人の住んでいる場所へ
「なあなあセクレ、人のいるとこに行こうよ。」
「勿体ぶって何でもないスキルを紹介した上に人里に行こうだと。そんなに面倒なことしていられるか。」
「え?俺なにか気に障ることしたか?」
セクレがため息つきながらどっかに行ってるんだけど。
やっぱり何かしたかなぁ。
こうなったら一人で行くか。
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「こんなもんか。」
俺の前に並んでいるのは大量の物。
ダンジョンの外ではダンジョン製作は使えないということが昨日の狩りで分かり、入念に用意した結果DPを結構使ってしまった。
ちなみに用意した物は
・食料(20日分)
・武器(日緋色金とかいう空間が揺れて見える素材でできた剣)
・ダンジョンへのテレポーター(使い切り)
・テント
・寝袋
・狩りの獲物
・回復用のポーション(30本)
DP 447791→492731
いや、増えてるから頃がどれくらいか分かりづらいんだけどさ。
実際日緋色金の剣だけで150000DPくらい使ってるからな。
というか、DPを結構消費した理由ってこの剣じゃないか。
「セクレ、行ってくる。」
返事ないな。
まあ、行くか。
おっと忘れてた、飛行スキルが欲しかったんだ。
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「飛ぶって気持ちいいな。」
現在俺は空の上!
まあ、ここに来る前にも飛行機とかで空は飛んでたけど、生身で飛ぶのとは比べ物にならないな。
ん?
なんだあれ。
4体くらいの鳥がこっちに来てるな。
鑑定してみるか。
種族:ブロンドバード
LV:8,13,17,17
ランク:C-
銅の羽毛に身をくるんだ怪鳥。
その羽根は矢をはじめとする様々な武器に加工される。
種族:ブロンドバードヘッド
LV.25
ランク:B-
ブロンズバードの群れを束ねている長。
その羽根はブロンドバードのものよりも固く、加工しやすい。
なんか鑑定内容詳しくなってないか。
最悪逃げられるしこの剣の力を試してみるか。
どんどん距離が近づいて、通り過ぎていく。
「っ。すご。」
鳥たちが落ちて行っている。
この剣って相当強いんだな。
鉄でできてるはずの羽毛を何の感触もなしに切っちゃうんだから。
なんか勿体ないしあのブロンドバードを回収しておくか。
「重っ」
やっぱり羽が銅でできてるだけあって重いなぁ。
ディメンションストレージに入れるから関係ないけど。
日も落ちてきたし野宿だな。
まずはテントだな。
えっと、この棒をここに通して、これ思ったより硬いな。
こうしてテントを立てていき、眠るのであった。
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「ううー。よく寝た。」
なんか寝起きって伸びしちゃうんだよ。
さてと、朝食をとっていくか。
◆◆イトの近くには何人かの集団がいた◆◆
「ボス。あそこ人が一人で立ってますぜ。」
「こんな森のど真ん中にいるんで何か強いアイテムを持ってると思うんすよ。」
「分かった。指示を出したらすぐに襲え。」
「10」
「9」
◆◆イト◆◆
「ん?物音がするな。一応日緋色金の剣を出しておくか。」
次回は初めての対人戦になります。
一応、ダンジョン製作の周りにいるモンスターよりは賢いらしいです。
現在ネタを募集しています。
キャラクターやモンスター、他のダンジョンにアイテム、スキル、武器など、いろいろと募集しています。
詳しくはあらすじへ。