第20話 ここはどこですか?
第三階層についた僕たちは言葉を失った…
だって、ダンジョンって洞窟とかだと思ってたから。
でも目にした光景は、だだっ広い草原と奥に見える森だったんだ。
僕たちはとりあえず回ってみようってことになって徘徊し始めた。
そしたら、後ろから何かが飛んでくる音が聞こえたんだ。
焦って前に転がったら、元居た場所に矢が刺さってたんだ…
すんごくこわかった。だって全然わかんなかったんだもの。
みんなも驚いた様子で飛んできた方向を見ると冒険者のパーティーが臨戦態勢をとって向かってきたんだ。
慌てて僕らも準備を開始した。
前衛:ラー君
中衛:僕
後衛:スーちゃん
遊撃:イーさん
いつものフォーメーションで待ち構えると、今度は横から矢が飛んできたんだ。
運よくスキル:オートシェルを発動させていたからよかったものの、それが無かったらだいぶダメージをもらってたと思う。
それからも矢が四方八方から飛んできて、防ぐのにいっぱいいっぱいになってしまった。
どうやらそれが冒険者たちの戦術だったみたい。
気が付いたときには前衛職がラー君に接近戦を仕掛けてた。
何とか食い止めたラー君だけど、だいぶ押されてしまった。
僕も何とか助けるため回復魔法を使おうとすると、矢が飛んできて何もさせてもらえなかった。
そして、ラー君が倒されるとそのまま僕たちは負けてしまったんだ。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
先輩たちが言った通り、ここは別物でしたね。
ムー君たちだって気を抜いていたわけではないんです。
冒険者のほうが一枚上手だったってことですね。
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では、次回をお楽しみください。
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