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33_Aランク高難易度討伐再び_2












 「タワヤ領に面したアルダナ森林の沼地帯ですか・・それはまた厄介な場所に行かれるのですね・・。」

 やはりローリーも渋い表情で状況を察しているらしい。



 「魔法を使わずに討伐はやっぱり難しそうかな・・。」

 コリンはおずおずとローリーに質問する。



 「・・・不可能ですね。逃げるだけなら良いかもしれませんが、万が一救助された方が、怪我や昏睡状態の場合共に全滅する可能性すらあります。」

 なかなかきっぱり現状を伝えるローリーに3人共顔面蒼白である。



 「――魔法は・・使わないとならないか・・」



 「はい。それはもう使わなければ無事に帰ることは難しいはずです。」



 「それならやっぱり救助した後誓約魔法かけるしかないのかな。」



 「そうですね。それもそうですが、一番良いのは精神操作魔法で忘れさせることでしょう。」



 (!!!!)


 「―――それは・・」

 コリンは苦々しい表情でローリーを見つめる。



 「コリン様が精神操作魔法を極力使いたくないお気持ちはよく存じております。ただ、一番無難に済むのはその方法だと思うのです。」



 「制約魔法じゃダメ?」



 「――制約魔法の場合、本人はその出来事を覚えていることになります。そうなると誰かに魔法を感ずかれた場合、強制的に第三者に言わされるという事が起こりかねないからです。

 メリットデメリットで考えると、誓約魔法のメリットは魔法の作用が本人が悪用しない限りはないという点。しかし、デメリットは第三者が【誓約者が違反しようと構わない】と判断し、強制的に言わせてしまう可能性がある点です。この場合デメリットの方が私は危険だと思います。

 精神操作魔法は確かにその方に直接魔法がかけますので負担は強いかと思いますが、メリットとしては魔法使い以外その件は知ることはできなくなりますので、第三者に知られること自体あり得ないという点です。」



 「・・・ローリーは第三者・・第2皇子派を危険視している・・という事?」



 「おっしゃる通りです。」



 「・・・でも必ず接触するとは限らないし、誓約した人が公言するとも限らないわよね?」



 「はい。勿論その可能性もございます。」



 「・・・という事なら今回の救助対象は隣国の公爵家よ。この帝国の人間が迂闊に手を出せる相手じゃないわ。」



 「――気づかれることはあり得ないと?」



 「僕はそう思う。」

 コリンは流石に隣国の王族を手にかけるものはいないのではと思った。



 「――私はあくまで可能性のお話をさせていただいただけですので、最終の判断はコリン様がされることです。決断の参考になれば幸いです。」



 「ローリーありがとう・・。最終判断はその時の状況で決めることにするよ。

 ・・・他に持って行った方が良いものなどあるかな?」



 「そうですね。可能であれば、攻撃魔法を使用できる貴石パワーストーンや透過や浮遊などの補助魔法が使える貴石パワーストーンもお持ちになっても良いかもしれませんね。どのみち貴石パワーストーンを使用したとしても、魔法であれば非常に危険なことは間違いないので、あまり使わない方が良いとは思いますが、念のためというところでは良いと思います。


 あとは、救助の際治癒も必要になると思いますので、癒しの貴石パワーストーンは持って行った方が良いでしょう。後はコリン様の異空間貯蔵庫に飲料水や軽食などは持って行った方が良いでしょうね。」


 「わかったよ。持っていく軽食をお願いしたいんだけど、どの位で用意できそう?」


 「近くで買ってくるのであれば20分ほどで可能です。その間に作戦会議をしていただけば丁度良いのではないでしょうか。」


 「そうだね。そうしよう!」



 


 

 マライセルが軽食を用意してくれる間に作戦会議は早急に進められる。


 魔法を使うか使わないか以外はいつも通りで問題はないが、今回の今までと違うのは、湿地帯で毒系の生物が多すぎるという事。その為透過魔法と飛行魔法で救助対象者を見つけるまでは透過魔法と飛行魔法を使い地面に降りない方が良いだろうという事。


 その為体力と魔力の補給貴石パワーストーンは多めにすぐ取り出せるよう携帯道具入れに入れて持ち歩くこととなった。


 救助対象者がいた場合は、透過と飛行の魔法を解いて討伐対象を倒しつつアルダナ森林の脱出。救出対象にしても討伐対象いしても、証拠の物をなるべく持って帰ってくるようにとのことだ。


 「いつものように俺とジークで攻撃して、コリンが援助と救助対象の保護で良いだろ?」


 「そうだな。あと、複数の討伐対象がいた場合の範囲魔法も必ず必要だと思ってくれ。皆が無事に帰るためには魔法の出し惜しみはできない。」


 「わかったよ!魔法は僕に任せて!」

 

 「あぁ。頼むぞコリン!あとは毒系生物が多いという事は探知に引っ掛かりやすいという事だ。面倒だとは思うが、なるべくこまめに状況を知らせてくれると助かる。行きは飛行魔法で帰りはマライセルに馬車で迎えに来てもらうで良いかな?連絡は3人のうち誰かがローリーに連絡を取ればよいだろう。」


 「了解!!」




 準備が済むと透過と飛行魔法で3人は手を繋ぎすぐさま出発する。乗馬の駈足かけあし程の速度で上空を飛行して一直線にアルダナ森林の南側を目指すのだった。 




 









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