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絶望奇譚  作者: 焼ミートスパ
第9章 晴れた日には復讐をしよう(笑)
35/80

34 復讐するは我にあり

やあ、福士有寫だよ


みんな元気だった?


ボクは元気じゃないよ


なにせクソ女のせいで人生が滅茶苦茶になったから





え?


なんのこと?


知らなかったのかな?


詳しくは以前投稿した動画を見てくれたまえ





まあ簡単に説明するけどね


高校に行くために電車に乗っていたら


「この人痴漢です!」


って言ったJK、もとい女子高生が居たんだよ





え?どこにっ!?


驚いてキョロキョロしたね


そうしたらなぜか電車に乗っていた皆がボクの方を見ているじゃない





え?


ボクの後ろ?!


そう思って振り返ったね



確かに人はいた


サラリーマンの人


だがその人もボクを見ていた





What?


頭の中は疑問で一杯だった




「この人です」


そう言って女子高背が持ち上げたのはボクの手


正確に描写すると『ボクの右腕』だった




もちろん


「ち、違うっ!」


きちんと叫んだよ





言わなくても判るだとかは頭がお花畑な人間の幻想だ


100を言っても1しか伝わらない


それが現代の常識


だから主張出来る時に主張してみた


・・・ボクって結構有能じゃね?




もっとも誰も信じてくれなかったけどね




まあボクも信じていなかったんだけどね


だって人間不信だもの


言いがかりをつけられたと感じた瞬間にスマホで動画を撮影したんだ





正解だったね


ばっちり顔が映っていたよ


加害者とその協力者達の




まあそいつらへの復讐はまた別の話にしよう


お楽しみはとっておかないとね




今は冤罪をふっかけてくれたJKへの復讐のお話だ


覚えていろ


久津奈々子!




・・・いや違うな


これでは面白くない




言いなおそう


この動画を見ているみんな、正義を証明しよう!

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