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プロローグ 長い夢の終わり

はじめまして。

いかんせん遅筆で未熟ではありますが、どうかのんびり見守っていただければ幸いです。

それでは、どうぞ。

「もう終わりなのか……」


満天の星が輝く元で、だれがそう呟いた


「ああ、あと10分ってところだろうね」


……少なくとも、右隣にいる性別がはっきりしない金髪の貴族スタイルかぶれではないことは確かだ。


「まだまだ、遊び足りないし、いろんな人と遊びたかったな。」


「仕方ないだろ、シオリ。運営が終了を宣言しちまったんだからさ。」


左隣で口と尖らせてぼやく銀色の髪の少女にオレはため息混じりに指摘をいれる。


「廃人なボクたちが遊び足りないんだし、他の人は全然遊び足りないんだろうね」


「インフィニット・ワールド・オンライン唯一のスキルマ&ジョブマが言うと説得力あるわねー」


奴の呟きに、シオリはうんうん頷く。

ーーインフィニット・ワールド・オンライン

無限に広がりゆく世界を遊び尽くせというコンセプトで作られた仮想現実。

実際に初期スタート地点のファンタジー世界から、スチームパンク、戦国風の世界に、ポストアポカリプス、星をまたにかける戦争映画みたいな世界までさまざまな世界をプレイできるのだ。(ただ、世界観の違うところを行き来するにはジョブや種族などの関係で少し手間があったが)

なまじ広大で、おまけに世界観違うところもあるから、相応にスキルやジョブといったやり込み要素の量も半端ではない。

ぶっちゃけ、オレたちガチの廃人勢でもコイツ以外にジョブマになってるのが2人しかいない時点でそのヤバさは理解できるだろう。

なお、スキルマスターは19名、スキルコンプがオレ含め37人ほどいるので、どちらのほうが難しいかはお察しである。


「……もし」


こぼすように奴が呟く


「この夢の続きを見れるとしたら、君たちは見たいかい?」


「そりゃなぁ。」


「現実に戻ったって、寝たきりだし」


オレたちは真面目にそう答えた。

すると奴は少し考える素振りを見せたあとでこう告げた


「なら!その願いを叶えてあげようじゃないか」


「「は?」」


オレとシオリは目を点にして、どう言うことかを問い詰めようとした。

しかしーー


「ここでお別れにしようかと思っていたけど、想定外な返事がもらえて嬉しい限りだ。 さあ、夢の続きを、次は現実として歩いていこうじゃないか」


そういう奴の言葉と共に、意識が深い闇のなかに滑り落ちていくのを、感じることしか出来なかった……。

いかがだったでしょうか。

物語の始まり。

謎は多く、まだまだ、先は不透明。

3人の行く末を温かく見守っていただければ幸いです。

それではまた。

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