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珠算部  作者: シロツメクサ
4/7

全国大会への想い

新幹線の中は、興奮モード。皆、目を輝かせている。


「珠姫先輩!楽しみですね!」


「そうだな。初めての県外での大会、しかも、全国大会、しかも…」


「東京!」


誰だ良い所取りやがった奴は!


「珠姫〜、たまには、副部長にも良い所くれよ。」


ああ、ヘタレ副部長か。


「ヘタレとはなんだこの野郎!」


颯が大声を出したが、鈴蘭の、


「颯先輩、ここ、新幹線ですよ。公共の場での一般常識もわからないんですか?中二にもなって?」


という言葉で、黙りこんでしまった。


「珠姫部長と、お泊り…。」


といってニヤついているこの変態を、今すぐぶっとばしてやりたいな、私は。


「さあ、お前ら、今晩はホテルのバイキングだぞ〜、うっわ、この、肉、美味そー!」


由宇島先生が、よだれをたらしている!?


「本番は明日かー、早いですね、先輩。」


鈴蘭は、少し緊張した様子で言った。


「大丈夫だ。」


私は、鈴蘭の頭を撫でる。


「私達は、ずっと一緒に頑張ってきたんだ。今回は、私達の出せるだけの力を、おもいっきり出せばいいんだ。」


そう、私も、鈴蘭も、颯も、海も、ずっと頑張ってきたんだ。明日のために。


珠算の大会は、基本、個人戦だ。団体戦もあるが、それは、点数の合計で競うものだ。どっちにしろ、一人で戦う。しかし…、



きっと、お互いの心は通じあってると思う。


         珠算部部長 珠姫晴海

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