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『聖者ノ骨』

 誰がその骨を真実と認めた。

 その言葉が身体中で駆け巡り、内臓を切り刻みながら暴れる。激痛の中、その痛みが真実と繋がっているという確信が、自身の感情を高ぶらせ、狂気の咆哮を続ける。劇、そう劇でしかない。自身が聖者になる為の演劇。終演までは時間がある。この臓腑を生贄に。骨を生まれ変わりに――


 聖者が振るう刃に一切の偽りがあってはならない。

 存在する聖者の骨は破壊された。あらゆる争いを消す聖遺物を。

 その刃は勇者の剣となり、世界に争いが生まれる。意味を持つ存在は世界に愛され、世界は不変を嫌う。

 変化無き世界は死。しかし、世界は死を好む。

 矛盾は新たな聖者を生み、その骨は世界を変える『刃』となる。

 繰り返される世界は美しく、人が争う姿に、神は人間では到底理解出来ない慈悲なる笑みで世界を見つめる。

 一億五千万本の聖者の剣。宇宙の深淵で静かに眠り、神からの呼びかけを待っている。


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