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絶望奇譚  作者: 焼ミートスパ
第10章 アイドル様と企業のコラボ復習編
66/80

65 スポンサー様からの刺客(弁護士)

「こちらとしても成意をもって対応いたします」


弁護士先生が頭を下げてきた




完全に『スマイル0円』ってやつだよね


そんなのに引っかからないよ~、と思うボクの心は歪んでいるという自覚はある


まああれだけ警察の取り調べ室で精神的に痛めつけられたんだからねじ曲がるのも当然だよね





・・・プロというのは凄いって思い知ったね


ちなみにこの場合のプロっていうのは『人の悪意』ってやつだよ?


よくもまあ無実の人間に向かって罪を認めさせるように強要できたもんだと感心したね


早い話、警察はジャイアンの集団


・・・犯罪者相手には心強いけど、無実の市民にその権力が向かったらのび太一直線だよね







「こちらとしては番組のスポンサーをしただけで放送の内容については一切関わっておりません


ですがご迷惑をおかけしたことには変わりが無いため世の中の相場にかなり上乗せさせていただきます


これが前例となり今後の企業運営に影響が出るかもしれません


ですがそのリスクを勘案した上でのことなのでなにとぞご理解いただきたいです」





要は自分達は被害者だと言いたい訳だ


すべては頭が空っぽのアイドルが悪い


だけど大人の対応として謝罪する、って所かね




そんなんだから最初っから口を出せよと言いたい


イイ歳した大人なんだから言って良い事と悪い事くらい判るだろうに


そうすればアイドル様に責任をなすりつけるようなことしなくてもすんだんだよ


・・・大人って汚いね






「そちらからの要望があればなんでもおっしゃってください」


弁護士先生はドヤ顔でそんなことを言っていた





なんで被害者のボクが考えないといけないんだ?と言いたい


加害者(側の弁護士)のくせにいつのまにか被害者面していやがるよ





なんで加害者はすぐに被害者面したがるんだろうね


どいつもこいつも




このスポンサー(の代理の弁護士)


冤罪をブッ込んだアイドル様


痴漢野郎と勝手に冤罪をブッ込んで苛めた学校の同級生と教師と近所の奴ら


どいつもこいつもあれだけのことをしていたくせに今では被害者面していやがる




だれが許すかって~の!





という弁護士先生とのやりとりを隠し撮りした上でコメントつきで動画投稿してやった


ふっざまあみろ




まあ見る人少ないだろうけどな(涙)






やってもやらなくても同じ


でもバッターボックスに立たないとヒットはでないとですよ




空振り三振の可能性の方が高いだろうけどね(ションボリ)

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