くだらないと、呟いて。
掲載日:2020/01/17
あの夢だ、
押し寄せてくる微睡み。
歪な風景、どうしようもない刹那さ。
鍵穴に合わない針が。
つい、剃らした視線の先に。
歪んだ月と――、一番星。
いつつに並ぶ、不規則な旋律と叩き付けられる法則になぞらい。
染み渡る五臓六腑、熱情が増してゆく。
「酔ってません!!」
墜ちたベッドで――濡れた枕のやわらかさ。
ゆっくり、じわじわと。
波間に揺れた。
丸まってみて、わかる。
猫気質だったということに。
こたつはいらない。
庭すら駆け回らない。




