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危険を伴ってこそゲームは楽しい

ブクマの恩恵を私に~

今回は説明が多いです。

 サヤカを助けて俺達は気が遠くなるような距離を歩き【冒険者の酒場】に戻って来ていた。


 「で、なんであんな数のモンスターに囲まれてたの?」


 サヤカは気恥ずかしそうにモジモジとして、


 「いや~その~、何て言うか大声を出して逃げ回っていて、気がついたらあんな数のモンスターになっていました」

 「サヤカ、あんたアホでしょ?このゲームは近づくだけじゃなく、声でもモンスターに気づかれるんだよ、初歩だから説明書に書いてあった」


 サヤカは照れながら頭を掻く。

 そこは照れるところじゃないんだけどな······


 「なあ?サヤカはステータスってどんな感じなんだ?」

 「ステータスですか?いいですよ、今見せます」


 サヤカはそう言うともの手こずりながらステータスを見せる。

 そうして見せてもらったステータスはこれだ。


― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

サヤカ  16歳  女  LEVEL2

剣士

HP  :112

攻撃力:122

防御力:131

敏腕 :125

魔力 :112

魔耐 :115

固有スキル:プロテクトLV1

技能:ハードボディー弱

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


 サヤカが先程なんで倒されてなかったのか、ステータスを見て納得した。

 サヤカは全体的に防御系のステータスが高い、しかもそれだけではなく固有スキルと技能まで防御関連のステータスだ。

 確かにLEVEL1辺りのモンスターなら攻撃を食らってもそんなにHPは減らないだろう。

 しかし女の子の技能に『ハードボディー』とは······気の毒だな。

 すると遥花が何かに気づいたのだろう


 「ねえねえ、鑑定って何なの?」

 「鑑定ですか?鑑定はですね、相手のステータスを見る事が出来るんですよ、現状は最大自分のレベルより10高いモンスターまで鑑定可能です」


 これは結構使えるのではないか俺はそんなことを思った。

 相手のステータスを見れる事は大きいなんせ未確認のモンスターに出会った時はこれを使えば有利になるからだ。

 遥花も同じ事を考えていたらしい目を輝かせている。


 「それって人間にも可能?」

 「はい、可能です。レベルの上限はモンスターの時と同じですね。道具等々にもできますよ」


 おい、遥花は何をしでかすか不安になってきたぞ······


 「でもこうなったら、あと二人パーティーに誘ってチーム作りたいな」

 「チームってなんだ?」


 俺はチームという存在が知らなかったので聞いてみる。


 「お兄ちゃん、公式サイトちゃんと見た?」

 「いや見てないけど、それが?」

 「2日後のアップデートでチーム戦が追加されるの、それでその内容は街での勢力圏争いなの」


 俺は公式サイトを見ていたが、アップデート情報まではがいかなかったようだ。


 「これを見て、これが公式サイトのチーム戦の情報」


 遥花が見せてきたのは公式サイトのアップデート情報の画面だった。

 そこに表示されていたのはチーム戦の情報で驚くべき内容だった。


― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

·チーム戦の最新情報

1,チーム戦は街の中で行われる

2,チームの最低5人以上

3,チーム戦は街に本拠地がないと参加出来ない

4,チーム戦は相手の承諾があって初めて行われる

5,チーム戦は1チーム1ヶ月最大に2回まで

6,チーム戦の決着の決め方は相手の本拠地を占領するか敵全員倒すかの二択とする

7,占領の仕方は相手の本拠地の中にある旗を奪うこと

8,制限時間は無く、決着か和解でしか終わらない

10,街のプレイヤーを攻撃出来ない

11,緊急クエスト時も和解がない限り終わらない

·チーム戦の利益と代償

1,勢力圏での利益の10%を貰える

2,勢力圏ランキングが随時更新され、ランキングによって運営から週に1度報酬がある

3,チーム戦を挑み負けた場合チームは本拠地を捨て全財産の70%を相手に譲らなくてはならない

4,チーム戦を挑まれ負けた場合本拠地を捨てること

5,勢力圏ではゲームが崩壊しない程度に自由が許される

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


 ルールが結構あるようだが、なかなか面白そうだ。

 しかし利益も大きいが代償もまた大きいので戦いずらい。

 そんなに毎日のようにチーム戦が起こるとは思えない。

 まず、本拠地購入の為の資金がなければいけないが、購入しても負けてしまえば努力が水の泡となってしまうのは痛いだろう。


 「······という訳だからお兄ちゃん、チムメン集め手伝って」

 「お前、これ結構負けたら代償が大きいぞ、良いのか?」


 俺は正直言って面白そうだが、やりたいとは思えない内容だったので遥花に確認を取った。

 しかし遥花はそういうのをあまり気にしないらしい。


 「お兄ちゃん、こういうのをやるからこそゲームは面白くなるんだよ!」

 「遥花が良いって言うなら良いけど······」

 「じゃあ、決定ね!早速勧誘にレッツゴー!」

 「そろそろ五時半だ、飯食べるからログアウトするんだぞ」

 「ゲッ······!?」


 遥花は「しまった!」という顔をしているが、俺はご飯を抜く事は絶対に許さないので逃げようとする遥花の首根っこを掴む。

 俺はと遥花はサヤカにもう一度ここ7時半に集合する約束をして、ログアウトした。

 ······いや、する筈だった。


 ★☆★☆★


 アラームと共に俺のメッセージボックスに『1』という数字がピコンと出てきた。

 不思議に思いメッセージボックスを開くとそこには『運営から』という件でメールが一つ来ていた。

 

 

どうでしたか?

次回も宜しく!

俺の執筆の力の源はブクマだ~なんて、、、

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