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18、魔道具師ホリック

司達はシラヌイの城に戻った。

三人はいつも通りに食事をして、床についた。

しかし、司は余りしゃべらなかった。


夜が明ける。

司はラリーの訓練で、防御力、スピード、魔法防御力がぐんぐんと上がった。

ただ、攻撃力は他の一般兵にも少し劣るくらいだった。

「司は剣の才能はあまりないのかもしれないな」

「くっ」

ラリーの言葉に、司は唇を噛んだ。


昼になり、集団での鍛錬の時間が終わった。

「司、お昼にしましょう」

「ミクル?」

「司さん、元気がないみたいだし、ちょっと心配しています」

「ユーリ……ありがとう」

司は屈辱感を隠しながら礼を言った。


食堂に行くと、パンとスープが用意されていた。

「いただきます」

三人は食事を始めた。

「司さん」

「何だ? ユーリ」

「司さんは自力で戦いたいんですよね」

「ああ、まあな」

司は不機嫌そうにパンを囓った。


「司さんにもしかしたら、ぴったりの方法があるかも知れないと思いまして」

「ぴったりの方法?」

「魔道具の作成と使用です」

ユーリの言葉に、ミクルが大きな声を上げ立ち上がった。

「魔道具!? あんな古びた道具に頼るの!?」


ミクルの声に、辺りの人たちが振り向いた。

ミクルは気まずそうにしてから、椅子に座った。

「魔道具なんて、今作れる人居るの?」

「はい、町外れに一人、ホリックさんという男性が魔道具を作っているそうです」

「魔道具って何だ?」

司の問いかけにユーリが答えた。


「誰でも魔法を使えるようになる道具です。魔法石が必要になります」

「魔法石?」

「コレよ」

ミクルがポケットから綺麗な色の石を出した。

「魔力を媒介する石よ」

「へー」


司はミクルから魔法石を受け取ると、光りにかざした。

「綺麗だな」

「結構、高いのよ。まあ、私くらいの魔法使いには無用の長物だけどね」


ユーリが言った。

「司さん、ホリックさんに会ってみますか?」

「是非、会いたい」

司の答えを聞いて、ユーリは頷いた。

「それじゃ、午後は魔道具屋に行ってみようか」

「ありがたい」


食事を終えると、三人はホリックの魔道具屋に向かうことにした。

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