第19話 またしても転勤
あれからいっぱい頑張った僕たちは、今日もポータルに向かって移動を始めていたんだ。
ツカツカツカ
そしてら、後ろから声をかけられたんだ。
「あなた達、だいぶ頑張ってるわね。さすがに第二階層だと強くなりすぎちゃったみたいだから、今日から第三階層へ移動してもらうわ。ポータルに第三階層へって書いてあるからわかるはずよ。今までご苦労様。」
ツカツカツカ
美人風なお姉さんはそれだけ言い残して去っていってしまったんだ…
うん、どうしよ?
「ムー君…頑張ろうか…」
ラー君はそういうと重い足取りでポータルへと動き出したんだ。
僕もラー君の後を追って移動を始めた。
周りにいたスライムたちは僕らの昇進を祝ってくれた。
ぷるんぷるんぷにんぷにん
飛び跳ねながら「いってこい!!」って
でもね、その先に待ってるのは…
ブラック職場なんだよ…
頑張ろう…
ポータルをくぐるとまた違う景色だった。
周りにいるスライムたちもなんだか凛々しく見える。
話を聞くとみんな6歳とか10歳だって。
イーさんより先輩だった。
その中にイーさんがお世話になったスライムがいたんだけど、第三階層はかなりやばいって教えてくれた。
冒険者の強さが格段に上がるんだって。
僕たちは負ける覚悟で初めての第三階層のポータルをくぐっていったんだ。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
強制転勤…
ブラック企業のサラリーマンはNOとは言えない…
だって、NO=リストラ対象ですよ?
ここもどうやらNOとは言えない場所らしいです…
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では、次回をお楽しみください。
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