自己紹介
この作品はオリジナルです。
同名のゲーム、小説とは別物です。気をつけてください。
最初はオードソックスに自己紹介から始めよう。
僕の名前は、橘 浩介。中学2年生。成績は中の下。ぼくにはほかの人とは違うことがいくつかある。一つ目は身長だ。153cmと平均よりだいぶ下になっている。ぼくは、裁判所に、牛乳を飲めば大きくなれるといった奴を訴えてやりたい。ぼくは、牛乳が小さいときから大嫌いだった。でも、牛乳を飲めば大きくなれると誰かが言っていたのを聞いた僕は、それから毎日牛乳を3杯は飲んだ。最初は吐くこともあったけど、そのうちなれたのか気分が悪くなるぐらいですむようになった。
このことを考えているだけで気分が悪くなってくる。
ぼくが、変わっていることといえば霊感が強いことだろうか。
霊感があるといっても、別に何ができるわけでもなくただ幽霊に見えるだけ、話せるだけ、触れるだけだ。
自己紹介はここら辺にして、そろそろ本編に入ろうと思う。
『死んでくれないか。』
ぼくの前にいる男が言った。
「あなたは誰?」
ぼくが言った。
『私の名は・・・』
ぼくの視界が歪んだ。
「橘君、この問題に答えなさい。」
ぼくはこの声で完全に目が覚めた。
前を見ると、先生が黒板の空白を指さした。
〔1925年 〕
(えっと、1548年に何があったかだよな。確かいっぱいあったはず。その中で一番有名なのは)
「えっと、治外法権です。」
クスクスクス。
クラスのみんなに笑われた。
(何でだろ。別に間違ってはないのに。)
「橘君が言おうとしたのは治安維持法です。もうすぐで3年生になるんだから授業中に居眠りなんてしてる場合じゃない。」
最後のほうが強い口調になっている。
「ちなみにここに入れるべきなのは。」
そう言って、並木さんを指さした。
「普通選挙法の公布です。」
並木さんが答えた。
「はい、正解ですね。」
先生が言った。