お食事風景、のようなもの。
「うわっ…美味しい…♡」
すごく豪華なバイキング。女子軍はお上品に食しているが…、
「海、それよこせよ!」
「はあ?お前、自分で持ってこいよ。」
…ギャンギャンうるさい。
「先輩、やっぱあの二人、ガキなんですよね。」
「そうだな…。私達は、他人のふりしてようか。」
こっちはこっちで楽しまなきゃな!
「おーい、晴ちゃん、烏龍茶持ってきてー!」
な!?このヘタレ、私をパシらすのか!?
すると、鈴蘭が
「先輩、一緒に行きましょ?烏龍茶ですよね。」
といって、私の袖をひっぱった。
なんだ?やけに素直に…、と思ったら、耳元で
「先輩、アップルジュースにしましょう?」
といって微笑んでいる。
…鈴蘭、お前本当に…
「頭いいな!!」
「ありがとうございますぅ♡」
しかし、上級者なら…
「アップルジュース入れるふりして、烏龍茶いれるのだよ。」
「ええー?なんでですか?」
「アップルジュースと信じこませて烏龍茶でしたー!wっていうほうが、リアクション、面白いんだぞ。」
「なるほど、さすが先輩。」
というわけで即実行。
結果 なかなか飲まなかった。
「パシらせたくせに!飲めよゴルァ!」
「どうせ変なもん入れたんだろ!?飲むかっ!馬鹿っ!」
まあ、そこで無理やり飲ませるのが、私と鈴蘭だがな。
いやーあのリアクション、笑えた笑えた。慌てふためくヘタレ副部長の写真を、今度掲示板にでも、掲示しておこう。
さて、前夜祭はこれからだ!今日は、リラックスタイムといこうか!
珠算部部長 珠姫晴海