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『雪ガ降ル暗玉』

 限りなく移り変り、六つの世界に魂を落とす。世界の残酷さは常。それはリカイ出来る。

 でも、私の心は頑健ではない。

 時の残酷さに蝕む心から生まれたキレツにより、身体はひび割れ、醜くなってしまった。

 崩れる身体を繋ぎ止める魔具『雪ガ降ル暗玉』

 流れる血を全て凍り付かせる冬の夜を閉じ込めた玉。子宮の位置で持っている両腕は凍傷で皮膚が割れている。流れ、鈍い色の血がヒソヒソと会話を始める。


「ネガイハカナワナイ。アイガタリナイカラネ。ハヤクアキラメレバイイノニ」


 自分の血が憎くなり、強い意志で血管を破壊した。その直後、血からの絶叫が脳内に響いたが、無視した。


 愛する人の魂がこの世界に戻るのはいつだろう――

 この肉体が壊れても、適当に寄生する身体を見つければ問題無い。でも、その姿が彼に気に入られるかは分からない。

 彼は、「アイシテイル」としか言わなかった。

 嬉しかったが、もう少し色々と考えるべきだった――

 彼の血族を全て殺し、斬り落とした首を山積みにし、その上に立ちながら思考を繰り返す。

 アア――

 彼の魂は今何処に――



『雪ガ降ル暗玉』

 能力 願望を餌に所有者を魔物に変える。醜い魔物に生まれ変われば、魔具の力は更に強くなる。女性しか所有出来ない。


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