現在のわたしの自己紹介
もうアラフォーだというのに好きな人に執着するのがやめられない。
アラフォーという響きはなんとなくマイルドな印象だけど有り体に言えばわたしは40過ぎの中年だ。
連絡を取ろうとすれば瞬時に且つ手軽に取れる時代になった今、ますます自分の持つ執着心に疲れ、呆れ、そんな自分が気持ちが悪い、こんなことはもうやめたい、ラクになりたいという思いが積み重なっていく。
彼からの返事ひとつでLINEは素晴らしく素敵なツールになったり、絶望感や焦燥感、己の情けなさや異常なまでの執着心を容赦なく突きつけてくる恐ろしいツールに変化する。
地獄に叩き落とされる方がまだマシだと思えるくらいあの赤いマークが表示されるのを延々と待っている間は何も考えられずとても苦しい。
もういっそのことひと思いにわたしを地獄へ叩き落として下さい、と待っている間は本当にそう思っているのに例のマークが数分後だか数時間後だかに表示されれば飢えた犬のように涎を垂らして画面を見る。
それが「うん」の一言でも、顔文字でも嬉しい。
すぐに読みたいけどすぐに既読が付いたことを知られたくはない。待っていたなんて悟られたくない。
が、読まなくても大抵は「うん」か顔文字なのだから既読を付けずに内容を知ることが出来てしまう。
たったこれだけの返事をずっと待っていたの?わたしは。馬鹿なんじゃない?
相手にも自分にも怒りを覚える。
それでも捨てられてはいなかった…と安堵し嬉しくなった次の瞬間、再び不満を感じている自分が現れる。
たったこれだけ?明日も仕事なのにこの顔文字ひとつのために夜通し起きてたの?ま、勝手に待っているのはわたしなんですけどね、と怒りと自嘲まじりの淋しさと情けなさと、それでも嬉しい気持ちと安堵が湧き起こる中わたしは束の間眠る。あと一時間ちょっとで起きなければならない。40半ばを目の前にしてこんな生活はきつい。
恋愛をしているはずなのに苦しくて悔しい気持ちと違和感が半分以上。
なんなのこれ。あと何回同じこと繰り返すの?
苦しい、寂しい、切ない、こっち向いて、かまって、わたしに執着して、丸投げだけど助けて、と言ったらどうなるのかな。絶対言えないけど。