プロローグ
「あ~、飽きたな~。」
森に囲まれた、大きな屋敷その一室で、この屋敷の主人である。ツキノは、そんな呟きを口から出していた。
自分の名前はツキノ、この人里離れた屋敷で暮らす、おそらくエルフ?で、転生者である。
なぜ?かって。それは、エルフの平均寿命が約二百年に対して、今の自分の年齢が四百歳だからである。そのため、自分自身が本当にエルフなのか分からないからである。
そんなことは置いといて、今自分は暇の局地にいると言えるだろう。先程まで新しい魔法の開発などをしていたがそれも煮詰まり、ああだこうだと考えても先には進まなかったため一回別のことをしようとへやからで他はいいものの、なにもやることがなかったのである。
「あ~、ひまだ~。こんな時、前の世界ならゲームとかラノベとかあったのにな~」
今更ながら、自分は転生者である。前の世界はいたって普通の世界。そこで、普通に生活をして、普通に会社に勤めていた。まあ、最後は事故に巻き込まれたからある意味普通ではないかもしれないが。そんなことはどうでもいいことである。
最初この世界で生まれ直したときは、魔法があることで、それを極めようとしていたので何とかなっていた。そうして約百年位たった頃である、自分は世間で屈指の魔法使いの一人となっていた。
そのおかげか、当時世間で有名になっていた勇者パーティーの一員になり、そのまま世界を救うことになったのである。まあ、そんなことは今は置いといて。
「あ~、マジで暇だよ。本当にやることが何にもなくなって来たよ、ホントどうしよう。誰か、新しい娯楽でも作ってくれないかな~、 ………作る?」
その時、ツキノの頭のなかで、なにかがはじける。
「作る?……、そうだよ、作ればいいんだよ!なんでこんな簡単なこと思い付かなかったんだ!こうしちゃいれない、急いで動かないと!」
そうして、ツキノは先程までしていたことを全て後回しにして、今自分が考えたことを形にするために動くのであった。
それから約二百年後
そこは大きな会場であった。大きな画面には二人の男が向かい合って立っていた。
しばらくして、画面には「LadyFight!」と言う文字が出てきて、二人の男は戦い始めた。
「さあ、ついに始まりました。WDF世界大会決勝。互いに2勝づつしているため、この試合で買った方が優勝者になります。どちらが勝つのか私は今だわかりません!」
どうやら、画面には写し出されていた男達は戦いあっているようである。
互いに技を出しながらも防御も決まっており、お互いになかなか動きがなかった。しかし、片方の男が唐突に動いた。
その事に、相手の男はうまく反応することが出来ずに、相手のコンボか決まってしまうのであった。
「あー!ゴブ原の方が動いた!!!
ゴフ原が捕まえて!!!
ゴフ原が画面端に!!!
カウンターを読んで!!!
まだいれてく!!!
ゴフ原が近づいて!!!
ゴフ原が決めたー!!!!」
そうして、画面には「1プレイヤーWin」と言う文字が写っていた。
しばらくして、先程まで戦いが写っていた画面には二人の人物か握手をしているところが写っていた。その二人は互いに、相手のことを認めているようであった。
「いや~、まさかのゴフ原選手があそこから三連勝するとは私は思ってもいませんでした。
舞台の上では、ゴフ原選手とミノ又選手が互いに称えあいながら握手をしています。」
そうしていると、舞台にはゴフ原選手だけが残り、優勝トロフィーの授与に移った。
「それでは、優勝トロフィーよ授与にうつります。今回、授与するのはゲーム誕生から二百年を記念してこの方にお願いいたします。」
そうして、舞台の一部から白いスモークが出てくきて、そこから一人が出てきた。
そこにうつる人物は、耳は尖り、その顔はとてつもなく整っていた。そう、自分である。
こうして、人々の前に出て来ると皆が自分のことをまるで神のように敬って来るのを感じてしまう。そう思いながら、私はなぜこんなことになったのかをトロフィーを持ちながら、過去に思い出すのであった。
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