生徒会
「えっと・・・あんた誰や?」
一番扉の近くに立っていた黒髪の青年が訊いてきた
眼鏡の奥では深い海のような瞳が不思議そうにしている
「この子は生徒会に新しく入ることになった桐札ハクア君」
綾瀬さんが僕の後ろから顔を覗かせて言った
その途端一番奥でふんぞり返っている茶髪の奴が明らかな怒りを見せた
そうすると綾瀬さんは腰に手を当てて片方の眉をあげた
「言っとくけどあんたがあんまり仕事しないからいけないんだからね?」
そうすると彼はばつの悪そうな顔をした
「自業自得ー」
メガネの横の赤髪の不良っぽいのがニヤニヤしながら言う
「お前かてめんどがってよう仕事さぼるやろ」
メガネがそいつを責めるように言った
そうすると反発するだろうと思った僕の予想に反して赤髪の彼は激しく動揺して弁解をはじめた
まるでメガネに嫌われるのを心底恐れているようだ
「あそこはほっといていいよー」
綾瀬さんが不思議そうにしている僕に言ってきた
「あっ、はい」
素直でよろしいと彼女は深く頷いた
「じゃあ生徒会のメンバー紹介するね」
そうして彼女がした説明から
茶髪の青年は生徒会長の岸十夜
黒髪の眼鏡の青年は会計の蘇芳成将
赤髪の不良は書記の名波隼
だと判明した
後者2人は説明に合わせてよろしくと言ってきた
が、やはり岸というのは僕のことをこころよく思っていないようでこちらさえ見ようとしない
「さて、隼は彼を寮に案内してくれる?」
「別にいいけど・・・」
名波君は少し不服そうだ
「今度蘇芳と一緒に休み出してあげるから」
それを聞いた途端彼の顔がぱぁーっと明るくなった
そして、こっちにスタスタと来、手を取ってスタスタと無言で僕を部屋から連れ出した
これが僕の生徒会でのファーストコンタクトだった
しかし、まさか僕の人生にとって重大な意味を持つことになろうとはつゆにも思わなかった
もしかしたらここはもうちょっと付け加えるかもです
えっともうちょっと話が進んだら詳しいプロフィールとかもあげようかとおもいます
まぁ根本的に見てくれてる人がいるか微妙とかそういう話があるけど・・・
そしていてもそんなことを求めるほどこの小説楽しんでるか微妙だけど
一応・・・
―追記―
隼の名字漢字変換間違えてた;;;
七海じゃなくて名波です><