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ページ1 出会い

ここは全人類が複数の魔法を扱う町、マジトピア。その郊外の森の中に、一人の旅人がいた。





旅人「おいっしょ…今日は大金星だな。」



旅人の名はベル、炎系魔法を駆使して魔物を狩っている。



この世界には大きく分けて5つの魔法がある。



炎、水、草、氷、雷…一番基礎的なのは炎だが、扱うものによってはとても危険な代物である。



その5つの魔法のうち、1つでもその魔法を極めたものは極みの魔導士ウルティマ・ドナーと呼ばれ、王国などを守るため多額の金で雇われている。




魔法もまともに使えないものは強いたげられ、荒れ地や砂漠地帯などに追いやられた後、そのまま死亡するものも少なくはない。

その中でも生き残る生存者サバイバーのうちの一握りが強力な力を持ち、王国に使える戦士としての道を歩むか、または王国に反旗を翻す革命家になるかは我々にはわからない。しかし、これだけは言える…






この世界には…なにかが隠されている。







ベル「…ヘックシュン!…寒い…」



俺の名はベル。しがない旅人だ。

いま俺はこの小さい炎でどうやってこの寒さを乗りきろうか考えている。



ベル「さっきの戦いで使いすぎたか…」



俺が1日に出せる炎の量には上限がある。

なにも起きない日はほぼ使わずに終わるのだが、今日みたいにデカい魔物を倒すときには使いすぎて夜の間に焚く焚き火の分の炎を残すのをちょくちょく忘れる。はぁ~自動で炎調節出来るスキルとかねえのかなぁ…俺のスキルは…



''記憶力向上ブレインアップ''

一度倒した敵の情報を1年間忘れずにいられる。




''剣技向上ソード・バウンサー''

剣を使う技の威力が2倍になる




''水の加護ウォーター・ウェイン''

どんな水でも洗浄できる





炎系のスキル1個もねぇ…

最後に至っては水系のスキルじゃねえか…いつでも何処でもきれいな水が飲めるのはいいけど…






???「やめてください!許して…!」





!? 誰かの声だ…こんな森のなかに…





???「嫌っ…乱暴しないで…!」




声色的に女の人…いや…女の子か…?

ひとまず助けに行こう!





王国の兵士A「おい、こいつ金持ってるぜ」

王国の兵士B「まともに魔法も使えねえくせに」

王国の兵士C「これはお前の持つべきもんじゃねえよ。魔法の使えるやつだけが持っていいんだ。てめえのようなクソガキがこんなもん持ってていいはずがねえ。」


少女「そんな…返してください!」


王国の兵士B「そんな泣いても無駄無駄!これは俺らのもんd…」






シュバッ!!!





王国の兵士B「カハッ……」

王国の兵士A「おい!大丈夫か!?」

王国の兵士C「てめえ…何しやがる!」


ベル「…王国の兵士とあろうものが…か弱い女の子をいじめてどうするんだ…」

王国の兵士A「なんだぁてめぇうすぎたねえ格好しやがって!てめえもそいつと同じか?なら俺たちが直々に…」




ベル「…獄炎猟刀ごくえんりょうじん




ザシュッ!!




王国の兵士A「ぐわぁぁ!!」




ベルが刀で切った側から炎が吹き出し、鎧を燃やし尽くす



ゴオオォッ!!!



王国の兵士A「鎧が…とけていく!」

王国の兵士C「てめえコノヤロォ!ぶったぎってや…」


ベル「…侍炎両華じえんりょうか!」





バシュッ!シュゴオオオオ!!!!




激烈な勢いで兵士の体を包む炎は衰えを知らないほどに相手を燃やす



王国の兵士C「ぎゃああああ!!!」





少女「すごい…切った人が燃えて…」

ベル「怪我はないか?」

少女「はい…あなたの名前は…」

ベル「私の名はベル・シューテクス。君は?」

少女「私の名前は…」





「…''アンナ・リリーフ''」
















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