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アラサーママ異世界奮闘記  作者: リーシャ
6/8

第6話



さてさて………困った。


あのサメもどきをぶちかますのは決定したが、そこにいくまでの過程をどうするか。



現状確認をしましょう。


私はサメに瞬殺されるぐらい弱い。

それをどうにかするためには、とにかくレベルをあげるしかない。


それと、チョ~大事なのが…………靴!!!

靴、食べられてないんですけど~。

靴ってどのくらいで消化されるんでしょうか?そもそも消化されるのか?


今すぐ戻って、サメやっつけて靴取り出したら………“私”出てきたりして………

いやいや、マジ笑えないでしょ。


まあ、サメと戦える段階じゃないから、杞憂だろうけど。


靴よ………


最後まで諦めないぞ。








ってか、てか。


聞いて!


私、激やせしたんだけど!!


異世界来て今日で、23日か24日目。(生き返ったあとの記憶1日ぐらいない)


私は太ってた。162cm、72kg。完全、デブ。

それが、砂漠をさ迷って徐々に減ってきてるのは分かってたけど、(食べ物食ってないからな、ハハッ)死んで一気に痩せた。


二の腕もお腹も太ももも、細い&ペッタンコ。

多分だけど、失った部分への補填で余分な肉が回されたのかなって思う。

なんか一つでもプラスなことがあると気分があがるよね。


①サメに瞬コロされる弱さ

②靴がない

③痩せた

④ジーンズぶかぶかで右が喰われて短い

⑤お湯の謎


今気になるのはこの5つかな。


⑤気になるよね。


いくら分からないぐらいボーッとしてたからっって、でっかい水球がお湯にはならないでしょ。ぬるぅくはなるかもだけど、あれは

完全にお湯だった。


多分、魔法で!ではないでしょうか?


何かをやったんだろうな。私。


切実にお風呂に入りたいってずっと思ってた。レベルが上がって、砂漠なのに結構な量の水を扱えるようになって、ありがたいとは思っていた。だがしかし………だよね。


お米が日本人のソウルフードだとしたら、

お風呂は?ソウルプレイスとかか?

魂が震える場所みたいな………



もう、入りたくて。入りたくて。入りたくて。って心の思いを、魔法でどうにかしちゃったんだと予測。


その思いがあれば、もう1度出来るはず!
















あれっ?


もう真夜中です。


氷ができました………


お湯どこ行った?


魔法の原理。全く分からず使っております。


《氷の作り方》


まず、右掌に水球を浮かべます。

そして、左手に大気を感じるイメージをして、一気に水球にぶつけ、こねます!

こねこね、こねこね。

あら、不思議。

氷の出来上がり~













朝方。


氷をナイフみたいにし、トカゲの皮を切断はするのに成功しました。


やったぁ!


結構、トカゲ皮が頑丈でめっちゃ苦労しました。


ドロップの事を知らずに体全部が残ったままママチャリのアイテムボックスに突っ込んでいたトカゲ達。アイテムボックス内は時間経過がないせいで、たくさんのトカゲをばらしたら、トカゲバラバラ事件現場のように悲惨なかんじになりました。大丈夫!必要な物以外ぜーんぶ水で流しといたから!オアシスの外に………


皮とか骨とかで家を作ってみました。ママチャリの聖域をグルーっと囲むかんじで。水魔法のおかげか聖域の遮断機能のおかげか解体したばっかりのトカゲの皮でも変な匂いはしません。骨にこびりついていた残り肉も、水魔法を高圧洗浄器みたいに指先から出せるようになって吹き飛ばして解決しました。






………寝よっ………………








なんか体はそんなに疲れていないのに、精神的にやっぱり参っているのか、変なテンションで色々やってしまった。


新しい魔法が使えて嬉しかったし、どっちにしろ、レベル上げするためにこのオアシスを拠点にして動こうと思ったから、トカゲの皮骨おうちいいんだけどね。


トカゲの皮を細く切って編み込んで靴らしきものも作ってみた。絶対靴には見えないけど。わらじみたいな………と、とりあえず、靴の代わりになればいいんだから、いいの!


ホント、氷ナイフ作れるようになって、サバイバルにナイフは必要だと実感する。トカゲの肉の塊も薄く切って食べれるし、果物も切って食べれる。それだけで、すこし人間らしさを取り戻せる気がする。

食べてるのが結局は生肉だったとしても……ね。










おっはようございまーす。

やっぱ人間寝るときは、部屋に包まれてる感が大事ですよね!トカゲの皮で覆ってるだけだけど、屋根らしきものがあって安眠でしたよ。


………早く建物と再会したいなぁ


って、睡眠時間2時間?


すごく寝た気がしたんだけどなぁ。















やっったぁ。ついに、ついに!


お湯になったよ!


一昨日は出来なかったけど、ずーっとずーっと、お湯にするために永遠と気絶するまで暗い(トカゲ屋根があるからね!つーか、雑にしかできなくて明かりが入りまくりでそんなに暗くはなかったけど。実際は)聖域の中で水魔法を繰り返し使って、魔力がなくなったら気絶して、回復したら、また気絶するまで魔法を使った。


今は昼の13時。

ずっとぬるいお湯は出来てたけどさぁ。

私が求めていたのは42度ぐらいのお湯。

それが出来るまでって頑張ってたら、いつのまにか熱湯になるまでやってた。


一昨日からずっとやってた。


夜中にやると氷しかできなくて……陽が昇ってからやっとぬるいお湯になった。温度が上昇するに連れてお湯の温度も上がっていって………


外気がかなり関係するみたいだ。


熱湯作れるようになってからは、ものすごっく魔力を消費するけど、昼でも氷を作れるようになった。


あっ、ダメだ。ちょっと大きめの氷作ったら一気にキたっ。はい、ブラックアウト~~~













ふわっと意識が上昇してきた。


けど………


動けない…………………



やっぱり、死んだのがかなりのダメージだったんだろうな。


ここ何日かのテンション。

あきらかに変だったよね。



実は……


まず私がしたのはお湯への探求じゃなかった。


まずは、レベル上げじゃぁ!とか意気込んで、マップ見ながらトカゲ探しをしたんだよね。

トカゲ相手だったら、聖域さえあれば、どうにか出来るって思って。


そしたら、まあ歩いて3時間ぐらいのとこにトカゲのマークがめっちゃ出てて。(トカゲ大量に倒してからマップに表示されるようになった。『オオトカゲ』って)


そこまで行ったんだ。ルンルンしながら。


でも……


トカゲ、いっぱいいたよ?

ちっちゃいのからめっちゃ大きいのまで。色が違うのもいたし、トカゲか?って疑問に思う謎生物もいた。


水場と緑と岩場があって、トカゲ達の楽園だった。


それを遠くから呆然と見てた。


私は何もできなかった。


だって、私は完全に部外者だったから。


レベル上げがしたいからって攻撃されていないのに、楽園でのびのびと暮らしているトカゲ達をどうにかなんてできなかった。



私はどこでラインを引けばいいんだろう。


ここが異世界であっても、何でもしていいって訳じゃない。


自分のラインを見極めなければ、息子に胸を張って会えなくなると思う。


ユウマの事を考えると、もっともっと心が病みそうで、普段は心の奥底に押し込めてる。

何回か思いが暴走してユウマ恋しさに、ワーッてなったから。


でも、考えなきゃ。


胸張って、頑張ったよ!ママ。って言える自分はどこで線引きをするべきか。


攻撃されたら?

そしたら、もちろん反撃するよね。


今のところ、トカゲとサメしか遭遇してないからいいけど、魔人いるっチェック言ってたじゃん?魔ってついてても、結局は知能がある生き物だよね?多分。いや、多分じゃないか。


魔人と人族は昔からいがみ合っているらしい。いがみ合うにしろ、そのまま戦うにしろ、意志が通じるってことだよね?

その意志が通じる、知能がある魔人をやっつけるって自分の論理的にどうなの?


私はいくら甘いって言われようと、人殺しにはなりたくない。知能で交われる相手を殺すこともしたくない。


だからって生物は殺していいのか?


攻撃されて、攻撃仕返すのであれば、そこは生物でも、人でも魔人でも区別をつけないべきなのではないか?



でも………でものループになっちゃうね。


もう、こうなったら、感覚で分けるしかないな。


自分がルール。


トカゲやサメはOK。意志が通じる生物はNG。


とにかく、子供のもとに戻った時に、胸を張れるか張れないかで考えよう。


現実逃避して、ヘンテコな家に閉じ籠るのはやめてどうやったらレベル上げできるかちゃんと考えよう。





そう考えたら気持ちが落ち着いてきた。


やっと普通に(・・・)睡魔が襲ってきた。


魔法を限界まで使ってブラックアウトしないと眠れないって本当に精神的にキてたんだなぁ~とか思いながら睡魔に身を任せて普通の眠りに落ちていった…………………




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