待っていますから。
掲載日:2020/07/11
改札口で、毎日ーー
大きく口を開けて待っています。
あなたのは新鮮ですね。
まだ駆け出しの味がします。
それでいて。
まるで、瑞々しいお野菜のような。
きっと、まだまだーー伸び代があるでしょう。
楽しみです。
次にやってきたあなたのは……
まさしく真っ盛りな、留まることを知らない情熱。
ただ濃い。 熟練の域だ。
分厚いステーキのようでいて、噛みしめる度に旨みが迸ります。
まだ……もっと先がある。 そう感じたから。
そして遂にーーその時が来た。
何処に向かうでもなく儚い、まったりとしていました。
渋みであったり、独特の苦みや酸味。
あぁ、逝きたかったのですね?
潜った先で、お導き致します。
プラットホームから。
現実という名の地獄から解き放たれますようにと。
改札口という選別。
夥しいなかから、無駄を省くーー死神の鎌。
飛び込んだ景色を、真っ赤に染め上げていった。
悲鳴は、抜群の調味料。
切符を通す際に、決して呑まれないようにしてください。
予約更新をミスりました(爆)




