ラブレター編その4
芦来河は手に持っている物を投げた。
光治達の視点で
『う〜〜、やべぇ〜、死ぬ〜。(ジェットコースターに乗っている最中)』(光治)
―ん?白い何かが飛んで…―(光治)
ベチャ、(白いものが顔についた。)
…そしてジェットコースターは止まった。
『あ〜、楽しかったですね。』(塁)
塁は光治の方を向いた。
『キャーー。どうしたんですか?いつの間にかソフトクリームを顔につけて。』(塁)
『ソ、ソフトクリームが降ってきた。』(光治)
光治の顔はソフトクリームまみれだった。
バタッ。ショックで光治は倒れた。
…そして舞達の視点、
広梳、舞、明、あずさの四人は望遠鏡でその一部始終を見ていた。
『あっはっはっはっは。』(四人)
『芦来河、やっぱおまえ天才だよ。ハハ、ビデオにとっときゃあ、良かった。』(広梳)
『でしょ、だから誘ったのよ、あははははは。』(舞)
『かわいそうだよ〜、ククククク。』(明)
『…光治君。…こんなはずじゃあ……。ププ、でもおかしーーーー。』(あずさ)
『何をバカ笑いしているんだい?まあ、いい。これで僕は失礼するよ。』(芦来河)
そうして芦来河は去って行った。
そして、光治の目が覚めた。
『ん!?ここは?』(光治)
『休憩所のベンチです。大丈夫ですか?』(塁)
『ああ。しかしひどい目にあったな。』(光治)
『全くです。こんなひどい事する人がいるのならこらしめてやりたいです。』(塁)
『ふあ〜あ。(あくび)じゃあ、次はコーヒーカップにでも行くか。』(光治)
『はい。』(塁)
舞達の視点、
『次はコーヒーカップに行くようだよ。(望遠鏡を使っている)』(明)
『そう。何か作戦は?』(舞)
『ないな。大体、コーヒーカップじゃやってもばれるんじゃないか?』(広梳)
『う〜ん。』(あずさ)
『とりあえず様子を見てみようよ。』(明)
…光治達はというと、コーヒーカップに乗っていた。
『ところで君、あの電車の時の、芦来河との戦いの時に来た女の子だよね。』(光治)
『あ、はい。実はあの人は私の兄なんです。』(塁)
『何〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、ど、ど、ど、どびっくりだよ。だって名字違うじゃん。』(光治)
『腹違いの兄妹なんです。兄は父上とおんなじ血をひきながらできない(ナンバーワンになれない)私が疎ましいらしくて……。』(塁)
『なるほど、それで芦来河は君に辛く当たってたのか。』(光治)