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絶望奇譚  作者: 焼ミートスパ
第1章 ビギニング Part1
5/80

4 とりあえず撮影してみた

右手と身体を拘束されている


ということは左手が空いているわけだ





だから制服の胸ポケットからスマホを取り出した


そして指紋認証でパスワードを解除する


親指だけで画面をスクロールしていき動画ソフトを立ち上げる





起動を確認した後、胸ポケットに入れなおした


だって頭のおかしなやつらだよ?


スマホで撮影しているって判ったらなにやるか判らないだろ?





もっとも確固たる意志があってやったことではない


ついやってしまった


そんな感じ


自分の頭で記憶するんじゃなくてスマホで記憶するのはデジタルネイティブ世代の常識だよね(たぶん)





胸のポケットに入れたスマホはレンズ部分だけが出ている


つまりは固定されているわけだね


だから痴漢だと言った女子高生と拘束してきた大人と車内で冷やかに見つめている乗客がバッチリ映るように身体を動かした


もちろん撮影しているのが判らない様にコッソリと、だ





きちんと撮影できているといいな


そう思ったら結構撮れていた


意外と撮れるもんなんだね


ちっとだけ自分の才能が怖いと思ったのは秘密だ





・・・これがまさか後で大問題になるとは思わなかった

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