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異世界に住む少女のスローライフ生活!!!!  作者: 葉月いつか
青の女騎士スフィア
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6話

今日は妹のネイと雑貨屋巡りをしています。


『お姉ちゃんー、いいの見つかったー?』

『んーなかなか見つからないわねー・・・』


一昨日、危ない所をスフィアさんに助けて貰い、そのお礼がしたくて何か良いものがないかを探しています。


ここも諦めて他の雑貨屋さんに行こうかしら?そう思って帰ろうとした矢先、カウンターの横で丸いテーブルの上に置いてあるアクセサリーが気になり、近付いて見てみた。


『この髪留め・・・凄い綺麗ね』

『お姉ちゃん?』


ネイが気になってぴょこんと顔を出し、キラキラしている青い髪留めを手にして見ていました。


まるで宝石が散りばめているような輝きをしているので惹かれました。これを買いましょうか。


カウンターに持っていって髪留めを買うと、銀貨一枚もしました。

16歳の私には結構お高い品物ですが、これならスフィアさんも喜んでくれそうです。


早速スフィアさんを探す為、先ずはギルド会場に行って探してみました。


ネイと一緒に会場内をキョロキョロと見渡していると、中央のテーブルに座っている二人組みの男性の会話が聞こえてきました。


『スフィアちゃんは今頃何しているかなー、最近会ってないから寂しいわー・・・』

『そうなのか?俺、昨日スフィアちゃんに会ったぞ』

『マジで!?何処でだ!!』

『露店で買い食いをしていた時にな』


全身緑色の服を着ている男性が自慢をするように話していると、背丈が大きい金髪の男性が悔しがっていました。


会話の内容からするとスフィアさんのお知り合いでしょうか?私はその二人の元に駆け寄って話しかけてみました。


『あの、すいません!』

『ん?どうしたんだい?』

『何か用かい?』

『スフィアさんのお知り合いの方達ですか?』


そう尋ねてみると二人は『『そうだよ』』と言って頷き、私がスフィアさんを探している理由を話すと、金髪の男性がメモ帳とペンを取り出して地図を描いてくれました。


『ここにスフィアちゃんの家があるから行ってみな』

『はい!ありがとうございます!』


お辞儀をして感謝をすると、二人は微笑ましそうに話し掛けてくれました。


『それにしても、君もスフィアちゃんに助けられた事があるんだね』

『あの子は俺たちよりも年下なのに本当に立派な子だよな』


懐かしそうに話していたので気になって質問をしてみると、二人は懐かしそうにスフィアさんに助けられた時のお話をしてくれました。



今日は家でゆっくりと寛ぎたいから、

私はハーブティーとクッキーの用意をして、

テーブルに置いて椅子に座り、ハーブティーを

カップに入れようと思った時だった。


ドアを軽く叩く音が聞こえて来たのだ。

誰だろうか?私は玄関に行ってドアを開けると、

見覚えがある二人の女の子がいた。


長い白髪を一つに結んでいる子と、

白髪が肩までにつかず短めの子が目の前にいた。

そう、

二日前に私が助けた姉妹のアインさんとネイちゃんだった。


『こんにちは、スフィアさん』

『こんにちはー!』

『ああ、こんにちは、二人ともどうしたの?

それよりも、なんで私の家を知っているの?』


アインさんがギルド会場に行って私を探していると、

私の家の場所を教えてくれた人がいてここに来たらしい。


一体誰に教えて貰ったんだろう?

尋ねたら、背丈が大きく金髪で優しそうな男性に

教えて貰ったと言っていた。

多分レイクさんかな?


用があるというのは助けてもらったお礼をしたくて、

探し回っていたとの事です。

アインさんはショルダーポシェットから、

綺麗な紙袋に入っているのを私にくれました。

開けてみると青色の髪留めが中に入っていた。

物凄くキラキラしていて、高そうな髪留めだ。


『凄い綺麗な髪留め・・・これを私に?』

『ええ、受けとってください。

スフィアさんは私達の命の恩人ですから』


私は言葉に甘えて髪留めを受け取った。


『ありがとうございます。アインさん、ネイちゃん。早速付けてみていいかな?』


左耳の上側に髪留めを付けて見せると、二人が可愛いと褒めてくれた。んーなんだか恥ずかしい。少しだけ照れていると、お礼を済んで二人が帰ろうしてたから引き止めた。


『あっそうだ。せっかく来たんだから家に上がっていかない?』


そう言うと、二人が喜んでくれて家に上がってくれた。


私はハーブティーとクッキーをご馳走し、

ちょっとしたお茶会が始まった。


『このハーブティー美味しいー!』

『スフィアさん、このハーブティーは?』

『これはローズヒップ。

美肌効果がありますので女性に人気のハーブティーです』

『美肌効果!?』


私がローズヒップの効能を説明をすると、

ネイちゃんがカップに入っている、

ローズヒップを一気に飲み干してお代わりをした。


『私もお姉ちゃんみたいにもっと綺麗になりたい!

もう一杯お代わりする!!』


隣に座っているお姉ちゃんに、

はしたないわよと注意をされていたが、

私はもう一杯ローズヒップをカップに入れてあげた。


『いっぱいあるから良いよ、どうぞ』

『ありがとうー!』

『もう、ネイったら・・・』


私はネイちゃんの顔を見ながら思った。

十分可愛い気がするけど・・・まぁ、お姉ちゃんが

こんなに美人なら憧れてしまうか。

私は真ん中に置いてあるクッキーを手に取り、口に入れた。


うん、ハーブティーとクッキーの組み合わせは抜群だな。

しばらくの時間、三人でゆっくりと楽しい時間を過ごした。

話をすればするほど姉妹の事が分かってきた。

この姉妹も私と同じくギルドに行って、

依頼を受けているみたいだ。


アインさんとネイちゃんの職は同じく剣士で、

二人でいつもスライムやウルフを討伐したり、

ゴブリンを討伐しているようだ。


この前は薬草探しをしていたところ、

オークが現れて襲われてしまったらしい。


ネイちゃんはお姉ちゃんが私をかばって、

オークの攻撃を受けてしまったと説明をしてくれた。

なるほど、そこで私が助けに入ったという事か。

本当にこの日は薬草探しをして改めて良かったと思った。


ハーブティーを飲み終わり、

クッキーもテーブルから無くなるとお茶会を終了して、

二人を玄関にまで見送りをした。


『ハーブティーとクッキー美味しかったです。

ありがとうございます、スフィアさん』

『まったねー!』

『こちらこそ素敵な髪留めをありがとう。

良ければまた来てください、いつでも歓迎しますよ』


そう言うと、二人は驚いた表情をしていた。


『えっ!また来て良いの!』

『良いのですか?』

『はい、二人にはまた来て欲しいです』

『やったー!また来るー!』


ネイちゃんがとても喜んでいて、

アインさんは喜ぶ妹の姿を見て微笑んでいた。

本当に妹の事が好きで大切にしているんだろうなーと思った。


二人が帰った後に、

食器を片付けている途中で思った事がある。

なんで私はまた来て欲しいと言ったのかな?

咄嗟に言葉が出ていたのだ。


きっと、友達になれそうな気がするからかな。

また三人でお茶会をしたいと思った。

今度はいつ来てくれるかな、

取って置きのハーブティーを用意しておこう。

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