日常の異変
2話目~、いや一話書くのも大変ですね、あとテストもあったし。今回は物語の伏線が多め(?)です!
魔物の脅威が去った後――
「あれ?エカ先輩?見回りだったんですか?」
「あ~うん。まあ、なにもなかったけどね」
森から出てきたエカが気だるそうに言う。
(あの魔力、いったい...)
『皆さん、お疲れ様でした。10分後に授業を再開します。』
ドローンからそんな音声が聞こえる。
その時、エナが真面目な目で
「エカ、あとで時間ある?」
「あるけど...」
エカは何かを察した様に頷き
「わかった、いつもの場所で」
「ええ」
「先輩どうかしたんですか?」
後輩が無邪気に問いかける。
「...エナが疲れたから、飲み物おごってって言われちゃってさ」
「はは、相変わらず仲いいですね」
エカは苦笑する。そして照れながら
「よく言われる」
そう呟くのであった。
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昼休み。
高度約100m。学園の高層ビルの屋上に二つの陰が見える。
「やっぱりここ高いね~」
「ふふ、そうね」
午前の戦場とは異なり、和やかな空気が流れる。
「で、なにかあったの?」
「...なんで分かるの」
エカが気まずそうに言う。
「なんとなくよ」
「そっか......。今日襲ってきた魔物の巣のあたりに不安定な魔力の流れがあった」
「魔族?」
「多分。でも魔王は魔界で普通に統治してるし…わざわざこんなことする理由がない」
しばらく沈黙が落ちる。
屋上に風が吹く音だけが聞こえる。
その沈黙をエナの一言が破る。
「...もしかして、魔族の新しい派閥?」
エカは考え込む素振りを見せ
「ああ、確かに。昔の魔王の時代を引きずってる連中とかかな?全滅させたと思ってたけど...」
「その時は、表に出てなかったのかもしれないわね」
「...これは僕の仮定でしかないけど、その魔族は魔物を操ってる。元々魔物は襲ってきてたけど、今ほど狂暴じゃなかったし。」
エカは今朝の群れの長を思い出す。あの時はただ知能が低いだけかと思っていたけど、これならすぐに襲ってきたのにも説明がつく。
「そうだとしたら厄介だわね。...でも私たちなら大丈夫、そうでしょう?」
そう得意気に言うエナを見て
「ああ、そうだな」
と微笑みながら言った。
「あ」
とエカが思い出したかのように声が零れる
「今日、新しい菓子パン販売だよね?」
「ええ、そうね...行くわよ」
「お、乗り気だね」
「別にいいでしょ」
さっきまでの空気が嘘のように、二人はビルの中へ戻っていった。
3話目もお楽しみに~ いったん20話くらい書いてから毎日投稿やります! あとキャラの細かい設定とか




