光明の活躍その1
学校の廊下でのこと、
『あ〜、今日も暑いな、明。』(光治)
『そうだね、光治君。僕もあんまり暑いんでロン毛切っちゃったよ。』(明)
『おおっ、いつの間に。よく切ったなぁ〜。お前のシンボルとでもいうべきものを。』(光治)
『まあ、冬には冬、夏には夏のスタイルがあるもんだよ。人間、臨機応変に生きなきゃね。』(明)
『……まさかオタクに物をおそわる事になるとは。』(光治)
『あっ、それ差別だよ、光治君。』(明)
そしてそうこうしているうち、
バッタリと廊下の角で誰かに出会った
『フ、フ、フ、ここであったが千年目、覚悟しろっ。』(光治)
『誰?お前。』(拓也)
ずてっ。(光治こけた)
『ひ、人の顔を忘れるとは……。テメェ、それでも人間か!』(光治)
『いや、以前、光治君も僕に対して似たようなことあったから。』(明)(ツッコミ)
『ああ、確か光治だっけ。和田光治。お前、有名だからな。千年目っつーか、昨日会ってんじゃねーか、バカッ。』(拓也)
『んだとコラッ。』(光治)
『んじゃ、俺バカにかまってる暇ねーから。』(拓也)
そういって拓也はどこかに行った。
『あの人は…神之麹 拓也君だね。昔からの友達とかなの?』(明)
『初めて会ったのは昨日だ。』(光治)
『き、昨日!?』(明)
『あれは今思い出してもムカつく。』(光治)
回想
日曜日、光治はそこら辺を散歩していた。
そこに突然、悲鳴が聞こえる。
『キャー、火事よー。』
光治は一人でどうしたらいいかわからず、ちょうど、近くにいた通行人に声をかける。
その通行人は学校で見覚えのある顔だった。
その通行人(拓也)は放火犯を追おうとしていた。
『目の前で火事が起きたんだぞ。放火犯追うより、中の人助けるのが、先だろ!』(光治)
光治は拓也にいきなり顔を殴られた。光治はよろける。
『助けるのが先?馬鹿か、お前は。何様のつもりだ?助けに行って、でられなくなったらどうする?そして助けられる側になったら?もう、消防署へは通報した。俺達にできるのはあの放火犯を追うことだけだっ。その方が、楽で確実に社会に貢献できる。』(拓也)