広梳編その1
始めはたぷ友好会に全く興味のない光治を明の努力により、なんとかたぷ友好会に入れることに成功した。
『……ありがとう。でも人間には迷惑をかけられない。(時計を見て)もう行かなくちゃ』(コロポックル)
『まて、行くな…。…おい。…俺も……一緒に…。』ガバッ。(起きた)
『はっ。夢か。何だったんだ。』(光治)
…そして学校。
『ねえねえ、知ってる?』(舞)
『何をだよ。』(光治)
『今日、転校生がくるんだって。』(舞)
『ああ、それなら僕もきいたよ。ところどころで問題を起こしてまわってる超問題児だってね。』(明)
『そうそう。なんでも前の学校じゃあ、校舎を全焼させたって。』(舞)
『その前の学校じゃあ、先生達の財布の金を盗んでいったとか。うわさはいろいろあるけど、全てやり方が巧妙で犯人は特定できないんだ。ただ、彼だといううわさだけで。』(明)
『へぇ〜とにかくすげぇ奴なんだな。ん?おっともうこんな時間だ。全校朝会始まるぜ。』(光治)
…そして全校朝会。
がやがや。(騒音)
『(マイクで)お静かに。今から転校生を紹介します。え〜と、彼は普通科普通コースの1年A組の…』(教頭)
転校生は教頭からマイクをとった。
『城戸 広梳です。よろしく。』
髪は茶髪…というよりオレンジで、首すじまであり、ゆってある。そしてなにより女の人のようにキレイな人だった。
『広梳!?』(光治)
『あれが転校生か…。みるからにワルだね。しかもうちのクラスじゃんか。』(明)
…まさか。
『ん?どうかしたのかい?』(明)
…そして教室。
『改めて紹介します。城戸広梳君です。』(担任)
『城戸広梳です。』(広梳)
『広梳!』(光治)
ガタッ。(いきなり席を立つとなるあの音)
『光…治?』(広梳)
『広梳じゃんか。いつこっちに来たんだ?』(光治)
『昨日だよ。フッ、まさかお前がいたとはな。』(広梳)
『はいはい、二人ともそこらへんにして席に座りなさい。』(担任)
…そして放課後、
『広梳ー。』(光治)
『ん?なんだ?』(広梳)
『お前、たぷ友好会に入らねぇ?』(光治)
『なんだそれ?』(広梳)
『………ということなんだ。』(光治)
『まってよ。私は反対よ。』(舞)
『僕も』(明)
『どうやら入れないみたいだな。』(広梳)
そうして広梳は帰った。
『なんでだよ。』(光治)
『だってあんなワルいれられないじゃなーい。』(舞)