Side 翔
「ねえ翔!一緒に食べてもいい?」
「うちも!この前の試合超かっこよかったよぉ!」
___俺はイライラしてる。
ありえない。久しぶりに学食を利用しようと思ったとたんこの調子だ。
「ごめんね!今日俺、翔に相談したいことがあるから」
そう言って灯也がフォローしてくれているけど絶賛イライラ中だ。
「「えーー。」」
本気でうるさい。この前のバスケの試合と言い練習といい
女たちがうるさくて本気で迷惑している。
「行くぞ、灯也。」
料理を受け取り女たちにはなにもしゃべらずその場を離れる。
本気で気分が悪くなりそうだ。
「翔ー。もう少しぐらい愛想よくしたら?」
「いいんだよ。めんどくさい。」
そんな会話をしながら歩いていると
_____ドンっ!____
「っつ!」
何かにぶつかって熱々の味噌汁が体にかかる。
「...はぁ!?」
ありえねぇ。なんなんだよったく
「ごっごめんなさい!」
そう声がして下を向くと小せえ女が倒れて謝っていた。
「ったくまたかよ!!」
この手の女は7人目ぐらいだ。
こうやって訳もなくぶつかってきて気を引こうとしている。
こっちはスポーツをしてるんだし何かあると困るんだ。
「あ"ーーーもうっ!本気でうぜぇんだよ!」
そう言って怒鳴ると
「...ごめんなさい!ホント申し訳ありません!」
そうやって謝ってくるけどうんざりだ。
「そういうの本気でうぜえから!マジでやめろ。不愉快でしかない」
「ちょっちょっと、翔!言い過ぎだって!まず第一その子...
「うるせぇ。本気でうんざりだ。さっさと失せろ。」
灯也がなんか言ってくるのを完全無視する。
「...とっとりあえず床拭きますし、お金も払います...」
そう女が言ってくるけど
「いいからマジでさっさと失せろ!」
我慢の限界だった俺は怒鳴る
「.......申し訳ありませんでした。」
そう言って女はひょっこひょっこ早足で逃げていった。
前の話との量の差 笑