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絶望奇譚  作者: 焼ミートスパ
第8章 有名お笑い芸能人からの喧嘩を買ってみた
28/80

27 有名人から売られた喧嘩を買ってみた

「みなさん、見ましたか!




私が


『身の危険を感じた』


と言ったら


『そんなのにはまったく意味がない』


と言っていましたよね!





『たかだかそんなことで大騒ぎするなんて被害妄想すぎる』


とも!





それなのに自分の身に降り掛ったら


『なにするんだ!』


ですよ!



ボクの時と違って傷一つついていなにのに!」




生放送中なのをいいことにここぞとばかり責め立てた




ド素人なので演技くさい


でも説得力があるから誰も言いだせなかった


そういうこと



・・・いやここは(お笑いの)芸人プロなんだからいい感じのツッコミをすべきだと思うぞ





放送事故同然のボクのトンデモ発言のためスタジオ中が凍っていた




あれ?


ひょっとしてやらかしたかも?(汗)





ちょうどいいや


敵だらけだから撤収しよう



「世の中おかしい、いや失礼、皆さまのうちの多くはやっていいことと悪い事くらい判っていますよね、おかしいのはこの番組、いや放送局でしたね」


テレビカメラに向かって言ってみた


「つきあってられないのでこれで失礼します」





スタジオを出て控室に戻った


そしてペットボトルのお茶を一口飲んだ所でADざつようがかりさんが飛び込んできた


「すみませんがスタジオに戻ってください!」


必死になって説得にきた





そりゃそうだ


2時間の特番なのに開始5分でメインのゲストが退出したんだ


放送局としては『なんとしても戻る』一択だわな



でもボクだって言いたい


痴漢冤罪被害者を晒しものにする気満々の番組やつらスタッフのために戻る気はない!

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