

 長い話じゃなきゃいいねぇって内心で思ってたら王女様の故郷の話になった。なんか、滅びるべくして滅んだとか。貴族を抑え切れなかったとか、内乱とか言われた。

 忠臣? 信頼? なんかそんな風に言われてサラ子さんや岩本さんのような人材の大切さを説かれてしまった。

 しょんべんしたかったし。ちょっと眠かったんで。そうだね。辛かっただろう。とかそれっぽいこと言ってたらなんか、抱きしめられた。

 ぽけーっと美乳っていいよねって思ってたら王女様の後ろにサラ子さんっぽい人が見えたんだ。

 漏らしかけた……


 なんであんなに怖かったんだろ。わけわからん。

 あとちょっと漏れた。

 王女様は気づいてなかった、と思う。思いたいね。



 三百二十一日目

 王女様付きの騎士の子(前に精霊信仰の話した奴)が領地が欲しいとか言ってきた。

 功績ねぇし無理じゃね。以前に俺、領地の制度ってよくわからんけどあんまり好印象持ってなかったんで。軍隊っぽい武力集団を作ることにする。

 国境のゴーレム増えてるけど人も必要だよねってことですな。

 自衛隊みたいに金でいいんだろうかー。とか思いながらそんなことを説明してるとよくわからん顔で見られた。

 仕方ないので王女様呼んでもらって岩本さんとか族長の人たち(この人たちも武力集団作るんなら戦士? 出すんだと)と話合うことに。

 えっと、農民を徴用? っていうか農民徴用してどうするんだろうか、とか思って聞いてみると槍持たせたりして戦わせるんだそうだ。え、訓練してないから普通に死ぬよねって聞いたら当然だろって顔された。

 あと農繁期とか畑とか忙しいと普通に戦えないんだって。え、馬鹿じゃねぇのとか思って質問したらそんなもんですって返された。いつでも戦えなきゃ武力集団として無意味じゃねぇの? え、じゃあ農繁期どうすんのって聞いたら敵も農繁期だから考える必要ないんだと。

 はぁ、とか思いつつ、無駄っぽいし。弱いのでばっさり切ることに。

 仕方ないんで常備兵? そんな制度を作ることにしました。

 領地? 武人に経営させてどうすんの。給金制にしますよー。

 というかそもそも農民いないでしょ。この国。



 三百二十二日目

 サラ子さんが何故か不機嫌です。そういや昨日は必要最低限しか話してなかった。

 よくわからんけど俺も最近政務ばっかして疲れてたんで二人でちょっと出かけることに。

 馬(買ったのよ。高かったけど)に乗ってちょっと遠くに。で、昼飯食って帰ってきたらサラ子さんの機嫌も直ったんで午後は機嫌良く政務に励めた。



 三百二十三日目

 神官が欲しいって騎士の人(精霊信仰嫌って言ってた子な)に言われた。(金と野心の冴えない)学者の雇用は進んでるけど神官の類は(可憐な)王族に頼んでたんだけど、なんか足りんらしい。

 うーん。仕方ないのでちょっと奴隷を買ってくることにします。たぶん、流れてるよね? 戦争あるらしいし。

 発想が外道? いや、一度堕ちた連中の方が(俺に対する)忠誠値高くなるんですよ。といってみる。



 三百二十八日目

 神官系の奴隷ってねぇか。やっぱ普通より身代金とれるから流さないのかなぁ、とか思いつつ。ちょっとだけ国民を増やした後(奴隷を買って)久々に色町に行ってきました。ちょっとだけすっきり。

 そーいや最近剣握ってねぇなぁ。召喚ばっかスキルアップしてるよとか思いつつぶらぶらしてたら女の人にぶつかった。

 げ、て声が自然に出たことにびっくり。勇者デスタ。そそくさと顔隠して謝って、去ろうと思ったら幽鬼のような表情で肩を掴まれた。



 三百二十九日目

 ちょっとだけ。朝日がまぶしいです。

 隙を見て逃げようと思ったんだ。だけど大魔王からは(ry

 違ったごめん。勇者だった。

 なんか、勇者ね。俺が死んだと思ってたらしい。ほら、俺王都にいないじゃん。長期間はなれてたんで死んだと思われてたらしいよ(周辺住民から)。というか一部では未だ武者修行中じゃね? とか思われてたらしい。

 だからその辺の事情を聞かせろってことで勇者の家(一人暮らし)に連れ込まれたんだけど勇者は、なんか安心したんかすぐにばたんきゅーしちゃったんですよ。

 俺も善人なんでほっとくわけにもいかんなぁって勇者をベッドに寝かせてさぁ逃げよって思ったら野郎、じゃなくてあのアマ。ドアに勇者魔法っぽい施錠呪文かけてやんの。

 で、どうやって言い訳しようかって考えて一晩中考えてた。ちょっと胃が痛い。というか前回ってどうやって逃げたんだっけ。というか俺ってこの身体の人とは別人じゃん。勇者のお供とか関係なくね。というか一杯いるんでしょ。とか思ったけど説明しても無駄だよなぁ。俺だったら信じねぇもん。

 と、いうわけで勇者が作った朝食食べながらいろいろとまた嘘吐くことになりました。

 正確には苦しそうに腕を抑えて。

 ど、どうしたんだ。急に腕を抑えてッ!? って勇者に言われたから ッぐわ!…くそ!…奴らの呪いが…!

 とか言って。どういうことかって聞く勇者に。

 魔王の側近が、最強の剣士である俺にかけた呪いなんだーって感じで説明したら。

 なんだってーって勇者がそれっぽくびっくりしてくれた。

 実際、寝不足だったし。昨日会ったときは暗かったから勇者もそれっぽく勘違いしてくれたっぽい。というか元ネタ邪○眼かよ。俺も堕ちるとこまで堕ちたか。とか内心アレだったからちょっと落ち込みつつ。駄目押しっぽい寝不足と胃痛に苦しめられた表情で。

 俺が正気を保てなくなったら、この王都が血の海に沈むだろう、って言っといた。

 うん。俺がいま恥ずかしさで正気を保てねぇ。恐らく次に何か厨設定吐いたら舌噛み切って死ぬんじゃねぇかって思ったら勇者もそんな俺に配慮してくれたのかさっさと旅支度をして言ってくれた。

 そうか。お前が姿を隠していたのも全ては民のためだったんだなって。

 優しい勇者にちょっと泣けた。

 でも、許して、こんなユルユル(意識転換時との対比、正直普通の町民よりかは強いよ。たぶん)の筋肉で魔王とか。正直勘弁です。

 あ、勇者いないってわかったんで今日も奴隷市回った後色町行って、帰ってから風子さんにマッサージしてもらった。

 やっぱり色町通いがバレて怒られたけどな。



 三百三十日

 あー、やっと女神官見つけたんだけどね。完全に性奴隷化終了してた。ちょっと泣けたんであれはパス。もう、いないんじゃねぇ、とか思ったので正攻法も探ってみることに。

 えっと、ここが中世っぽい世界観で、おファンタジックで、騎士っぽい王女様がいるってことはアレが絶対いるはずなんだよなぁ。

 というか現実にもいたしさぁ。男だし、殺されたけど。いるはずなんだよってことで風男君が王国から持ってきた書類に判子押しつつ。風美さん(風男君の妹二号)に調査を頼んでみることに。

 絶対いるよね。他宗教に寛容で民衆の権利上げようとやっきな女神官(巨乳)。



 三百三十三日目

 とりあえず国に帰ってきました。政務の方をびしびしやりつつ。士官学校? とか作ることに。というかちゃんと騎士を士官にできるんだろうか、とか思いつつスカウトした軍師に教師を頼むことに。あ、この人も孔明と同じで女だからって重用されなかったんだとさ。あ、調べたら献策は採用されてたっぽい。でも全部、この人の上司の名前なんだってさ。今日からホウ統(女)と心の中で呼ぶことに。

 でもこの人、孔明(女)とは違って人を見る目はあるんだと。だって岩本さんとかすぐにできる人だって見抜いたしねぇ。

 渾名と同じ行動されても困るんで重用することに。とりあえず作った士官学校に放り込んで国王命令だからこいつの言うことよく聞く様にって入学者(騎士長とか戦士長に)にホウ統の目の前で厳命しておいた。

 とりあえず諜報からはホウ統はよく出来る子って聞いてるから問題ないでしょう。って思ってたら言ってないのに、あんまり諜報を信用したらいけないって言われた。

 え、でも諜報信用せんでどうすんのって思ったけど、信用できる状況を作るようにしろーみたいなことを言われて、はぁ、よくわからんけどなるほどなぁって思った。

 そうだよねぇ。人の言うこと聞くだけの人になったらいけんよなぁ、と反省しつつ。

 こいつら(岩本さんと王女様)は俺の言うことをもっと聞いたらいいと思った。ゴーレム研究所及び工場って何?

 あ、ちなみになぜか色町通いがバレてサラ子さんに半ば無視られております。



 三百三十四日目

 ゴーレムが国境を巡回するようになってから俺の目の前に精霊石が積み上げられるようになったんだ。

 なんか、幻獣の集落があったっぽいんだ。

 というわけで召喚です。精霊界にも(なぜか)話が通ってるらしくてぱしぱし召喚できるよ。

 どういうことなんでしょう?



 三百三十五日目

 税収が、使いきれません。



 三百三十六日目

 聖騎士? だっけ神聖騎士だったかな。よくわからん連中が国境に出没するようになったんだって。俺もよくわからんので捕獲して尋問してみることに。

 魔王の娘? 森にいる?

 アガアガ行ってる神聖騎士たちは森に放置。蟻風呂十二時間連続だって、俺だったら三分だって嫌だねぇ。とか思いつつ政務政務。

 魔王の娘? そんなわけわかめな存在は全力で無視します。

 あ、今日も流浪の民来たんだって。風男君とこ迎えにいったんかな? 今日来るって聞いてなかったけど。ま、おふぁんたじっくだし。そういうこともあるよね。



 三百三十七日目

 窃盗があったんだって。

 市場に金を流す意味でも新参の人には支度金とか上げてるから珍しいなぁと思いつつ見に行くことに。いや、なんか誠実な人ばっかりで窃盗関係の法律はあんまり整備してないから俺が行くことになったんですよ。

 ここはびしっとしないと舐められるかなぁとか不安になりつつも見に行ったら。牢屋に角の生えた女の子がいた。

 さすがファンタジーとか思いつつ、角は初めてだと思ってじろじろ見てたら無礼じゃろって女の子に怒られてしまった。

 とりあえず謝りながら鞭打ちにすべきか、爪剥ぎに処すべきか聞いてみたら凄い全力で謝られてしまった。

 ごめんねー、これ、法律なのよねってことでサドでマッチョな火精霊さんに鞭打ちにしてもらうことに。あ、ちなみに男の場合は全力で尻を○るらしいです。いや、俺は見たことないし犯罪犯した人とか少ないからわからんけどなー。

 とりあえず書類処理しながら横目で悲鳴とか聞いたりしとったら規定回数に達したんで火精霊さんにもういいよって言おうとしたら、すごい勢いで指咥えてうるうるしとった。いや、もういいから、反省してるよねって女の子に聞いたらすごい勢いで頷いてくれた。

 さすがにこのまま放逐したら可哀想ってことで背中に軟膏塗りながら事情を聞いてみると。金もなーんもないままここに来てしまったのだとか。

 あるぇ? 支度金渡してなかったかなぁ、とか刑執行済みで怖くて聞けなかったけど。というかよく生きてたよね。この子。もう傷治ってるし。大の大人でも途中で気絶したり死んだりするらしいんだぜ。鞭打ちって。

 でもなんか女子供でも非情に徹して刑を執行しつつ、慈悲(あ、支度金に色つけて渡してあげたんですよ。支度金ってことは言わないで)を忘れぬ名君じゃー、みたいなこと言われて、なんかうちに仕官してくれるんだそうだとか。

 でもさぁ。金ないで泥棒した人雇ってもねぇ、とか呆れた目で見たら字とか読めるし、何ヶ国語かわかるし、算術もできるってんで仕方ないから下っ端の下っ端で雇うことにした。

 役に立つのかねぇ。とりあえずサラ子さんに殊更厳しくするように指示しといた。


 ★魔王の娘が仕官しました。


 あえ、なんかどっかでSEがなったような気がするよ。 



 三百四十日目

 なんか。精霊騎士団を擁する精霊教会と、精霊教会の本部を国内に有しているが故に政治的に対立することも多い精霊王国が珍しく一丸となってお隣の国と戦争してんのに、お隣すげぇ善戦してるんだって。

 はぁーよそは派手でいいねぇと思いながら朝刊読んでたらサラ子さんに精霊王国は滅んで当然の国なんだって言われてちょっとびっくりした。

 え、精霊を強制的に使役するの? あと崇めたりしないし、精霊(人)権とかないの? そりゃ嫌がるわなぁ。

 でもさぁ。俺だって拒否権あると思うのよ。

 なんで俺の前に精霊石積んでるかねぇ。とか思いつつも今日も召喚召喚です。



 三百四十一日目

 やった。炎の一厨召喚したよ。とか思うけどやっぱりだるいのよ。やる気ないのよ。というわけで書類契約はサラ子さんに任せて今日は引きこもることにした。

 後日、一厨にやっぱり失礼だったよなぁ、って思ってお詫びの品(良い木炭)持ってったらなんかエラい機嫌が良かったんでびっくりした。

 やっぱ精霊はわからんなぁ。

 あ、サラ子さんもちょっと元気っぽかった。色町通いは許してくれたっぽいって思ったらほっぺたつねられた後に久しぶりに手料理ご馳走してくれました。

 和んだ。



 三百五十二日目

 岩本さんの家で子供が生まれたらしいので俺が名前つけることに。あ、これ真の名前ね。

 つけたあと、即行忘却しました。いや、ばれたらやばいやんってことで光の一厨さんが前後一時間ぐらい記憶飛ばしてくれました。

 目が覚めたらみんな変な目で俺見てくんのよ。あとこの後、名前つけろつけろってみんなうるせーの。

 センスないですよー。俺って。

 で、名前付けるたびに記憶飛ばしてたらやばいってんで真の名前で縛られないような仕組みを厨さんたちが考えてくれるってさ。俺も縛らんように契約してもいいけど魔力供給されちゃうと今以上に地獄だから嫌なのよねー。



 三百七十三日目

 そういや、こっち来てから一年以上経ってんだよねぇ。ということで俺だけで俺だけのためのさびしんぼパーティーを開くことに。

 ちゃっちゃっと政務を片付けてすーっと厨房でケーキ(あんま甘くないし下手糞ですけどね)作って蝋燭さしてから南無南無と向こうの母ちゃん父ちゃんに南無南無してました。うん。そういや墓参りとかしてなかったしなぁ。とか思ってケーキ食おうと思ってたら王女様とかサラ子さんとか角少女がじーっと扉の隙間から見てたんだわ。

 みんなで食べました。



 三百八十日目

 甘味が開放されました。

 いや、サトウキビが輸入できたんだってなんか五十日ぐらい前からずーっといなかった風八さん(風男君のお兄さん)が苗を持って帰ってきてくれたそうなんでボーナス(俺直々に大量魔力注入)あげました。すごい勢いで喜んでくれたんで感謝です。

 サラ子さんも指咥えてみないッ!!

 なんか、この日から少しだけ精霊側に活気がでてるっぽいようなないような?



 三百八十一日目

 王女様がなんか変な石のくっついたネックレスくれました。

 自分にはもう必要がないっていうけど。なんだっけこれ? なんか前、書物(世界の王族って本、俺結局思い出せなかったけどね)で見たような。

 よくわからんけど大事なものらしいので貰ったんだけどさ。

 ドジッた。精霊石と間違えてそれで召喚やっちゃった。


 幼女が召喚できました。


 ジト目で見るサラ子さんが辛かった。つかしょーがないやん。たまにあるんだからさぁ。そういうの。装飾品のまま精霊石くれる人がさぁ。つーかそっちの方が価値高いらしいんだけどね。

 で、なんか幼女が言うには自分は勇者? が云々で。聖なるうんちゃらがかんちゃらでどんちゃからしいんで超偉いんだと。魔王を倒せる力があるから敬え、と。

 でも俺、魔王に興味ないから精霊さんと一緒の扱いしかしませんでした。

 具体的には雇用契約。眷属、というか調べたら流浪の民の中に敬う人もいないんでノー神殿。でも、何ができるって魔王退治しかできないってんで書類契約しようにも内容が定まらない。

 帰ってもらおうと思ったんだけどなんか、帰れない? 帰ったらまずい? 無能とか言われたら我慢できない? 触媒が超貴重な上、こんなわけわからんことで呼び出されたら恥をかく上に人類は滅びる? とか言われたから仕方なしに政務を教えることにしましたー。

 いや、頭は良いらしいんですよ。たぶん。おそらく。もしくは。

 あ、あとやたら高級取りです。魔石馬鹿食いしました。(消費月十八個 月給二十五個 現在平均魔石(月給)六個)

 幼女には、帰ってもらいたい……。



 三百八十五日目

 初めて幼女が役に立った(あ、政務は無理だった。やっぱ超エライ精霊さんと人間じゃ感覚違うねぇ)。

 で、なんか幼女が精霊さんたちの真の名前を封印? ちょっとニュアンスが違うか。えっと、メッキガード? よくわからんけど幼女の魔力で束縛できないようにできるんだとか。

 あ、でも幼女だけの力じゃ足りんのでその属性の厨さんが助力するとできるんだとか。あ、ちなみに魔力いるんで一回魔石一個消費します。あと厨さんと幼女が腹減るってんで合計魔石三個ぐらい消費します。と、いうわけで封名殿って神殿作りました。

 子沢山の岩本さんとかが魔石でボーナスほしがるようになりましたー。



 三百九十日目

 すっかり忘れてたけど女神官見つかったってんで勧誘に行ってきます。封名殿開店後即行メッキガードしたサラ子さんが今回はお供してくれるそうです。

 あー、というか、色町行けるんだろうか?

 ちょっと悩みつつ。ちょいと聖王都行ってくることにします。



 三百九十九日目

 な、なんつー街だ。

 サラ子さんメッキガードしといてよかったです。あ、風の人たちのメッキガードは経費で落ちるんで即行してもらってよかったと思います。あ、俺も一応メッキガード済みですよ。なんか人間にもできるらしいんで。

 いや、ここって普通に人間相手でも使ってくるんだね。名前拘束。

 酒場で酒飲んでるだけで高位の司祭が普通に魔法使ってくんの。なにこの街? 狂ってるぜ。

 とりあえずすげぇ高位の女司祭(巨乳)を確保できたんで撤退します。二度と来るかこんな国。隣の国に滅ぼされてしまえ。

 でもさ。この女司祭、ちょっとあぱらぱーって感じになってるけど、なんとかなるんだろうか。

 いや、サラ子さんにらまんといて。胸が当たってるのは不可抗力です。

 でもちょっと残念。

 サラ子さんの監視が強すぎて結局色町行けんかったとです。

 メッキガードすべきじゃなかったかなぁ。


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