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科学と非化学の狭間で。  作者: 神坂海斗
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プロローグ

異能と科学が合わさった世界で色んな事件や問題が起き始める。

―2100年4月1日―

 科学の技術が成長しあらゆる物が便利になり平和ボケした世中になっていた。だが、横浜にある研究施設でとある実験が行われていた。その研究というのが【新人類育成計画】というものだった。

この計画はこの平和ボケした世界に退屈をしていた、一部の研究員達が刺激を求めて禁忌とされている人体実験を極秘に行っていたと記録では記されている。

 「赤井主任、実験体16番、17番の数値がいつもより高いようです」

 「問題ない、今日中にこの2体を完成させるぞ」

 実験体保存機に漬けられている2体に研究員達は投薬を開始した。

この投薬は人間のDNAを無理やり作り変えるという独自に作り出した変異体ウイルスだったという。

「バイタル安定!全ての数値も安定してきました」

研究員が赤井に報告する。

「よし、そのまま続けろ!成功まであと少しだ、、、」

 研究成功まであと少しのところまで来ていた。

そうあと一歩のとこだったその時、赤いランプと共に緊急警報がでなり始めた。

「何事だ!!」

「分かりません、ただ実験体が抵抗しているようです!数値も上昇しています!」

「ありえん、こいつらはまだ意識がないんだぞ!」

データベースの数値はうなぎ上りで上昇していき、気づけば実験体保存の機会もオーバーヒートを起こし始めていた。同時に16番、17番も無意識化に暴走をはじめた。

 赤井含め研究員達は対処をしようとしたが、もうすでに時は遅く気が付けば研究所全体は爆発と共に火の海に飲み込まれていた。

そして、同時に実験体に投与されていた変異体ウイルスが世界中にバラ撒かれてしまったのだ。

それから5年後人類の半数がその変異体ウイルスにかかり亡くなる者もいれば、そのウイルスに適応する者も現れた。

 適応者は今までの人類とはかけ離れており、身体能力が高く本来使える筈のない異能という力が発現しだしたのだ。そして適応した者達を我々は「異能者【ストレンジャー】」と呼んだ。

 人というのは力を持つとやはり使わずにはいられないのだろう、ストレンジャーの増加に伴い異能を使った犯罪が多く多発することになった。

 それを見てもちろん力を持たない者達も対抗するべく、対ストレンジャー用の兵器を創り出したのだ。

しかしその兵器を一般人に売るわけにもいかず、国は特別処置としてとある組織を作り上げた。

 組織の名は【ニュートラル】通称NTLと名付けられる。このNTLには科学者とストレンジャーどちらも所属している。どちらも所属させているのには理由があり、名前の通りニュートラルは中立という意味が込められている。

 片方だけで組織を作ってしまうとやはりひいきというものが出てきてしまう為、厳選な審査の元両方の人類を所属させ対等に犯罪者を裁く事を目的として作られているからだ。この組織では逮捕から裁判まですべて行われる、特別な組織なのだ。

そしてこの者達だけが対ストレンジャー用の兵器を使うことが許可されている。

 こうしてこの組織は世界にまで拡大し今では政治にも関わてくるほどの組織にまで成りあがった。


 




 

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