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魔術を追い求めた者  作者:
序章
2/2

日常の異変

2話目~、いや一話書くのも大変ですね、あとテストもあったし。今回は物語の伏線が多め(?)です!

魔物の脅威が去った後――

「あれ?エカ先輩?見回りだったんですか?」

「あ~うん。まあ、なにもなかったけどね」

森から出てきたエカが気だるそうに言う。

(あの魔力、いったい...)


『皆さん、お疲れ様でした。10分後に授業を再開します。』

ドローンからそんな音声が聞こえる。

その時、エナが真面目な目で

「エカ、あとで時間ある?」

「あるけど...」

エカは何かを察した様に頷き

「わかった、いつもの場所で」

「ええ」


「先輩どうかしたんですか?」

後輩が無邪気に問いかける。

「...エナが疲れたから、飲み物おごってって言われちゃってさ」

「はは、相変わらず仲いいですね」

エカは苦笑する。そして照れながら

「よく言われる」

そう呟くのであった。


__________________


昼休み。

高度約100m。学園の高層ビルの屋上に二つの陰が見える。

「やっぱりここ高いね~」

「ふふ、そうね」

午前の戦場とは異なり、和やかな空気が流れる。

「で、なにかあったの?」

「...なんで分かるの」

エカが気まずそうに言う。

「なんとなくよ」

「そっか......。今日襲ってきた魔物の巣のあたりに不安定な魔力の流れがあった」

「魔族?」

「多分。でも魔王は魔界で普通に統治してるし…わざわざこんなことする理由がない」

しばらく沈黙が落ちる。

屋上に風が吹く音だけが聞こえる。


その沈黙をエナの一言が破る。

「...もしかして、魔族の新しい派閥?」

エカは考え込む素振りを見せ

「ああ、確かに。昔の魔王の時代を引きずってる連中とかかな?全滅させたと思ってたけど...」

「その時は、表に出てなかったのかもしれないわね」


「...これは僕の仮定でしかないけど、その魔族は魔物を操ってる。元々魔物は襲ってきてたけど、今ほど狂暴じゃなかったし。」

エカは今朝の群れの長を思い出す。あの時はただ知能が低いだけかと思っていたけど、これならすぐに襲ってきたのにも説明がつく。

「そうだとしたら厄介だわね。...でも私たちなら大丈夫、そうでしょう?」

そう得意気に言うエナを見て

「ああ、そうだな」

と微笑みながら言った。


「あ」

とエカが思い出したかのように声が零れる

「今日、新しい菓子パン販売だよね?」

「ええ、そうね...行くわよ」

「お、乗り気だね」

「別にいいでしょ」

さっきまでの空気が嘘のように、二人はビルの中へ戻っていった。



3話目もお楽しみに~ いったん20話くらい書いてから毎日投稿やります! あとキャラの細かい設定とか

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