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JOKER  作者: 清南劉
1/8

学園へ

僕の名前はハクア

捨て子の僕には名字はない

しかし、さすがに呼ばれるときに不便だからハクアという名前を使っている

拾ってくれたのは暗殺組織【トランプ】のボス、紅野ノア

組織に在籍する前はよく会っていたが、数年前に入ってからは1年に1度会うか会わないくらいになった

理由は簡単、僕が名簿上組織に存在しないからだ

これは何故かというと僕の役職の問題だ

コードネームは「ジョーカー」

つまり、【トランプ】の切り札

切り札が存在を知られてたら意味がない

組織の中で僕が実際所属してると知っているのはノアとあともう一人僕に依頼を持ってくる東野真守、僕の幼馴染だ

ちなみに真守もノアに拾われた関係で幼馴染になった

しかし、この裏世界事態での知名度はそこそこあるつもりだ

呼び名は僕の服の色から来たのだろう『白い悪夢ホワイトメア

呼び名とは業界のものが噂などから勝手につける名前だ

実力があると呼び名は自然と有名になる

僕の名前は結構知れ渡っている・・・らしい

全ては真守が言っていたことだから僕はホントかは知らない

さて、そんな僕が今何をしているのか・・・

とある学園の門の前ブレザーを着て立っている

何故かというと・・・


「失礼します」

僕はボスの呼び入れる声を確認し、部屋の中に入った

入ったその瞬間に耳に入ったのは

「ハクア、学校に行け」

一瞬思考が停止、今までに見せたことのない間抜けな顔をしていたことだろう

「学校に・・・通えと?」

今までは単純に真守から書類を貰っていたのでボスにはこの業界に入ってからホントに接触をしていない

「表面上はなぁ」

ボスは僕の育ての親でもあり、心から尊敬している・・・

しているが、この部屋はどういうことだ?

かわいい物が大好きなのは知っていたけれど・・・

部屋がかわいい物で溢れかえっている

いかついおっさんがひとりにそれを囲むように人形や小物が大量発生しているのだ

なんて反応がしにくい空間なんだ・・・

まぁ現実は現実どうしようもない

「それで?目的は?」

「なんかなぁ噂でこの学園がチェスの隠れ蓑のひとつだと聞いてな?」

ボスは写真をこちらに示しながら言った

ちなみにチェスとはトランプのライバル組織だ

「それで?」

「裏が取れたら潰せ」

ボスにはチェスに対する私怨がある・・・理由は知らないがバカバカしい依頼だ

「わかりました」

まぁ建前はちゃんとした依頼だから遂行しますが

「転入手続きは済んでいる。明日から任務開始だ」

「了解」

そう言ってから礼をして僕は退室した


そして今高校に到着した、と

・・・バカみたいにデカいな

とりあえず今門の前にいる時点で校舎が見えない

門で迎えがくるはずなんだけどな

必要ないと思っていたが今理由もわかったところだ迎えがこないとはどういうことだろう

そうしたら急に後ろから肩をつつかれた

そう、急に

つまり気配が全くしない

この僕が?気配を感じないだと?同類か・・・

と、警戒していたら

「桐札ハクア君ですか?」

と少女の声がした

驚いて振り向くとなんともモテそうな少女がいた

軽くウェーブのかかった栗毛色の髪にエメラルドのようにキラキラと輝く碧眼どこをとっても完璧な少女

「えっと・・・あなたが迎え?」

すると少女は一瞬目を見開き、そして意地悪そうな瞳を一瞬見した

「えぇ、そうよ」

彼女は笑顔で答えてから、門を潜ろうとして、急にハッとしたようにこちらを見た

「ごめんなさい、自己紹介がまだだったわね、私は綾瀬彩華、この学校の副会長よ」

僕は彼女を未だに警戒しながら一応

「桐札ハクアです、これからお世話になります」

と言っておいた

「いえいえこれからよろしくね」

彼女は再び笑顔で言った

そのとき黒い車が門の向こうからやって来た

リムジンと呼ばれるものだろう

「あっ、来た来た

 ささ、ハクア君乗った乗った」

彼女に半ば強引に押し込められるように僕は車に乗り込んだ

「田中さん北校舎までお願い」

田中さんと言うらしい運転手は頷くと無言で車を発車さした

暫くの無言、そして、

「さて、ハクア君?君・・・何者?」

綾瀬さんの方から背筋が凍る程の殺気を感じた

僕は咄嗟に制服に仕込んでいたナイフに触れた、が

その次の瞬間

「あ、あはははは」

大爆笑が聞こえた

「あぁ、もうハクア君かわいぃ」

笑いすぎて目尻に涙が溜まっている彼女を僕はぽかんとして見た

「そんなに警戒されてるといじりたくなっちゃうじゃない」

演技上手いでしょって自慢しながら涙を拭っている

「私のことホントに知らないんだ?」

僕が無言でいると彼女は少し傷ついた顔をした

「綾瀬彩華なんて言ったらもうテレビで見ない日はないって言うくらいの人気女優なのに」

頬をぷくーっとふくらます姿がまた様になっている

「え、女優?」

女優って気配消したり殺気出したり出来るのか・・・?

「やっと緊張解いてくれたね」

彼女は嬉しそうに言った

「まぁ、私がいたずらで後ろから脅かしたのが全ての原因だよね、ごめんなさい」

言うが早いが捨てられた子犬のようになった

感情の起伏の激しい人だな・・・

「いや、別に・・・」

僕は少し居心地が悪かったのでそう言ったのだが

「ホント!?仲良くしてくれる!?」

思いのほか元気になられてしまった

「え、いや・・・」

僕が困惑していると車が止まった

「あっ、着いたよ」

彼女は何事もなかったように降りた

・・・変な人だ

そして、彼女にならって車から降りると目の前にあったのは・・・屋敷だった・・・

区切り方がわからない

かといってこのままだと切れない

ってことですごく無理矢理切りました

すごく拙い文章能力です

何か間違いとかあれば指摘をしてください><

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