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食事をすませ、ふたりはまったりと広場のベンチでくつろいでいた。 街行く人たちに目を向けると、ちょうど荷馬車が通りかかった、その荷馬車は商人の物のようで商品とおぼしき物がたくさん乗せられている。 アールはそれを見て次のとこにいくのに相乗り馬車はどうかとおもい、ヨルに話しかける。
「なぁヨル、次の行く場所まで足として馬車はどう思うかな?」
「ワン」
「あ、そうだよなまずは行き先を決めないとな」
アールはヨルに次の場所はどこ?、と聞かれまだ決めていないことを思い出して、魔法のカバン――サイズを五分の一にしてくれる物ただし重さまでは軽くならない――から旅のお供を取り出すのだった
「行き先を決めるならこいつで決めないとな」
アールが取り出したのは約30cmのただの木の棒だった、とくにこれといった特徴や魔法効果がかかっているわけではない、ただの木の棒だがアールは旅の途中で拾ってからは大事に扱い、分かれ道や漠然とどこに行くなどのことを任せている、それと名前もちゃんとついていて、名をオルテスと言う。
「オルテスまかせぞ、それ」
オルテスを地面に垂直に立て上においた手をはなす、カランッカランッと音を鳴らしながら示したほうを確認してからここら辺の地図を出し、その地図で確かめると歩いてそこそこの距離に町ゲワッテがあるようだ、それほど急ぐ旅ではないので歩いていくほうが楽しそうだとアールは考え馬車に乗るのをやめた。
それとオルテスを忘れないうちにカバンにしまいヨルに行き先の話をする、それからすぐに出発するのはもったいないと考えすこしぶらついてから街を出ることにした。
ヨルをともなって大通りを観光していると物々しい人たちが大きな建物に出入りしているのが目に入ってきた、その建物は冒険者ギルドで出入りしている人たちは冒険者である。 冒険者と言う名前はずいぶんと昔に地図にも書かれていない秘境の地や人たちにあまり知られていないお宝になりうる物を取ってくる冒険を生業にしていた者たちのが冒険者と呼ばれていて、それが今も呼びやすいなどの理由で使われ続けている。 今の冒険者のおもな仕事は、畑を荒らす動物などを狩ったり依頼された薬草や森の奥などにいる動物など、危険なものだと盗賊の退治や傭兵などたきにわたる仕事がある、さらに危険なものが魔獣と呼ばれる動物を狩猟するものだ。 魔獣とは魔法を使ってくる動物のことで、強い動物の中にも魔法で身体能力を上げてくるなどしてくるのもいるが、魔獣はさらに火を吐いたり雷や岩を飛ばしてきたりする、種類などにもよるが大きな体で空を飛んだりするのがいたりする。
「お、街の冒険者ギルトはやっぱり大きいし人の出入りも多いな」
「なんだ?」
アールはすこし大きな声で冒険者ギルドにむかう3人組の会話が聞こえてきた。
「ちょっとアーロン、昨日のあそこで無理に攻撃しなくても私の矢で足止めしてからでも、いいでしょ!」
「おいおいシェリーあそこの攻撃が効いたから、あいつの気がそれたんだろうが、そしてすかさずミカエルのハンマーで頭をぶったたいて相手はダウン、そこで俺がとどめを刺す! どうよ俺すごくないか」
「なにが俺すごくないかよ、ミカエルの機転があったからでしょ! 私の弓矢で後ろ足を集中的に狙ってたんだからもう少ししたら安全にしとめることができたんだから、そんなに危険を冒さなくてもいいでしょ!」
「えー、危険って言ってもたかだかイノシシだろ平気だって、まあすこし大きいかなとは思うけど」
「なにがすこしよ、2mをすこしとは言わないわよ、ミカエルもリーダーなんだから少しは言いなさいよ」
「たしかにシェリーの言うことも正しい、アーロンが危険を冒すとみんなが危険になるかもしれないからこれから気おつけてくれ、それとシェリーも文句があるなら反省会のときだけにしてくれ、こんな大通りで大声を出すもんじゃないぞ見てみろ通行人たちに見られているぞ、分かったなら今度から気をつけてくれよな、シェリーにアーロンも」
「わ、わかったわよ!」
「お、おう」
「それじゃ冒険者ギルドに行って仕事でも探そうか」
「そ、そうだな、ようしもっと稼いでやるぜ!」
「もう、無理するとこっちまで危険になるんだからね!、やめてよね」
「大丈夫だって」
「分かってるのかしら、もう」
「ほら、二人ともいくぞ」
「はーい」
「おうよ」
3人組は青年二人と少女が一人の組み合わせで、ミカエルと呼ばれた青年はリーダーであり、人族でありながら大柄で、鎧や盾でしっかりと守りを固めて皆の盾の役割をしている。 アーロンは獣人族で狼の耳やしっぽの特徴がある、腰には二つの剣をぶら下げている、皆の攻め手をになっている。 そしてシェリーは背中に羽のあるのが特徴の鳥人族で弓矢でみんなのサポートや敵の妨害などをやっている。 3人は昨日、街からの依頼で周囲にあぶない動物などがいたら狩るという依頼でイノシシを狩ってきたようだ、そのイノシシとの戦いに中で仲間があぶない事をしていたのをしたので注意をていたら途中から声を荒げたよだ。
アールが3人組のそんなやり取りを見ていて、青春しているなぁ、と思っているとヨルにせっつかれて観光の続きをするのだった。
ヨルをともないきれいに石畳で舗装している通りを歩いているて、均一に加工された石やレンガで建築されたお店や民家をながめていき、朝を少し過ぎた時間になり街を出る時間にちょうどいいと、宿に旅行荷物を取りに戻ってから街の出入り口に来た。 町ゲワッテへとアールとヨルは出発するのだった。
「よし、ヨル出発するぞ、もし襲われてもいつもみたいに全力で逃げるぞ、俺たちはぜんぜん戦えないからな!、もしあぶなくなったら出来れば近くの誰かに助けを呼んで来てくれよ」
「ワフゥ」
「よしいくぞ!」
「ワン!」
ヨルにアールが情けない事を頼んできても、仕方ないなぁ分かったよと返事をして、アールとヨルは気持ちあらたに出発をするのだった。




