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広梳編その5

『…何故そんなものが?』(光治)

『この缶づめ、あの銀行の半径1キロ以内のとこに至る所に仕掛けられてたんだ。たぶんこれが連続殺人犯達の作戦だよ。身近な所で事件があれば、他の事なんてかまってられないからね。君は運が悪い事に君のいた所にその缶づめが仕掛けられていたってことだね。』(明)

『そーゆうことか。でも俺は気絶する前に見たんだが、奴ら(殺人犯)は途中で消えたぞ。』(光治)

『本当かい?現場に行ってみようか。』(明)


…そして、

『…町中まだ臭うな。』(光治)

『臭いね。まだ臭うのだから、当時、どれだけのものだったか容易に想像できるだろ?』(明)

『ああ、俺が倒れたのも当然ってことか。』(光治)


…そして

『着いた。ここら辺で消えたんだ。』(光治)

『…マンホールがあるね。たぶんここから…、…誰がフタを閉めたんだろ?』(明)

『犯人は三人しかいなかった。たぶんあとから広梳が…。舞の方はどうなったろ?』(光治)

『合流してみようか。』(明)


…そして、明ん家にて。

『奴らのアジトに行って武器を使えなくしておいたわよ。』(舞)

『よしっ、よくやった』(光治)

『盗聴器からは?』(明)

『要約すると、あの缶づめ、ライトクリッシュと言って広梳が作ったんだって。凄いわよねー。あのイギリスの臭い缶づめよりも数十倍臭いとか。』(舞)

『そんなことはどーでもいいんだよ。』(光治)

『こっからが本題よ。金は手に入れた。あとは十何年か前、俺達の邪魔をしたやつらに復讐してやるって言ってたわ。』(舞)

『復讐か…。何をする気なんだ。』(光治)

『何をするにしても、止めないと。』(明)

『それで日時は、……明日よ。』(舞)

『明日!?』(明)

『明日かよ、それをはやく言えよ。』(光治)

『それがわかったって今は何も出来ないでしょ。』(舞)

『ム…。』(光治)

『確かに。』(明)

『今は待つしかないのよ。』(舞)


↓(舞が盗聴機から実際聞いた話)

『やったでやんす〜。これでおいら達、大金持ちでやんす。』(2)

『確かに、うまくいきましたね。これも3の作ったライトクリッシュのおかげです。』(1)

『あの世界一臭いイギリスの缶づめの数十倍臭いらしいからな。全くたいした奴だぜ、お前は。』(ボス)

『フッ、まあな。あんたに昔受けた恩は返すさ。…ところでこれからどうするんだ?』(3)







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