悪魔VS騎士編(11)
明はケントに会いにいっていた。
『どうした、いきなり。』
『光治君がまた無茶を…。』
『そうか、そんなことが。お前は光治達を止められなかったことを悔やんでいるのか。』
『いえ、違います。』
『?』
『光治君が無茶をすることを手伝えないことが悔しいんです。』
『ふふっ、そうか。お前も変わったな。信じる、これもお前が彼らの為にできることの一つだと思わないか?』
『信じる…だけですか?』
『信じる、だけだ。だが、お前が彼らの為にできる最大限のことだ。』
『わかりました、信じます。光治君達を。』
『後始末は俺達に任せとけ。』
『はいっ。』
光明は舞に公園に呼び出しをくらっていた。
『行くのね?』
『うん。戦うのは花月、回復役は刹那だけど。』
『これ、持ってって。』
『これは?』
『うん、お守り。何もないよりいいと思って。』
『ありがとう。じゃあ、行くよ。』
拓也は
『明日は、決戦だ。』
筋トレをしている。
広梳は一日中寝ていた。
光治は塁に会いに行っていた。
『明日、大事な日なんだ。』
『うん、それで?』
『き、キスでももらえたらやる気でるんだけど。』
塁はいきなり光治に優しくキスした。
『なっ、不意討ち!今のなしっ!』
『フフッ、頑張って来てね。』
塁は何も知らない。
そして、当日、
敵の本拠地にて。
『よし、行くか。』
『光治君、早速ゾロゾロおいでなすったよ。』
芦来河は棒を取り出すと、構えた。
『光治、ここは俺達に任せろ。』
拓也もカウンターの構えだ。
『俺様一人で十分だっての。だがまあ、しかし、お前らと背中を預けて戦う日がくるとはな。』
花月には構えがない花月がダラッする、それが構えだ。
そして、開戦。
光治は一人、フードの女を探していた。そして、見つけた。ボスとともに。
『なっ、赤色の悪魔。貴様、生きていたのかっ!』
『ここはお任せを。』
光治はボスを一蹴すると、フードの女を捕まえた。