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珠算部  作者: シロツメクサ
3/7

全国大会には学ぶべきものがあるのです。

ああっ、丸付け疲れた!


今回は、大会も近いから、かなり真面目にやらないとな。いや、毎回真面目だからな?


今回の大会というのは、なにを隠そう全国大会なのだ!


東京で行われる全国大会、長年の憧れ。なにせ、今年初出場だからな、私。去年も一昨年も、悔しい思いをしたものだ。


今回は、この珠算部のメンバー全員参加できるとあり、みんなのやる気が違う。


東京に行って、っていうか、県外で大会に参加というのが初めてだ。


「うぅー、あと1週間じゃねえか!うーわ、楽しみだなー!!」


颯は大はしゃぎだ。


「先輩、そんなにもはしゃいじゃって、子供ですかもぉー。」


そういう鈴蘭だって、


「東京か…。ふふふ♪」


と、楽しそうにしていたのだが、まったく、素直じゃないな。


「珠姫部長ー!!一緒の部屋になれると…」


「なれねえよ、馬鹿。」


変態は相変わらず変態だ。


「ええいっ!東京楽しみじゃないのか!?」


「楽しみに決まってんじゃないですか!?馬鹿ですか!?」


「うるせえ!後輩がガタガタ言うな!」


「権力振りかざさないでください!能ある鷹は爪を隠すって言葉知らないんですか!?」


「珠姫部長、お互い精一杯頑張りましょう、大会も、恋も…。」


ああ!うるさいうるさい!と思った瞬間…。


「うるさいぞお前ら!!大会前だろ、気を引き締めろ!!」


ガラッと扉をあけて、顧問の由宇島琴梨ゆうじまことり先生が入ってきた。


若く、美人な英語教師で、珠算、暗算十段の実績を持つエリートだ。


まあ、迫力あるね。


「さあ、どんどんやるぞ!全国にはすごい子がたくさんいる!その子達から沢山学べ!!」


「「「「はいっ!」」」」


「よーし。じゃあ、やろうか。皆、暗算用意してー。」


そう、全国には沢山の人がいる。そんな人たちから、何かを学びに、そして、近づけるように、私達は全国大会に行くのだ。


大会まで1週間。どこまでやれるのだろうか。


        珠算部部長 珠姫清海

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