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『腕』
誰の『腕』?
それは、ワタシの『腕』
これは俺の『腕』
何を言う、ワシの『腕』じゃ。
こんなに美しい『腕』は私に相応しい。
暗闇の中、老若男女の声が響く。
その中心、青い月の光を結晶化したモノが鎮座している。
持ち主の望む武器へと姿を変える事が出来る。
戦姫
女侍
女騎士
女暗黒騎士
性別が必ず女。
ただ――
左腕が腐っている。凄まじい腐臭を漂わせる。
でも、それが青い月の力を引き出す為には必要な腐敗――
呪い。
呪い。
呪い。
美しく、とても匂う繋がり。
何故――?
仕方無い。
どんな事にも対価は必要。
そして――
嫌う、その感情が契約破棄の理由となり、世界に平等が生まれるから。




