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第10話 僕は役立たず…

冒険者の前に姿を現した僕たちは、すぐに行動に移った。


まずはスーちゃんが、魔法:火の粉レベル2を発動。周囲に火の粉が舞い、赤々と燃えだした。

その後、すぐにラー君が前に陣取って、防御姿勢に入った。


冒険者も攻撃に移ったみたいで、ラー君に切りかかってきた。

ラー君が切られると思った瞬間、ラー君の体が一瞬光ったんだ。

そしたら、攻撃をしてきた冒険者がそのままはじき返されていたんだ。

ラー君は全く無傷とはいかなかったみたいで、HPが減少していた。


攻撃は跳ね返されると思ってなかった冒険者は、びっくりしてそのまましりもちをついてしまった。

イーさんが待ってましたとばかりに、技能:瞬発と突貫を使って冒険者へ襲い掛かった。

さすがに冒険者の仲間の盾持ちが間に割って入って防いできた。

おそらく引率らしき女性は、子供たちに声をかけ一旦下がって立て直すように指示を出していた。


僕らも姿勢を立て直すと、ラー君のHPを確認した。

残り5まで減っていたので、僕はラー君に魔法:マイナーヒール レベル1を使ってみた。

ラー君のHPは20だから、20×1×0・1%…0.02…

つまり1しか回復しなかった…

ごめんラー君…

しかも僕のMPも残り1…

雀の涙的魔法:マイナーヒール レベル1をもうち一度使って僕は役目を終えたんだ。

それでもラー君は笑って、「大丈夫だよ。いつもより楽になったから。」って言ってくれたんだ。

僕は本当に泣きそうになった。

僕は頑張って強くなるよ。

ラー君たちに追いつけるように。


そのまま、体制を立て直したお子様冒険者に僕たちは蹴散らされ、意識を失ったんだ。

ここまでお読みいただきありがとうございます。


雀の涙の回復魔法。

ムー君はすごく悔しかったみたいですね。

ラー君…やさしいね。


誤字・脱字等ございましたらご報告いただけると幸いです。


感想・評価・ブクマいただけると作者は頑張れます。


では、次回をお楽しみください。


※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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