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JOKER  作者: 清南劉
4/8

疑問

パタンと扉が閉まる

と同時に私、イヤ、僕の首筋に冷たいものが押し当てられる

「十夜・・・決めたのは学園長」

小さい舌打ちとともに刀が下ろされる

「あの子なんなん?チェスの子とちゃうよな」

成将が言う

「生徒会への説明は編入試験満点のこの子を生徒会にいれようとおもう」

成将は絶句し、十夜は訝しげな顔をした

「編入試験満点ってあいつ化け物か」

そういう彼も満点取れるだろうやる気さえあれば

でもまぁ確かに偏差値76の学校の問題を一問も間違えてないというのは化け物だと言えなくもない

「えっとでチェスあては?」

「彼の身辺調査・監視、保護」

ふたりとも不思議そうな顔をする

「えっと、保護言うたか?」

僕は頷く

疑問に思うのも当たり前だろう

そんなちぐはぐな命令

「そして僕の迎えにいった感想、ハクア君こっち側の人間だよ」

これは気付いていたらしく特に表情に変化はない

まぁ気付いてなかったのは隼くらいだよな

「じゃあなおさらなんで保護なんか・・・」

僕も不思議だったが、残念ながら答えは知らない

僕の表情からそれを悟ったのか彼らはそれ以上そこについて言及してこなかった

そして、成将はふと気まずそうな顔をした

「何?」

頬をカリカリとかくと

「あんな七瀬、綾瀬の格好で地声出すなや」

僕は目をぱちくりさせる

十夜は笑っているがために肩を震えている

「だ、だってなぁ」

その情けない姿に僕も吹いてしまう

さらに顔を赤くする姿にいたずら心が・・・

とまぁその後のやりとりは置いとくとして

僕、綾瀬彩華こと七瀬砕希(♂)はこのときとてつもない嫌な感じをしていた

しかし、それが具体的にわからない今、僕は将来起こることを漠然とした不安感を持って過ごしていくことになった

成将は僕の中でメガネとなっています

間違えてメガネって書いてあったら指摘して下さい;;;

たぶんこれもそのうちなんか付け加えそうだなぁ

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