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20話 悠の気持ち

 教室に入ると、朝から莉子と悠が言い争っている。というか、莉子が一方的に悠を怒っていると言ったほうがいいだろう。僕には何が起こったのかわからない。悠達の元へ歩いていく。



「最近の悠は何も言わなさすぎなのよ。元々、不器用だったけど、このままだと蓮に芽衣を取られちゃってもいいの。悠が芽衣のことを好きなのは、クラスの全員がわかってるんだから。早く言っちゃいなさいよ」



 ほう、悠は芽衣のことが好きだったのか、それは初耳だな。でも悠が芽衣に告白したからと言って、芽衣から良い返事がもらえなければ撃沈じゃないか。そんなこと男だからってできないよ。莉子、無茶言い過ぎ。



「おはよう、悠、莉子、朝から仲良しだね」


「うるさい、この優柔不断男」



 なぜ、僕までけなされないといけないんだ。ただ、おはようと言っただけじゃないか。



「さっきから莉子と悠の話を聞いていたんだけどさ、悠がもし芽衣に告白したとしたら、芽衣は喜んでくれるの?悠とカップルになってくれるのかな?」


「そんなの私に聞かれてもわからないわよ。芽衣の気持ちは芽衣しかわからないんだから。莉子に聞くな」



 そんな無茶苦茶な。



「だったら、悠も芽衣に告白なんて大胆で勇気のいること、なかなかできないんじゃないのかな」


「男は当たって砕けろでしょう」



 砕けた後の骨は誰が拾ってくれるんだよ。失恋の傷を誰が癒してくれるというんだ。



「それは無茶だよ。莉子。今日のところは悠を許してあげてよ。もうすぐHRも始まるしさ」


「優柔不断男同士、仲良くやってればいいのよ。馬鹿」



 優柔不断なのは自覚しているけど、そこまで酷いかな。莉子はプリプリと怒って、自分の席へ戻っていってしまった。



「蒼大、ありがとう。助かった」


「悠らしくないね。莉子も言ってたけど、最近、言葉数も少ないし、何か悩み事でもあるの」


「・・・・・・」


「悠が芽衣のことを好きだったとは知らなかったよ。今日、莉子から聞いて初めて知ったよ」


「それな・・・・・・また、昼休みにでも、少し話すわ」



 悠は疲れたように机の上に腕をのせて、その上に顔を埋めて眠ってしまった。僕も自分の席へ向かう。席に座ると、隣の席に座っていた咲良が「おはよう」と声をかけてきた。僕も「おはよう」と言って、机に鞄をかける。



「さっき、悠と莉子がもめていたみたいね。何があったの?」



 僕は悠の席で、莉子が悠に怒っていた内容を話す。



「ああ、悠が芽衣のことを好きだっていう噂のことね。それって、あくまで噂だよ。私もよく知らないけど」


「なぜ、そんな噂がたったのかな?」


「悠が芽衣の近くにいると、顔を真っ赤にして固まるからだよ。それで皆にからかわれて、それが噂になったって感じかな」



 なるほど、それじゃ、悠が本当に芽衣のことが好きかどうか、わからないじゃん。莉子の奴、先走りもいいところだ。



 莉子は活発で自由奔放な発言をする女子だ。髪の毛をツインテールにして、薄い眉に大きい目、少し低い鼻。目の下から鼻のあたりまでソバカスの後が薄っすらと残っている。童顔だ。高校2年生にもなって、中学1年生でも通るような童顔をしている。そして体形はそれに見合って幼児体形のようにツルペタだ。



 だから、クラスの皆からは、元気で明るい年下の女の子のように扱われている。特にお姉さん的存在の芽衣と仲が良く、姉と妹の関係のように見える。それほど2人は仲がいい。



 莉子はどこでも爆弾発言をする。それが勘違いであっても爆弾発言をする。それにストップをかけたり、フォローしたりするのが芽衣の役割だ。それなのに、今回は莉子の独断のようだ。これもまた珍しいことだ。



 教室の芽衣の席を見ると、芽衣は朝から蓮に捕まっていた。蓮がまたデートの誘いなどを、芽衣にしているのだろう。芽衣はおっとりと笑いながら、それを上手く躱しているようだ。



 もしかすると、莉子の奴、蓮が芽衣の周りをウロチョロするのがウザくて、悠を引き合いに出してきたのかもしれない。確かに悠が相手となれば、軟弱な蓮は逃げるしかないもんな。莉子の考えそうなことだ。



 ダル先生のHRが終わり、授業が始まった時に、咲良が自分の机を引っ付けてきた。僕は咲良へ”今度は何を忘れたの”という意味を込めてジト目で見る。



「これからは、私も頑張って蒼の傍にいることにしたの」



 はぁ、意味がわからない。隣の席でも十分に僕に傍にいると思うんですけど。



「だって机を引っ付けたほうが、蒼の顔が近くなるじゃん。蒼は私の顔を近くで見たくないの?」



 そんな問いに答えられるはずない。確かに咲良は可愛いし、きれいだと思う。そんな女子が近くに来てるくれるのは嬉しいけど、そんなことを言ったら、クラスの女子から白い目で見られるよ。



「・・・・・・」


 

 咲良は愛嬌のあるクリクリとした猫目で、僕の顔を覗いてくる。僕は咲良から目を逸らせた。



 1時間目の授業が始まった。咲良が手を挙げて、「教科書を忘れたので、隣の蒼大くんに見せてもらいます」と大きな声で先生に告げる。先生も苦笑して、それを承諾する。



 咲良は僕の隣で上機嫌だ。にっこり笑って、僕にむかってVサインをする。頭が痛い。



 咲良は相変わらず、授業のわからない点があれば、僕に聞いてくる。僕は咲良のわからないところを解説して、教科書の要点の書かれている部分を枠で囲む。咲良は僕が解説している横顔を見て、にっこりと笑っている。僕の横顔見るくらいなら教科書を見てほしい。



 咲良が僕の耳元に口を寄せて呟く。



『蒼の真剣な顔ってきれいだね』


『何を言ってんだ。授業中だよ。もっと授業に集中してよ。せっかく教えてるのに』



 僕は耳まで顔を赤くして、咲良に抗議する。咲良は舌先を出して、いたずらっ子のように笑っている。



「私、頑張って、アプローチすることに決めたの。だって何もしないで負けるのって悔しいもん」



 何にアプローチするんだろう。何に負けるのかな。咲良の言ってる意味がわからない。咲良はやる気になっているようだ。空回りにならなければいいけど。



 午前中の授業は咲良と机を引っ付けたまま、授業を受けることになった。咲良が顔を寄せてくるので、僕は始終、ドッキとさせられる。今日の咲良は顔の距離が近いよ・・・・・・恥ずかしくて視線を合わせることができない。視線を合わせると大きな瞳に吸い込まれそうだ。



 昼休みになった。悠が僕の近くに来る。



「今日は2人で話をしたい。購買部でパンと飲み物を買ってくるから、教室で待っていてくれ」



 暫くすると購買部で買ってきたパン2つとコーヒー牛乳を持って、悠が戻ってきた。



「場所を変えよう。校庭にベンチがある。そこで飯を食おうぜ」



 男2人で校庭のベンチに座って、お弁当を食べるのか。悠、僕達、変な噂がたっても知らないからね。



 僕達は1階に降りて校庭に行き、ベンチに座る。さっそく瑞希姉ちゃんに作ってもらったお弁当を広げる。悠はパンにかぶり付いている。



「朝の莉子の件な。あれ、完全に莉子の勘違いなんだ」


「うん。咲良から噂だってきいた。莉子の勘違いだってわかってるよ」



 お弁当のおかずを箸で摘まんで口へと運ぶ。



「あのさ、蒼大、今更、こんなことを言うのも変なんだけどな。俺さ、瑞希姉ちゃんのこと、ずっと憧れてたんだ」



 僕は弁当のおかずを思わず噴いた。そんなこと今まで、悠、一度も言わなかったじゃないか。



「誤解するな、憧れだ。小さいころから、憧れてた。だから小さい頃、瑞希姉ちゃんに気に入られてる、蒼大のことが気に入らなくて、よくお前を虐めた」



 そんな理由があったんだ。小学校からの片思いって、長すぎるだろう。



「最近になって、蒼大が引っ越してきて、瑞希姉ちゃんがまだ、蒼大のことが好きなんだってわかって、俺はきっぱりと瑞希姉ちゃんのことを諦めたんだ」



 何も悪いことをしていないのに、悠に悪いことをしたような罪悪感が湧き出てくる。



「それでな、最近になって、クラスの女子や他のクラスの女子も、よく見回すようになったんだ」



 ん、話の方向が変わってきたぞ。



「それでな、俺の心にキュンとくる、女子が2人いた」



 自分の周りを見回してみて、悠が気に入った女子が2名いるってことか。なるほど。



「その女子なんだが・・・・・・莉子と藤野香織なんだ・・・・・・」



 僕はまた口の中に入っているおかずを噴出した。よりによって、莉子と藤野香織。悠の好みって一体どうなってんだ。



「小さい頃から瑞希姉ちゃんにガミガミと怒られていたせいか、俺のことをガミガミ言ってくれそうな女子が好みになったとういうか・・・・・・好きになるっていうか・・・・・・そういう女子を好きになるみたいなんだ」



 瑞希姉ちゃん、知らない間に悠に変な性癖を植え込んでるよ。ガミガミいう女子が好きなんて、今まで聞いたこともなかった。



「じゃあ、芽衣の近くに行って、顔を真っ赤にしていたわけじゃなくて、芽衣の近くにいる莉子が気になって顔を真っ赤にしていたの?」


「そうだ」



 これは思わぬ誤算だ。誰もこんなことは予想できなかっただろう。今、聞いている僕でもすぐに信じられない。



「莉子が、今日の朝、言ってたけど、当たって砕けたほうがいいんだろうか」



 莉子もまさか自分が告白されるなんて思ってないぞ。そんなつもりで言ったんじゃないと思う。



「まだ藤野香織と莉子とどちらか決めかねているんだろう?それだったら今、告白するのはおかしいだろう」


「実は、藤野香織のブラコンは有名だろう。あの兄貴に勝てるわけない。だから藤野香織のことは諦めてる。だから藤野香織も憧れだな。本命は莉子だな」



 おお、既に莉子がど本命になってんじゃん。



「わかった。悠が莉子のことを好きなのはわかったよ。それで告白しようか悩んでるんだね」


「そうだ」


「それは僕には決められないよ。それは悠が決めることだね。でも、莉子って幼児体形の童顔だよ。それでもいいの?」


「それがまたいい。可愛いと思う。写真に撮りたい」



 あ~、完全に莉子にメロメロだな。莉子ってそういえば浮いた話を聞いたことないな。誰が好きって莉子の口から聞いたこともないし、上手くいけば、上手くいくんじゃないの。当たり前だけど。



 芽衣にでも、それとなく莉子のことを聞いてみるか。



「あのさ、悠、僕って、今一つ、女子を好きなるっていうか、恋をするっていうか、そういうのピンと来ないんだけど、どんな気持ちになるの?」


「今でも莉子が誰かに告白されて、取られるかと思うと、どうしようと焦る。莉子がにっこり笑うと胸がキュンとなる。莉子が近くに来ると胸がドキドキして熱くなる。どこでも莉子がいると、莉子ばかり見てしまう。家にいても莉子のことばかり考えてしまう。莉子のことを考え出すと朝まで悶える」



 なるほど、これが恋なのか。勉強になります。悠、ありがとう。



「僕に解決してあげられる問題じゃなさそうだね。力になってあげられなくて、ゴメン。そうだ。芽衣に聞きに行こうか。芽衣は莉子の親友だし、口も固そうだし、僕も一緒に芽衣のところへ行くからさ」


「・・・・・・」



 悠は何も言わずにベンチから立った。僕も弁当を食べ終わっていたので、弁当を片付けて、庭園を出る。校舎に入って、2階にのぼり、自分達の教室に戻る。芽衣の周りで蓮がチョロチョロしていた。僕と悠は芽衣の席へ向かう。



「芽衣に用事があるんだけど、今いいかな?」


「私はかまわないけど、蓮がいると話しにくくない?」



 悠が蓮を一睨みする。「なんだよ。今日の悠、ちょっと怖いな~。芽衣、またね~」と言って、蓮は芽衣の元を立ち去った。今は芽衣の近くに莉子はいないチャンスだ。



「あのさ、莉子って誰か好きな男子はいるのかな?」


「あんまり莉子から、そんな話って聞いたことないわね」



 芽衣が優しい眼差しで悠を見る。



「悠、莉子に告白するなら、今がいいと思うわよ」



 なぜ、芽衣がそんなことを知ってるんだ。



「だって、今日の朝に莉子ったら「男は当たって砕けろ」って悠に言ったらしいじゃない。だから当たってみればいいと思うの。莉子も無下にはできないはずよ。悠もいつまでも莉子のことを見てるばかりじゃなくて、行動しなくちゃね」



 まさか、芽衣は悠が莉子のことを好きなことを前から知ってたのか、それなのに、今日の朝、莉子が悠に文句を言いにいくのを止めなかったということは・・・・・・芽衣が莉子に行かせた可能性が高い。



「芽衣、聞きたいんだけど、朝、莉子になにか言わなかった?」


「最近の悠って暗いわね、もうそろそろハッキリしたらいいのに、とは言ったわよ」



 やっぱり、芽衣が仕組んでるんじゃないか。芽衣って怖い。



「芽衣がこう言ってるんだから、勝算はあると思うよ。悠も覚悟を決めて告白するしかないね」


「わかった。1人じゃ怖いから、蒼大、一緒にいてくれ」



 はぁ、大きい体をして何を言ってるの。それに告白に保護者付きみたいなのっておかしくないか。莉子に怒られそうだよ。



「わかった。一緒にはいられないけど、廊下から覗いてるから、それでいいよね」



 悠は黙って頷いた。



 昼休憩の終了のチャイムが鳴った。僕達はそれぞれ、自分の席に戻った。咲良がニコニコして座っている。午後からの授業も咲良は僕の机と自分の机を並べたままだ。最後まで教科書を忘れたと言い続けるつもりらしい。



 午後の授業が始まってすぐに咲良が僕のほうを不思議な顔をして見る。



「悠のこと何かわかったの?」



 これは言っていいことだろうか。黙っておいたほうがいいことだろうか。



「・・・・・・」



 咲良に脇の肉を思いっきり抓られた。凄く痛い。おもわず悲鳴をあげそうになる。



「言わないと、もっと痛くしちゃうんだから。だって芽衣は私の友達なんだよ。だから私も無関係じゃないでしょう」


「・・・・・・芽衣じゃなかった・・・・・・」



 咲良が目をパチクリとしている。意味がわからなかったらしい。



「悠が好きな女子は芽衣じゃなかった・・・・・・」


「いったい誰だったの?」


「・・・・・・」



 今度は咲良が顔を近づけてくる。そして耳元でささやく。



『言わないとホッペにチューするわよ。授業中だから大騒ぎになるわよ。それでもいいの』


「・・・・・・莉子・・・・・・」



 咲良が思わず口を両手で押えて、目を白黒させている。そうなると思ったよ。誰も予想してなかった答えだもんな。僕もまだ信じられないもの。



「僕も驚いたよ。でも悠の気持ちだしね。今日の放課後に告白するって」


「・・・・・・告白・・・・・・」



 咲良の顔が真っ赤になる。両手を頬に当てて、少し首を横に振っている。”どうしよう~”って感じかな。咲良はそれからボーっとした感じで、授業に身が入らない。何を妄想してるんだろう。帰ってこない。



 午後の授業はこんな感じで終わった。HRが終わった後に、ダル先生が蓮を連行していった。今度は何をやらかしたんだ?



 放課後になったので、僕は鞄を持って、一旦、帰った振りをする。そして教室のドアの角に隠れる。僕の後ろには咲良と芽衣もいる。皆、野次馬だな。



 莉子は芽衣が上手く言って、1人で教室に残っている。悠が席を立って、莉子の前まで歩いていく。



「莉子、今日の朝はすまなかった。俺も反省している。許してほしい」


「私のことはいいのよ。悠がハッキリしないと、いつまでも蓮が芽衣の周りをうろついて、私も迷惑してるの」



 なるほど、芽衣の周りに蓮がウロウロしているから、莉子にとっては目障りだったのか。



「蓮が迷惑をかけて悪かった」


「だから、芽衣のことを好きだったら、少しは芽衣のことを考えて、守ってあげて。早く告白しちゃいなさいよ」


「・・・・・・」


「男は当たって砕けろって言ってるでしょう。体だけ大きいんだから」


「わかった・・・・・・好きだ・・・・・・」


「私に言っても仕方がないのよ。そういうことは芽衣に言いなさいよ」


「・・・・・・だから・・・・・・莉子が好きだ・・・・・・付き合ってほしい・・・・・・・」



 今まで腰に手を当てて、胸を張って悠を怒っていた莉子の目が虚ろになる。口はポカーンと開いたままだ。



 それはそうだよな。まさか自分が告白されるなんて、莉子自身も思っていないもんな。



 莉子の顔が段々と真っ赤になり、耳まで真っ赤になって俯いた。そのまま時間が停止しているようだ。するとスルリと僕の後ろから芽衣が教室の中へ入っていった。



 悠と莉子が驚いた顔で芽衣を見る。芽衣はにこやかに微笑む。



「よかったわね。莉子。悠が莉子のことを好きだって言ってくれたわよ」


「・・・・・・」


「莉子も悠のこと、ずっと好きだったんだから、両想いじゃない。祝福するわ。おめでとう」



 え~、そんなこと僕も聞いてないぞ。芽衣、隠してたな~。



「莉子、悠はきちんと莉子に告白したわ。だから今度は莉子がきちんと返事しなくちゃね」



 莉子は目から涙を溢れさせている。その涙を拭こうともしない。ゆっくりと悠の顔をみると小さい声で答えた。



「はい。よろしくお願いします」



 悠はゆっくりと近づいて、莉子の頭を優しく撫でた。すると小さな莉子が大きな悠の体を抱きしめた。



 僕と咲良も教室に入っていく。僕、芽衣、咲良の3人は2人に拍手を続けた。芽衣と咲良も泣いていた。



 悠、莉子、これから、お幸せに。おめでとう。



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