いつもの襲撃
初めまして、社です。再再投稿ってことで結構変えてみました! 自分の語彙力の無さに絶望してます。
結界が揺れ、警報が鳴っている。
まあ、いつものことだ。大抵何事もなく収まる。
「今日は魔物の群れか~、ふぁ~」
そう私の隣で呑気に欠伸をしているのはエカ・フェノール。こんな調子だが私の彼氏だ。
「よく欠伸なんかしてられるわね。こっちは毎日大変なんだから」
「頑張ってね~」
手を振るエカに背を向けて結界の外へ向かう。魔術の爆発音と衝撃が伝わって来る。もうすでに戦いが始まっているようだ。
結界を出た瞬間、魔物が牙を剥いて襲ってきた。
私は一歩踏み込み、魔物に手を突き出す。
「さて...やりますか」
___________
学園結界のさらに上空でエカはエナたちの戦闘を静かに見下ろしていた。
「なんで、学園長がやらないんだろ。」
小さく呟く。生徒だけで対処できる規模。これも教育の一環なのだろう。
そう思いつつ遠くを見据える。
「なんか多いな...」
そう言いエカは森の奥の魔物の巣に向かう。
「よし、ここかな」
そこには、百匹程の犬型の魔物がはびこっていた。
中央には長らしき個体も見える。
魔物たちはエカに敵意を向け吠える。
「焦んなよ、こっちだって生態系壊したい訳じゃないんだ。でも、学園......エナのいる場所を襲うってんなら話は別だけど。で、どう?やめる?」
返答の代わり群れの長が地を蹴る――。
「はあ、」
エカは小さくため息をついた。同時に指先の光が一瞬、強く瞬く――。次の瞬間、音が消え、地に衝撃が走った。遅れて森に静かに風が吹いた。
周りの木々がなぎ倒され、巣があったと思われる土地は更地になっていた。
「これで当分大丈夫だろ...最後に」
エカは魔物から事前に採取していた魔力を周囲に散布した。
「これで大丈夫かな」
更地を一瞥しエカは学園に戻ろうとした時
「ん?」
自然界にない魔力の揺らぎ。
だが、すぐ消えた。
「...気のせいかな」
___________
前線は押されていた。
「チッ」
周囲に気付かれないよう魔力を最小限に抑え、森から出てきた数十体の魔物に魔術を放つ。
空気が裂け、遠方の魔物が切り裂かれる。
(取り合えず持ち直したわね。...遅いのよ、あいつ。)
その時遠くで一瞬、かすかに感じ慣れた魔力の反応がした。
「終わったわね」
そう誰に聞かせる訳でもなく小さく呟く。
『魔物の個体数の急激の減少な確認』
『危険度ランクを減少させます』
「...じゃあこっちも片付けましょうか」
私は手を上げ魔力を収束させ「優秀な生徒並み」の魔術を展開する。
【影の触手】
そう唱えると影が波打ち、無数の黒い手が伸び上がった。
魔物たちは唸りながら次々と影の中に引きずり込まれていく。
周囲が一瞬、静まり返る。
「一件落着~!」
そう言うと、周りの仲間たちから
「さすがエナ先輩!」
「あれ、最初に出してくれよ~」
など歓声が沸き上がる。
「お疲れ様」
聞き慣れた後ろからの声に振り向く。
「そっちこそ」
「なんのことやら」
余裕そうに笑いながら、とぼけるエカがいた。
本当にこの人は――。
このあと未来感を出して行きつつバトルも入れられたらなと思います!




