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広梳編その4

『ブハハハハ、バカだぜ2の奴。(爆笑)』(光治)

『光治君も静かにしててよ。今からが大事なとこなんだから。』(明)


『朝、丸日銀行の金を盗む。10時決行だ。』(ボス)

『わかりやんした。』(2)


…そして当日。

『くっそー、っんで、ケーサツの奴らは連続殺人犯が銀行から金を盗むっつっても信じてくれねーんだよ。』(光治)

光治は丸日銀行が見えるビルAの屋上でトランシーバーを使って明と話している。

『まあ、それは仕方ないよ。警察ってのは証拠がないと動かないからね。』(明)

明も銀行の裏でトランシーバーを使って光治と話をする。

『チッ、だから対応が遅れんだよ。』(光治)

『ははっ、そうだね。それとも以前に光治君が警察のブラックリストに載るようなことをしたんでないかい?』(明)

光治は何か思い当たる節があるかのように間をおくと、

『ありえねーな。』

とだけ言った。


…そして、

『あっ、奴らが来たっ。武器は持ってないようだが?隠してるのか?まあいいか。で、どーやってやつらを止めるんだ?』(光治)

『銀行の職員には悪いけど、投げると、吸うと眠ってしまう煙がでてくる爆弾を使う。これを使えば銀行中の人間が眠ってしまうはずだ。その間に3人を捕まえる。』(明)

『ああ、ゲームでよくある眠り爆弾っつーやつだな。どうやってそんなもん手にいれたんだよ。』(光治)

『知人に警察がいるんだ♪そんな事より、ゲームと一緒にしないで欲しいな。これはとても危険なものなんだから。で、奴らは?』(明)

『今、銀行に入った。』(光治)

『じゃあ、行くよ。』(明)

『おう、気をつけて行ってこい。』(光治)


…そして、少しして、明が入口から出てきた。

『どうだった?』(光治)(トランシーバーで)

『完ペキ。』(明)(トランシーバーで)

『あっ、』(光治)

『ん!?』(明)

『奴らが銀行の裏から出て行く。』(光治)

『なんだって?』(明)

明は銀行の裏に行った。

『いないよ、奴らはどこに行った。』(明)

光治からの応答がない。

明は嫌な予感がしてトランシーバーに向かって叫んだ。

不安から声もだんだん大きくなる。

『光治君!、光治君!!、…光治君!!!』(明)


…そして

『んっ、ここはどこだ?』(光治)

『目が覚めたかい?ここは僕ん家。もう少し寝ているといいよ。』(明)

『奴らはどうなった?』(光治)

『逃げられちゃったよ。』(明)

『ごめん、………俺のせいたな。』(光治)

『いや、光治君のせいじゃあない。きみはなんで気絶したか覚えているかい?』(明)

『いや、全く。』(光治)

『これのせいなんだ。』(明)

『うっ、臭っ!!ってこれ、何も入っていないただの缶づめじゃねーか。』(光治)

『この中に何かかなり凄い刺激物があったと考えられる。何も入ってないことから空気中で気化する液体か気体だろうね。この缶づめが時間になると開くようになってたんだ。』(明)

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