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電車好きの集い殺人事件 茨の拾得物①

あれから2日後。



あの遺体の身元が「黒磯 筒治(くろいそ つつじ」だそうで、容疑者の内の1人、敦の話によると、旧友でありとてもショックを受けているようだった。

「やっぱオレサマの中のセンサーが反応するってことは確実に殺人だろうな。」

本当にそうなのだろうか。なんか随分と急展開というか怪しいっていうか…。

とりあえず現場に行ってみることにした。


流石に直したのか、今日は珍しく暑くない電車だった。

「警察が来てんな。」

あ、これ絶対今日は面倒くさいぞ。

「おお!雀くんじゃなぁいか。全く、2年間もどこに行ってたんだね。」

この人は押溝刑事。

知ってはいるんだけども一応初めて会うんだよなぁ…。

「人違いです!僕は海浪青路です!「またまた冗談言っちゃって…」「無関係です!」

結構めんどくさい。誰か来てくれぇ…。

「見つけさえすれば終われるんだからそれまで頑張れよ…。」

面倒くさい関係になるかもしれなぁ人だっていないしぬいぐるみのフリしてるだけでいいお前が言えることじゃないだろ…。

容疑者認定されてはいるが、一応探偵なので現場の写真をもらえた。

1枚目の写真には、目をよく凝らすと不自然に濡れている箇所がある。

壁に汗?が付いているというもはや心霊写真の1種みたいな写真であった。

そういえば遺体の状況を見ていなかった。 「あ、はいこれっす。」

2枚目の写真は「あいつ」の写真であり、「あいつ」と呼ばれていたのは「豊島浩太」という名前の男らしい。

遺体発見時の状態は、『汗をかいていた』『死後硬直が固かった』『首に縄の痕と吉川線があった。』※吉川線とは抵抗した時の爪痕などを指すぞ! この3つである。

「ところで死亡推定時刻はいつなんだ?」

「推定時刻?あ~~~↑あ~↓?!誰すか今喋ったやつ!」 頼むから大人しくぬいぐるみとしての役を全うしてくれよ…。

1時間後… やっと聞き込みが終わった。知ってるやつ少なすぎだろ。

そしてどうやら死亡推定時刻は発見時から20時間は経っていたらし…

「押溝先輩!!防犯カメラがあることが分かったっす!!」 新米警官がすっ飛んできた。解析まで3時間かかるらしい。忙しいけど暇だなあ。

とりあえず証拠でも集めに行こう。





浩太の部屋(事件現場)



VRゴーグルが一つ落ちている。元が少しごちゃっとした汚い部屋なので事件に関係ないものとして扱われたのだろか。

「『世界で!ボクシング!』だってよ、電源ついてるみたいだし覗いていこうぜ。」

お、おう。 そのゲームはなぜなのか、チュートリアルで負けている。

どうしてそこで画面が止まったのだろうか。謎は深まるばかりである。

「ん?何か重いものを引きずった痕か?」しにがみさまが、フローリングの傷跡に気づいた。

そして、 ベッドの下はむせ返るほど埃まみれであった。

ここにも引きずった痕がある。長方形の痕。果たして真実には近づいているのだろうか。




真っ黒こげの横断歩道(第2の事件現場)


「いやー派手にやらかしてるな。」

真っ黒こげの横断歩道とへし折られた電柱を見て、「派手にやらかしてる」なんて言葉が最初に出てくるのはもはや共犯者の類である。見た目がちんちくりんだから疑われにくそうだが。

「写真配り忘れてたっす!どうぞ!」

「びっ⋯くりしたぁ。」 写真は3枚。 『現場』『荷台にあったオレンジ色の溶けた物』『謎の黒いプラスチックの塊』 プラスチックの塊はぐちゃぐちゃになっていて、復元できそうにない。

果たして3枚目の写真は関係あるのだろうか。 証拠っぽいのがあるにはあるんだけど分からないな⋯。

なんかこう、「2つの現場が繋がってる」ことを示すものみたいな。

「おい探偵。おみゃーなんか踏んでるぞ。」

本当だ。プラスチックの破片?色は⋯『黒』だ。もしかして。








4時間後。

「ぜってーポンコツしかいねぇな今日。」しにがみさまが鼻をすすりながら言った。

夕焼けの中、カラスが飛んでいく影を見つめながら、解析を待つしかないのであった。



事件発生から3日目。

現場に集まって本格的に4人の容疑者達からアリバイを聞くこととなった。 自分は、被害者2人と面識がなさ過ぎて割とすぐに解放されたのである。

そして、押溝刑事はこう呟いていた。

「運動中は死後硬直が早まるから⋯」 「この写真を出せば犯人が⋯」 どうやら重要な手掛かりを持っていたようだ。解析班が苦戦した結果1日の中で終わらなくて結局見れずに帰ることになったあの写真だろうか。

細窪健次郎の主張

「えと、私は、その時撮影会の会場で郁さんと菫さんと合流して、PRD号の写真を撮ろうと屋内に入ろうとして、それで。」 「自分達が出版した本の第1巻を持っていた青路さんに声をかけた⋯。間違いないですね?」 「はい。」



渡辺郁の主張

「健次郎さんの通りで、後は僕は9時半には既に菫さんと合流してたくらいです⋯。」 「ふむ。9時半ならば1時間半の会場に行くにあたって死亡推定時刻と一致しないな。」


北野菫の主張


「2人が言った通りよ。」

(え?終わり?)



小豆前敦の主張

「えと⋯その⋯あっしはだいぶ遅刻しちまって⋯。」 「1時間半も何をしていたんですか?」 押溝刑事の圧が大きい。これは恐らく⋯。



『今ので犯人が分かったぞ!』 周囲の空気がヒヤリとする。



『犯人は⋯』

 




『あなたです!!』

少しここでカットします。

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