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芦来河編その3

『さてと、君の負けだね。でもこの僕にひとつでも勝てたっていうのはすごいことなんだ。引き分けにしてあげるよ。』(芦来河)

そうして、芦来河は去って行った。

『クッ、もう一度勝負しろ。』(光治)

『いつでもどうぞ。』(芦来河)


…そして女の子が来た。

『彼はフェンシングの達人なんです。勝てるわけがありません。私のために無理しないでください。ありがとうございました』(女の子)

そう言って去った女の子はどこかさびしそうな顔をしていた。

『クッ、次こそ必ず勝ってやる。』(光治)


…そして部会、

『…っつーわけで負けちまった。』(光治)

『負けたの?』(舞)

『つーことは解……散?』(明)

『いや、奴はひとつでも勝てたから引き分けにすると言っていた。』(光治)

『やっとこさっとこだな。…で、お前はこのままでいるのか?』(広梳)

『まさか。再戦の約束をしたさ。』(光治)

『もう一度戦うなら、ケントさんに鍛えてもらったらどうかな?』(明)

『強いのか?』(光治)

『うん、かなり。』(明)


…ということでケントさんと話をつけて日曜日にけいこをつけてもらうことになった。


…そして当日、

『じゃあ、行くぞ!』(ケント)

『はい。』(光治)

…そして猛特訓が始まった。

…『初撃が遅い。』

…『攻撃のあと相手の攻撃をよけられる余力を残しておけ。』

…『足!』


…そして特訓が終わった。

『いいか、今日の特訓はその芦来河という奴に対してはほとんど意味ない。』(ケント)

『えっ!そうなんすか』(光治)

光治はこれまでないというほど落胆の顔を見せた。

『まともに勝負すればな。何年もやって来たやつに今日一日やっただけの奴が勝てるわけがない。大切なのは工夫だ。その芦来河って奴に勝てる工夫をしろ。それにお前自身も少しはマシになっているはず、勝率は前よりは確実に上がっている。』(ケント)

『はい。』(光治)

『あとはお前しだいだ。』(ケント)


…そして、学校(芦来河のクラス)にて

ガラッ。(教室のとを開ける音)

『芦来河ぁ〜〜〜、今週の日曜、同じ時間、場所で勝負しろ!』(光治)





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