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6話 誘い
そんな中 好奇心旺盛な1人の少女がいた。
闇灯日になると、なんとか脱走しようと試みるその少女は
先ほど紹介したメアである。
その度にばぁはメアの脱走を駆使していた。
しかしこの日は違った。
(メア…メア…お前を外に出してやろうか…)
メア「誰かいるの…?」
(そうさ…わしはお前の味方さ…さぁ…おいでよ…こっちだよ…)
メア「悪い人じゃない?本当にお外に出してくれるの?メアはね…夜にお外に出た事がないの。だから見たいんだぁ…闇ってどんなのか気になるの!」
(そうかいそうかい…いい子だねぇ…さぁおいで…)
メアは目の前に広がる闇の空間に手を伸ばしたー。
その瞬間吸い込まれる感覚と共に意識を失ったー