表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
森の狼  作者: 陸猫
5/9

イツナキ

まだまだまだまだ諦めない

朝は狼にとって眠いお時間


ぐーぐー


子兎は思いました


狼をスープに入れて煮てしまえば逃げられるかもしれない


けれども子兎は繋がれています


丈夫な丈夫な紐でした


かみちぎろうと頑張ります


けれどもお腹がすいて力が出ません


かといって食べて太ってしまえば食べられてしまいます


そこで一番栄養の無い草を食べました


とってもとっても美味しい草でした


狼は虚ろな目を開けて聞きました


「草はそれが旨いのか?」


子兎はびっくりして思わず息を飲みました


狼は再び目を閉じました


ぐーぐーぐーぐー気持ち良さそう


ぐーぐーぐーぐー眠くなる


けれども子兎は寝るより紐をかじります


一生懸命カジッテもなかなか切れません


切れたとしても狼が追ってくるでしょう


子兎は一生懸命考えました


再び夜になりました

諦めは可能を不可能にソレがオキテ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ