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異世界に住む少女のスローライフ生活!!!!  作者: 葉月いつか
魔法使いエリナ
29/43

28話

今日はエリナと一緒にギルド会場に行き、

久し振りに上級モンスターを討伐しようとしていたがまさかこうなるとは・・・。


『エリナー』

『なにー?』

『あと何時間で目的地に着くんだ?』

『えーと、一時間くらいかな?』


そう、馬車に乗って「ベリア」という町に向かっている。

何故こんなことになったかと言うと話せば長くなるのだが・・・まあ、話そう。



ギルド会場で依頼書が張ってある掲示板を睨んでいる時だった。

エリナがとんでもない物を選んだ。


『スフィア!これにしようよ!』


依頼書にはベヒーモスの討伐と書いてあった。


『ベヒーモス!?』


そう、ベヒーモスとは頭に大きな角が生えて熊よりもゴツイやつだ。

実際に観た事がないから良く分からないが、まぁ強いモンスターだ。


エリナはノリノリだったが、

注意書きを見たら出没地がこの町から遠くて面倒な依頼だった。

ベリアという町の付近でベヒーモスが現れ、

その町から依頼を出しているみたいだ。


報酬は金貨200枚。そして、生活に必要な銀貨と銅貨を10枚支給と記入している。


うーん、決して悪い条件ではないが・・・。

ベリアという町で一日宿泊する事になるという意味だ。

それだけこの町、ウィリックから離れているんだ。


二人でこの依頼を受けるか悩んでいる時だった、

後ろからギルドマスターに声を掛けられた。

相変わらず全身鎧を纏い、肩の部分が無駄に尖っている装備だ。


『おう!スフィアちゃん!エリナちゃん!その依頼を受けてくれるのかい?』


あー、これは面倒な事になりそう。

ギルドマスターがその依頼について話をしていると、

『引き受けてくれるなら銀貨と銅貨を渡すぞ』と言われた。


ん?ギルドマスターが出してくれるの?と思って尋ねると、

町の人から素手にお金を預かっているらしい。


なるほど・・・それならお偉いさんに直接会う必要もないから気が楽か。

ベヒーモスを倒したら町に戻ってギルドマスターから貰えば済むもんな。


私達は一度家に帰って親の許可を貰い、

了承してくれたからこの依頼を引き受ける事にした。



それで馬車に乗っていて、三時間も掛かるからスフィアが暇をしています。

けど、荷台から顔を出して外を眺めたら町が見えてきました。

もう直ぐ着きそうですね。


スフィアに知らせると、開放された感じで喜んでいました。

御者の人に『たどり着いたぞー』と言われ、

荷台から降りて銀貨を一枚ずつ渡してから町に入りました。


『ここが鉄の町、ベリアかー・・・』

『凄い所だわ・・・』


門番には鉄製の壁に覆われいて、町に入ってみると建物も鉄製でした。

だから鉄の匂いがかなりします。

だけど、とても沢山の人がいて驚きました。


もの凄く活気があって賑やかですね。

左右に風景をみると、やはり鍛冶屋や防具屋、武器屋などが取り揃えていました。


これだけ専門のお店があったらこの町には強い戦士がいないのかしら?

と考えていたけど、ギルドマスターの言葉を思い出しました。


この町の職人は武器や防具を作って色んな町に流通しているけど、

ギルド会場がなくて戦士がいないみたいなの。


まあ、それは置いといて、私はスフィアと初めに宿屋を探す事にしました。


『それじゃあ、まずは宿屋を探そうか』

『そうね、馬車に乗りつかれたから観光の前に一休みしたいわ』


二人で宿屋を探して数分後、直ぐに見つかることが出来たけど不安なことがありました。

そう、部屋にある家具も全部鉄だったらどうしようかなと。


日焼けをして筋肉が凄い宿屋の店主に空いている部屋がないかを尋ね、

丁度一部屋が空いていたから銀貨を1枚ずつ払って二階にある部屋に入りました。


恐る恐る入ってみるとタンスや椅子、テーブルなどは木製で安心しました。


『取りあえず部屋は木製で安心したな』

『うん、さすがに部屋も鉄だったら困るよね・・・』


しかし、重要な事に気がつきました。

良く見たらベッドが一つしかありませんでした。

んーこれはどうしましょうか?スフィアに相談しました。


『ベッドが一つしかないね・・・どうしよう?』

『あっ、本当だ』

『スフィアがベッドで寝たいなら、私はソファで寝るよ?』


これが妥協案です。しかし、スフィアはとんでもない発言をしました。


『いや、その必要はない。一緒に寝ればいいだろう』

『えっ!?』


私は恥ずかしくて顔が火照りそうになりました。


『ス、スフィア・・・一緒に寝るって・・・』


もじもじして動揺したけど、スフィアは素でした。


『どうしたんだ?同姓同士だから問題ないだろう?』

『えーと・・・そ、そうね。スフィアが良いなら一緒に寝ても良いよ』


うー、一緒に寝ても良いよってなんて大胆な発言を・・・。

自分で言って更に恥ずかしくなってしまいました。


何でスフィアは素で言えるのかなー。

今夜はドキドキして寝れるか心配だわ。


一緒に寝る事が決まり、少し休んでから宿を出て町を観光しに行きました。

色んなお店に入ったり周りを見渡すと、本当にこの町は鉄が盛んみたい。


私達が住んでいる町、ウィリックとは対照的ですね。

ウィリックの町は自然が多く、珍しい温泉もあって建物がほとんど木造だからね。

露店が沢山並んでいる場所もあるし広場もある。

うん、改めて考えると住みやすい町ですね。


スフィアと観光をしていると、外はあっという間に薄暗くなってました。

そろそろお腹も空いて来ましたので何処かに入りましょうか。

スフィアと相談し、美味しそうなピザの専門店があったのでそちらに入りました。


やっぱり建物は鉄で出来ていましたが、店内は落ち着いた雰囲気の場所で安心しました。

それぞれがピザを注文してテーブルに運ばれると、

早速一枚取って同時に口の中に入れました。


『ん!凄く美味しい!』

『ああ、これはなかなかだな』


ピザを食べ終わり、喉が渇いたので葡萄ジュースを頼んで喉を潤しました。

お会計をする時はギルドマスターから貰った銅貨を払ってお店を出ました。


財布の中を見てみると、銀貨が8枚銅貨が2枚あるのでまだまだ余裕があります。

贅沢してもあと三日ほどはこの町にいれますね。

まぁ、明日にはベヒーモスを倒して帰ると思うけど。


余ったお金は返さなくてもいいみたいなので無理に使う必要もないからね。

そんなわけで、無駄遣いをせずに真っ直ぐ宿屋に戻りました。


部屋に帰って来ると、ソファに腰を下ろして一息をつきました。


『ふー、今日はこの町をゆっくり堪能したねー』

『ああ。明日はベヒーモスを討伐しない行けないから今日は早めに寝ようか』

『うん、その方が良いわね』

『さてと・・・それじゃあ、シャワーで身体を流そうかな。先に入って良いかい?』

『良いよー』


スフィアがシャワーに入るために用意されている新品のバスタオルを手に取り、

持ってきたバッグの中から着替えを持ってシャワールームに向かっていきました。

すると、スフィアが振り向いてソファに寛いでいる私に言いました。


『エリナー』

『なにー?』

『良かったら一緒に入るかい?』

『入るー・・・えっ!?』


焦って身体を起こすと、スフィアが笑っていました。


『フフッ、冗談だ。でも、エリナが入りたいなら一緒でも良いぞ』

『い、一緒に入るわけないでしょう!!』


そう言ってスフィアはシャワールームに入って行きました。

もー、スフィアったら何を考えているのかしら・・・。

温泉と違ってシャワールームに一緒に入るなんて恥ずかしすぎて耐えられませんよ。


スフィアがシャワールームから上がると、赤いネグリジェに着替えていました。

私も続いて身体を流すためにシャワールームに入って念入りに身体を流して上がり、

黒いネグリジェに着替えて出ました。


だって、この後はスフィアと一緒に寝るから・・・。うー、ドキドキします。


『それじゃあ、電気を消すね。おやすみ』

『お、おやすみー』


・・・・・・・・・・・・寝れません。


スフィアの顔が物凄く近いです!

私の隣にスフィアがいるもん!

何でぐっすり寝れるのよスフィアは!


ふと、隣で寝ているスフィアの寝顔を見て思いました。

スフィアって普段は凛としてかっこいい女の子なのに寝顔が可愛いなーと。


そして何よりも無防備なのでいたずらしたくなります。

・・・このままだと大変な事になりそうなので目を閉じて寝る事にしました。

前半と後半で分けています!

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