11.タイムマシン理論(本編ではありません)
タイムマシンをご存知だろうか?
初出は1895年にH.Gウェルズによって書かれた同名SF小説だ。
小説が出た当時、その設定に誰もが驚き、誰もが欲した。設定上で言えば、どんな時代にも戻れるのだから、誰だって欲しいのは当たり前と言える。
本来、只の夢物語で終わる筈だった。しかし、とある男がタイムマシンの実現を提唱した。
アインシュタインの登場である。
彼の説では、光を絶対速度とした時、光よりも速く動く事が出来れば過去に戻る事が出来るとある。
今回はそれに準ずる。
暮凪製タイムマシンの理論は簡単だ。
地球外周円状を動いている衛星に鏡を取り付け、ゲームキャラクターの電子情報を載せた光を照射する。ポイントは光が地球一周するようにすること。ただそれだけ。
以上がタイムマシンの作り方だが、理解して頂けたか?
理論としてはこうだ。
地球上の光は絶対速度とは言うものの空気と重力の影響を受け、ほんの少しだけ速度が遅くなっている。
地球上にいる観測者が見た光と、障害物が無い宇宙を走る光を比べた場合、宇宙を走る光の方が速いと言える。
勿論、それは刹那の差だ。しかし、光を何周も回せば、その積み重ねは幾らかになる。今回は7日前まで戻れるように何周もさせる訳だ。
ただし、このタイムマシンには制約がある。これはいつでも好きな時に未来を変えることの出来るタイムマシンでは無いのだ。
実際に使用するとこうなる。
過去に戻りたい日にタイムマシンを起動しておく。その後日、タイムマシンで過去へ戻る場合、タイムマシンを起動した日に戻るというわけだ。
そのため、タイムマシンを使用したからといって全てが何とかなる訳ではない。あくまで、タイムマシンを起動した日以降で、被害を大きくしない対策を立てる事が目的となるのだ。
以上




