表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/73

ラブレター編その1

とある日、学校裏にて。

『付き合ってください。』

『えっ!(ドキッ)』(光治)

『じゃあ、詳細は手紙に書いたんで。』

そう言って女の子は走り去ろうとする。

『待ってくれ!君の名前は?』(光治)

『あたし塁、竹林たけばやし(るい)です。(走ってふり向きながら)』(塁)

『あ、ちょっと、君は…あの時の…。』(光治)

塁は去って行った。


それはちょうど舞が植物に水をかけようと学校裏に来たところだった。←(光治と塁がいたのと反対の所)

『見たわ、見てしまったわ、光治が告白される?うーん、これは……おもしろくなりそうね。』(舞)


そして部会の後、

『じゃーな。』(光治)

『またねっ。』(舞)

『じゃーね。』(明)

『じゃっ。』(広梳)

光治が帰った後、舞は明と広梳を呼び止めた。

『ちょっとちょっと、』(舞)

『何だよ、俺達のえり引っ張んなって。』(広梳)

広梳はタバコを吸いながら話す。部屋が臭くなると悪いので窓は開けてある。

『舞…さん?く、首絞まるっ。』(明)

『あ、ごめん。それより大ニュースよ、光治が告白されたのよ。』(舞)

『マジ?』(広梳)

『ホントに?そうかぁ〜、光治君にも春が来たかぁ〜。』(明)

『光治がなぁ。あの女ベタの光治が…。どこまでもつかな。…で何をたくらんでいるんだ、お前は?』(広梳)

とたんに舞の顔がにやける。邪悪に微笑んだ、ともいいかえられるかもしれない。

『あ、バレた?もちろん邪魔をするのよ。この三人で。』(舞)

『…悪魔だ。』(明)

『何か言った?』(舞)

『…いや……何も。』(明)

『俺はパス。そんな事してるほど暇じゃねーんでな。』(広梳)

『僕も。やる気になれないよ。』(明)

『あらっ、あんた達に拒否権はないのよ。』(舞)

『どーゆう事だ?』(広梳)

『タバコの事、バラしてもいいの?停学どころか退学なるかもよ。』(舞)

『うぐっ、汚いぞ。』(広梳)

『明君はこのことにのってくれないと学校のメインコンピューターに不法アクセスしたこと、バラしちゃうかな。』(舞)

『なっ、何故それを!?記録は完全に消去したはず。』(明)

『あたしの情報網つかえば簡単よ。それより、このことにのってくれるの?くれないの?』(舞)

『のります。』(明)

『チッ、しかたない。』(広梳)

『やった。じゃあ決まりね。』(舞)

そこに部室の戸をガラッと開けて誰かが入ってきた。

『待った。』(???)

『あずさ!?まだ残ってたの?』(舞)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ